フィロソフィーのダンス［ライブレポート］愛と感動が溢れた満員のツアーファイナル「ババア・フォーになっても私たちは歌って踊り続けます」フィロソフィーのダンス＜Glamorous 4 Tour＞ファイナル公演ライブレポート

これからもみんなで楽しい想い出作っていきましょうね！（佐藤）

しっとりと奏でられたピアノが場内の興奮を静寂に変え、バラード曲「ジャストメモリーズ」からアンコールの幕が開く。日向のソウルフルな重厚感のある歌声が心の深いところを突く。その歌唱力の高さに歓声と拍手が自然と起こっていた。

「ジャストメモリーズ」、「ヒューリスティック・シティ」や「シスター」のように聴かせる楽曲では壮大な世界観を作り出し、「ダンス・ファウンダー」や「ライブ・ライフ」のような盛り上げる楽曲ではファンと1つになりエンジョイするフィロソフィーのダンス。楽曲のレパートリーの広さがライブに抑揚をつけ、フロアを多幸感で包み込んでいた。

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“ラストはこの曲でみんなに愛を届けたいと思います！　みんな、いっぱいの愛を受け取ってねー！”と、タイトルとマッチした「ハッピー・エンディング」を歌唱。曲中、4人はステージを自由に動き回り、客席の隅々まで感謝の気持ちを届けていく。ハートフルな空間が広がる中、リーダーの奥津は瞳を潤わせる場面も。間奏では感極まったメンバーが想いの丈を叫び出す。

“ありがとう！　これからもフィロソフィーのダンスはみんなのことを愛し続けます！　よろしくお願いします”（奥津）
“今日は素敵な景色をありがとー！　絶対忘れません。また会おうね”（佐藤）
“みんなのことは私たちが幸せにするから、次会うまで絶対幸せでいてねー！”（日向）
“歌とダンスでこれからも魅せるから、これからも応援してください”（十束）

十束は“え、しゃべる時間じゃないんだけど！　リハと違うじゃん”と場を和ませながらも、自分の気持ちを言葉に変えていた。そんな自由な彼女たちのやりとりもフィロソフィーのダンスのライブの醍醐味なのだ。最後は4人の歌に観客の“ラララ”の合唱が加わり大合唱。ライブを全力で楽しむ4名はどこまでも生き生きとしており、まさに“ライブ・ライフ”な空間を作り上げていた。

ツアーを終えたグラマラスな彼女たちは、ライブで最高の愛を届けただけではなく、ソニーミュージックからのメジャーデビューという飛び切りハッピーなニュースを発表。華やかな金テープが噴射され、フロアからは喜びの歓声と、祝福の拍手が絶え間なく4人に送られた。

奥津：
（涙を流しつつも笑顔で）私たちフィロソフィーのダンスは、絶対に嬉しいお知らせしかしません！　これからも絶対みんなを幸せにします！　これからもフィロソフィーのダンスをよろしくお願いします。2020年もさらに気を引き締めて頑張っていきたいと思いまーす！

佐藤：
（涙を流し、声を震わせながら）ホントに諦めないで続けてきてよかったなって思いました。これからもみんなで楽しい想い出作っていきましょうね！

日向：
おばさんになっても、ババア・フォーになっても私たちは歌って踊り続けます！　

十束：
ホントにみんなをお待たせしてしまったんじゃないかと思って。フィロソフィーのダンスは着実に1歩1歩を歩みすぎて、アイドルとしてつまらないんじゃないかと思うこともすごくあったんですけど、これを機に今日からまたスタートラインなので、大きな船に乗って、いっぱいの音楽たちと切磋琢磨して上を目指していきたいと思います！　今日は泣いてばかりだったから、これからはみんなをたくさん笑わせまーす！　これからもよろしくねー！

全員が涙を浮かべながら、ファンとの幸せを誓う彼女たちの姿は果てしなく恍惚で、どこまでも美しくかった。フロアの隅々まで感謝の気持ちを伝えていた彼女たちであったが、終演のBGMとしてかかっていた「はじめまして未来」を思わず歌唱。このシーンは、結成5周年を迎え、メジャーのステージへとステップアップしていくフィロソフィーのダンスと、そのファンたちにとって、この楽曲の歌詞にあるとおり、“今、はじめまして未来”であった。この日1番のハートウォーミングな空間を作り出し、4人はステージの幕を下ろした。

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サポートミュージシャン
Guitars&Keyboards：宮野弦士
Guitars：朝井泰生
Keyboards：福田裕彦
Bass：千ケ崎学（キリンジ）
Drums：小笠原拓海
Percussions：早藤寿美子
Trumpet：織田祐亮（TRI4TH）
Sax&Flute：藤田淳之介（TRI4TH）
Trombone：小池隼人