BiS[ライブレポート]ツアーファイナルで放った揺るぎない決意「3期BiSは武道館に立ちます」
BiS[ライブレポート]ツアーファイナルで放った揺るぎない決意「3期BiSは武道館に立ちます」
BiSが、2020年2月3日に東京・LIQUIDROOMにて全国ツアー<"LIVE DAM Ai"presents STAND BY BiS>のファイナル公演を開催。全23曲の熱いパフォーマンスで超満員の会場を魅了し、初の全国ツアーを大熱狂のライブで締めた。本記事ではオフィシャルレポートをお届けする。
撮影:sotobayashi kenta
第3期BiS初の全国ツアーとして、全国9ヵ所を駆け抜けてきた集大成を目に焼き付けようと多くの研究員(BiSファンの総称)が、東京・LIQUIDROOMに集結した。
ステージには紗幕が下され、これから起こることへの期待感を煽られた研究員の異常な熱気が会場に立ち込めた。
開演時間を少し過ぎたところで紗幕に、LIQUIDROOMの楽屋の様子が映し出される。
開演1分前を告げられ、楽屋からステージに向かうBiSメンバーの生の様子が映されると、ライブスタートへ向けて高まる興奮から歓声が上がる。
舞台袖でBiSが円陣を組み、ステージに向かうと、ついにBiSメンバーの姿が紗幕の向こうに現れる。
大歓声が起こり、メンバーがポージングを決め、会場を煽ると、研究員のボルテージは最高潮に達し、その瞬間に紗幕が落ちる。
すると、そこは無人のステージだった。
これは、映像作家・山田健人によるライブ演出で、突然の事態に驚きを隠せない研究員をよそにBiSメンバーが何ごともなかったかのようにステージに登場する。
“私たち新生アイドル研究会BiSです”と挨拶をすると、「LET'S GO どうも」からツアーファイナルをスタート。
続けて、新アルバム『LOOKiE』から「FOOL PROOF」「KiSS MY ASS」を勢いのままパフォーマンス。メンバーの自己紹介を挟み、メンバーの雄叫びから始まる「TRAP」では、会場を早速熱狂のダンスフロアへと変貌させる。
ここから新曲と既存曲を織り交ぜたセットリストで会場の研究員を揺さぶり続け、「LAUGH AT ME」では本公演唯一のミディアムナンバーで研究員の涙腺をぶち壊し、「FUCKiNG OUT」では特殊効果の白煙が噴出され、研究員の理性を崩壊させるなど、フロアは狂気の渦に巻き込まれていく。
ここで、短いMCを挟み、トギーが“LIQUIDROOMに、BiSが、来たぞー!”と研究員を煽る。
ここから、メジャーデビューアルバム『Brand-new idol Society』の楽曲を中心に5曲連続で投下し、現在までに積み重ねた経験をパフォーマンスに反映させ、デビュー半年足らずのグループとは思えないライブ巧者振りを見せつける。
続いてのMCでは、トギーが神妙に“BiSは、半年間活動してきて、たくさんの選択を迫られることがあって、その選択が間違ってきたこともあるかもしれないけど、こうやってBiSとして活動してきていろいろな人と関わってきて、1つわかったのは、選択を間違ったとしても、あとから間違えてなかったとすればいいと気がつきました。私たちは、間違うことはあっても間違えてないことにしていきます”と、恐らく言いたかった表現とは異なるだろう言葉に会場からは笑い声も起こったが、トギーのキャラクターに癒されつつ、次の楽曲へ。
「SPiLLED MiLK」では、癒しの空気を一変させ、エモーショナルに歌い上げる。
続く「LOVELY LOVELY」では、超満員の研究員とともに印象的な“猫”の振りを行ない、会場内はラブリーでハッピーな雰囲気に包まれる。
この空気を切り裂くように、MVが公開されたばかりの「STUPiD」が投下され、フロアは再び大熱狂のダンスフロアと化した。
「FOR ME」「テレフォン」とアッパーなキラーチューンでダンスフロアの盛り上がりは限界点を超え、熱狂のその先へと突入していく。
最後は、“ラジオ体操→ヘドバン→スクワット”という振り付けで身体を酷使する「thousand crickets」で超満員の研究員とともに肉体に鞭を打ちつつ、本編は終了。
鳴り止まぬアンコールコールの中、BiSメンバーがステージに現れると、イトー・ムセンシティ部が、新全国ツアーの開催を発表。その後、メンバーがそれぞれ語り出す。
イトー・ムセンシティ部は、“BiSに入ってから、自分の変化を感じます。ち、ち○こ!”と今まで恥ずかしくて口に言うことのできなかった“ち○こ”を言えるまでに成長した姿を見せた。続けて“みんなのBiSに対する想いや気持ちを大切にして全部守っていきたいと思いました。
そう思えるこの場所にこれからも立たせてください”とコメント。
ネオ・トゥリーズは、“声がかすれたり、足を怪我してしまったりして、自分で自分を追い詰めて、歌うことすら嫌いになってしまいそうになることもありました。ただ、そんな時でも学べたこともあるし、変われた自分もいます。自分が好きな場所で好きなことをしているので、自分に負けないで、BiSがみなさんの生きる希望や支えになれるように頑張ります。もっともっと努力して、もっと多くの人に感動を与えられるようなステージに立ちます”と述べた。
チャントモンキーは、“私は最近でもBiSになっていなかったらどうなっていたんだろうと考えることがあります。家族とか友達を大切にして真面目に生きていきました。ずっと大切にしてきたのに自分がBiSになることで自分から捨ててしまったことを後悔してました。でも、BiSになって活動していくにつれて、寂しさはあっても後悔はなくなりました。それは、BiSに夢中になっているからだと思います。選択した先でどう生きるかが大切なんだって思ってます。私は歌も歌詞もできないけど、素敵な曲を届けられることは奇跡なんだと思います。だから、BiSを選んだことを後悔しないように、真剣にBiSと向き合っていきたいと思います”と話した。
トギーは、“私は、いつも前向きに生きてきて、それはBiSになってからも変わっていなくて、どんなにつらいことがあっても、これはBiSのためになるからと思って諦めないでやってきました。休みがあってもBiSのことばっか考えちゃうし、毎日BiSのことを考えてて、本当にBiSのことが好きなんだなと思ってます。私は、武道館に立ちたいです。そして、横浜アリーナにも立ちたいです。毎日乗り越えなきゃいけないこととか理想に追いつけていないけど、私は前だけを見て走り続けます。3期BiSは武道館に立ちます。これからもよろしくお願いします”と未来への決意を語った。
グループ結成から約半年という期間の中で募った想いを研究員と共有し、BiSの新たな代表曲になるだろう「BASKET BOX」に突入。
トギーが放った“日本武道館”への道が拓いていくかのように「BASKET BOX」は会場に鳴り響いた。研究員とともに創り上げた空間は、まさに伝説の幕開けに相応しい景色となった。
最後は、BiSの始まりの楽曲である「BiS-どうやらゾンビのおでまし-」で感動的なフィナーレを迎え、第3期BiSの初の全国ツアーは華々しく幕を下ろした。
ツアーファイナルは、BiSの大躍進を確信せざるを得ない全身からメンバーの熱い想いが吹き出すようなパフォーマンスで、すべての人を魅了。
BiSの勢いは止まらない。今後も彼女たちの活躍に要注目だ。
"LIVE DAM Ai"presents STAND BY BiS
2020年2月3日(月)
LIQUIDROOM
1.LET'S GO どうも
2.FOOL PROOF
3.KiSS MY ASS
4.TRAP
5.SURRENDER
6.LAUGH AT ME
7.1,2,3!!!
8.FUCKiNG OUT
9.DEAD or A LiME
10.BiS3
11.teacher teacher teacher
12.少年の歌
13.this is not a love song
14.absolutely meeeeee!!
15.SPiLLED MiLK
16.kAsAbutA
17.LOVELY LOVELY
18.STUPiD
19.FOR ME
20.テレフォン
21.thousand crickets
EN1.BASKET BOX
EN2.BiS-どうやらゾンビのおでまし-
<HEART-SHAPED BiS TOUR 1st season>
・5月2日(土)福井・CHOP OPEN 16:00 / START 17:00
・5月3日(日)石川・AZ OPEN 16:00 / START 17:00
・5月9日(土)広島・Live space Reed OPEN 16:00 / START 17:00
・5月10日(日)岡山・IMAGE OPEN 16:00 / START 17:00
・5月17日(日)東京・WWW OPEN 16:00 / START 17:00
・5月24日(日)栃木・HEAVEN'S ROCK 宇都宮 VJ-2 OPEN 16:00 / START 17:00
・5月30日(土)静岡・Sunash OPEN 16:00 / START 17:00
・6月6日(土)沖縄・Output OPEN 16:00 / START 17:00
・6月13日(土)北海道・BESSIE HALL OPEN 16:00 / START 17:00
・6月14日(日)北海道・旭川CASINO DRIVE OPEN 13:00 / START 14:00
・6月21日(日)新潟・GOLDEN PIGS BLACK STAGE OPEN 16:00 / START 17:00
・6月27日(土)埼玉・西川口Hearts OPEN 16:00 / START 17:00
・6月28日(日)愛知・NAGOYA ReNY limited OPEN 16:00 / START 17:00
※チケット
【FC会員限定チケット】:非公表
【通常チケット】:スタンディング ¥3,800(税込・ドリンク代別)
・WACK FAMiLY CLUB先着先行:2/3(月)20:00〜2/4(火)22:00
・WACK FAMiLY CLUB:2/5(水)20:00〜2/11(火)23:00
・HP抽選先行:2/13(水)20:00〜2/20(水)23:00
・一般発売:3/21(土)AM10:00〜