櫻井優衣(MyDearDarlin')&石橋哲也[対談]「細胞からアイドルだから、アイドルをやっていることに無理がない」

櫻井優衣(MyDearDarlin')&石橋哲也[対談]「細胞からアイドルだから、アイドルをやっていることに無理がない」

櫻井優衣(MyDearDarlin’)&石橋哲也[対談]「細胞からアイドルだから、アイドルをやっていることに無理がない」櫻井優衣(MyDearDarlin')&石橋哲也(MC・構成作家)対談

MyDearDarlin’が、1月26日(日)に<MyDearDarlin’お披露目LIVE>を開催した。FES☆TIVEの妹分グループとして結成されたマイディアは、“令和新時代の王道アイドル”をコンセプトとしたアイドルグループだ。今回、Pop’n’Roll編集部では、お披露目直前の貴重なタイミングに、櫻井が自身の恩師と語るMC・構成作家の石橋哲也との対談をセッティング。石橋はエイベックス・アイドルアカデミーで講師を務め、わーすたやSUPER☆GiRLSのトークレッスンや番組構成、まねきケチャ、FES☆TIVE、ナナランド、26時のマスカレイドなど、数多くのアイドルのMCや構成作家を担当してきた。石橋がMCを務めていた番組で出会ったという2人の初対面エピソード、お互いをどう思っているのか、さらにはMyDearDarlin'の未来について語ってもらった。付き合いの長い2人の対談は、アイドルグループの課題について深く語り合う場となった。

石橋哲也
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石橋哲也

今度は僕がアイドルの子たちのセカンドキャリアを支えたい(石橋)

ーー以前、櫻井さんにインタビューをした時、支えてくれた方がたくさんいたみたいなことをおっしゃっていましたが、石橋さんはその中の1人ですか?

櫻井:
はい。1人っていうか、えーと日本語が……。大……大先頭の人です。

石橋:
え(笑)? すごいバカっぽいね(笑)。俺が言うのも違うけど、“大恩人”って言いたい?

櫻井:
はい(笑)。ソロのタイミングでも、全部支えてくださった方です。

石橋:
大先頭って言われても全然嬉しくない(笑)。

ーー当時のことを教えてください。

石橋:
優衣ちゃんが最初のグループを卒業してソロアイドルとして再始動する前、アイドルライブの関係者席で偶然会ったんです。挨拶に来てくれて。そこで今後のことを軽く相談されたんです。どうして久しぶりに会う僕に相談するんだろうと疑問に思ったら、お母さんに相談したらお母さんが“今度会ったら石橋さんに相談しなさい”って。僕、お母さんにはお会いしたことないし、しゃべったこともないんですよ。なのに謎の信頼。それが“大恩人”のきっかけだと思います(笑)。

ーー偶然に居合わせたアイドルライブが始まりなんですね。

石橋:
そうなんです。目の前にこんな才能を持ちながら、16〜17歳でグループを卒業して人生どうするかで悩んでいる子がいる。僕なんかは32歳で芸人を辞めた時、いろんな人の助けがあって今の仕事に就けたので。いい歳をした大人の自分でさえ、たくさんの方に支えてもらって今があるのに、こんな17歳くらいの子が自分1人で道を切り拓いて、セカンドキャリアを築くなんて無理じゃないですか。今はスポーツ界でも、引退した選手の就職先を斡旋したりとか、そういう会社ができているくらいなのに。ろくに勉強もしてない(笑)、こんな若い子がいきなり路頭に迷って……。

櫻井:
中学1年生くらいまでは、勉強頑張ってましたよ(笑)。

石橋:
この頃から“そんなに困ってるんなら”ってことで、“じゃあ、こうしてみたら”とかアドバイスを言うようになりました。あと実は、僕の周りにもアイドルを辞めた後のセカンドキャリアを応援してくれる人たちがいるんですよ。例えば、ゲームが好きでもう就職したいという子にはゲーム会社を紹介してあげたりとか、今一生懸命働いていますよ。僕自身が周囲のみなさんに支えてもらったので、今度は僕がアイドルの子たちのセカンドキャリアを支えたい。ビズリーチみたいなもんです(笑)。でも、駆け込み寺ではないですから、まったく知らない子はそうもいきません。優衣ちゃんもそうですけど、(これまで見てきた)ライブへの姿勢とか、番組に臨む姿勢とか、挨拶とか、そういうのを全部見た上で、“この子がこのまま埋もれていたらもったいない”って思った子だけどうにかって感じです。

櫻井優衣(MyDearDarlin’)
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櫻井優衣(MyDearDarlin’)

ーー誰にでも手を差し伸べるわけではないと。

石橋:
残念ながら。だからお金をもらったりもしません。(櫻井は)その中の1人というか、たぶん1番最初ですね。(櫻井は)すごい自己肯定力が低くて、すぐ悩んでしまう。そういう時は“君はもう2回死んだも同然なんだから、自分で自分を認めてあげなきゃ誰が認めるんだ!”って。これくらい厳しく言います。でも、ぶっちゃけた話、僕が観たいんですよ。もう1回、この子のステージを! ここまでホント長かったですね(笑)。今回のデビューまでの充電期間にバイトするって言うから、“それよりその間にタレントとして特技にできることを身につけようよ”と勧めたりして。

櫻井:
それで、ネイルの資格を2つ取りました。辞めてからネイルの資格のテストまでの期間があまりなくて、勉強期間が全然なかったんですよ。“1つの試験に最低3ヵ月は時間をかけないと取れないよ”って言われてたんですけど、ファンの人に“取ってこなきゃ帰ってこない”みたいなことを言っちゃったので。どうせやるんだったら、取りたいからそう言ったし、3ヵ月で2つの試験を受けて、どっちも取りました!

ーーすごい……。もう毎日勉強漬けみたいな感じでした?

櫻井:
そうです。だから、その時はバイトもできなくて。でも、取る!って宣言することによって……追い込むというか。過去を振り返って、自分の中で変わっていきたいという想いで資格に挑みました。まあ方向性は直接的には芸能じゃなかったかもしれないんですけど、今まで頑張ることが1つしかできなかったのが嫌だったので、これから芸能を本気でやっていきたいって思えたからこそ、違うことを全力でやろうと思って。それまで2つの試験と芸能という3つのことを同時に頑張るなんてしてこなかったので、(マイディアの)デビュー前に少しでもそういうことを経験していれば、少し考え方が変わった私でスタートできるんじゃないかっていうこともあって挑戦しました。

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