藤川千愛がBUCK-TICKを!? CARRY LOOSE、あゆくま、ぜん君。…ロックテイストアイドルの現在地|「偶像音楽 斯斯然然」第18回

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藤川千愛がBUCK-TICKを!? CARRY LOOSE、あゆくま、ぜん君。…ロックテイストアイドルの現在地|「偶像音楽 斯斯然然」第18回

これは、ロック畑で育ってきた人間がロック視点でアイドルの音楽を好き勝手に語る、ロック好きによるロック好きのためのアイドル深読みコラム連載である(隔週土曜日更新)。

CARRY LOOSE WACK流ギターロック

まずはWACKの新グループ、CARRY LOOSE。BiSから続く伝統の“エモさ”はしっかり継承しつつも、90年代のブリットポップ以降の日本語ギターロックテイストがこれまでとは違う印象を与える。

CARRY LOOSE「CARRY LOOSE」

SCRAMBLESの豊住サトシ、佐藤カズキ、井口イチロウからなる制作チーム・T.S.Iがサウンドプロデュースしており、それがWACKにとって新しい息吹となっているのだろう。グループ名を掲げた1stアルバム『CARRY LOOSE』はバラエティに富んだ楽曲、というよりもサウンドの統一感、1つのバンドがさまざまな楽曲をやっている印象が強い。特筆する1曲というよりもアルバムを通して聴く楽しさ、心地よさがあるし、逆にいえばグループの魅力を知るにはアルバムを聴くことが必須でもある。これまでのWACKグループにない目新しさはヴォーカル面にも感じるところで、ユメカ・ナウカナ?の明朗な声の響かせ方と、ウルウ・ルのスモーキーな歌声が一筋縄でいかない面白みを生み出している。

CARRY LOOSE『CARRY LOOSE』

monogatari ドラマティックな躍動

ドラマティックなステージングと、緻密な躍動感を操るパフォーマンスで観る者、聴く者を魅了していく、monogatari。

monogatari「for Me」

そんなドデカいスケールを感じさせるサウンドと胸を抉るような焦燥感が交錯しながら、大きな弧を描いていくようなメロディが駆け抜けていく「for Me」は、WACKでお馴染み、作詞・渡辺淳之介、作曲・松隈ケンタコンビによるもの。昨年同グループに提供した大名曲「もう一回君に好きと言えない」に続いての、意欲作だ。

monogatari「もう一回君に好きと言えない」

また、今月ソロデビューを果たした福本カレンにも注目。彼女のブリティッシュフォークシンガーを彷彿とさせるハスキーで独特の“しゃくり”を持つパワフルなヴォーカルは、シーンでも唯一無二の存在感を放つ。現在グループは新体制に向けて活動休止中であるが、さらなる飛躍を期待して待ちたい。

福本カレン「WE are ONE」【LIVE】

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