神宿 塩見きら［インタビュー］アイドルで在ること「ずっと好きでいてもらうのは当たり前じゃない。だから、成長して、変化を見せていく」

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“神宿、マジか!?”と思わせられるようなステージにしたい

——塩見さんは“自分を変えたい”という想いを持って神宿に入ったわけですが、変わることはできていますか？

塩見：
そうですね、変われたとは思ってます。もっと変わっていきたいとも思っているけど。

——どういう風に？

塩見：
どうだろうな……大人になりたいですね。私、けっこう子どもっぽいところがあって。大人っぽいねっとか、真面目だよねとか、言われるんですけど、本当はそんなことなくて。さっき言ったように態度に出ちゃうところがあったり。あとは何だろうな……美しい大人の女性になりたい。やっぱり可愛らしいじゃなくて、美しくなりたいというか。

——塩見さんの考える大人の女性像とは？

塩見：
自分のことは何でも自分でできる人。あと、自分のことがよくわかっているというか、分析できているとか。周りに気を配るとか。そういうことですかね。幕張までは自分のことしか考えられなかったけど、幕張以降はけっこうグループのこととかも考えられるようになりました。やっぱり見てくださっている方を飽きさせないコンテンツ力を持ちたいなとは思っていますし。そういうことを、スタッフさんとかメンバーとけっこう話したりしますね。私からも“こういうのどうですか？”って提案することもあるし。やっぱりクリエイティヴの面でも、いろいろ思うことがあれば、私も言うようにしています。

——最後に加入したけど、そこは物怖じせず意見を言っているんですね。

塩見：
そうですね。でも、やっぱりメンバーが優しいのが大きいです。私の意見に対して、“何なの!?”って言うメンバーもいないし。むしろ“しおみぃ、よく考えてくれてるよね”っていう風にリスペクトを持ってくれているので。もちろん私もメンバーに対してリスペクトを持っています。メンバー同士、互いに尊敬し合えているのはすごく感じますね。

——それは素敵な関係ですね。現在開催中の＜神宿全国ツアー2019-2020“GRATEFUL TO YOU”＞の手応えはいかがですか？

塩見：
今回のツアーで、メンバー同士けっこう仲良くなれたというか、私自身が4人とすごく仲良くなれたと思っています。ツアー前までは敬語が抜けなかったけど、最近はタメ口でしゃべれるようになってきましたし。意識せずに対等に会話できているなって。楽屋での笑い声とかもけっこう増えたと思います。

——そういう変化があると、パフォーマンスもよい方向に変わってきますよね。

塩見：
全然変わりますね。

——メンバーとの結束が強まったツアーなんですね。

塩見：
そうですね。私もそうだけど、メンバーもそれぞれ悩みを抱えていたりとか、ウマくパフォーマンスできなくて悩んでいる姿も見ていて。お互いにアドバイスし合うこともあります。最近、全然ウマく歌えないというメンバーに対して、“もっと力を抜いてみたらいいんじゃない？”っていう話を楽屋でしたりもして。グループの雰囲気は、けっこういい感じなんじゃないかなと思ってますね。

——ツアーファイナル公演として、5月2日になんばハッチ、5月5日にKT Zepp Yokohamaが決定しました。

塩見：
楽しみですね。今回のツアーはありがたいことに全部完売させていただいて。ファイナルもこの勢いでっていう風にすごく思っています。演出もセットリストも、この2公演はこだわりたいなと。カッコいい面から可愛い面まで、“神宿、マジか!?”と思わせられるようなステージにしたいですね。