【インタビュー後編】劇場版ゴキゲン帝国 白幡いちほ「武道館に行くことは決めている。ただ、その時はもうアイドルって名乗ってないかもしれない」劇場版ゴキゲン帝国 白幡いちほロングインタビュー後編

音楽面でも進化してるし、今までで1番いいワンマンになると思う

――11月21日には、いよいよ2ndアルバム『スタンドアップ』がリリースされます。音楽的にも進化した作品ですね。

白幡：
進化してますね。1stは本当に何もわからない中作ったので、試作品みたいな感じ（笑）。でも今回は、収録曲のバランスを考えることができたり、詞の部分においても進化していると思います。

――アルバムタイトルは、どういうイメージでつけたんですか？

白幡：
「スタンドアップ」って曲がもともとあって、デモを初めて聴いた時に“めちゃめちゃいい曲だな”って思ったんです。ライブでやったらフロアがどうなるかっていうのもイメージしやすい曲だったので、“この曲やりたいです”ってすぐに言いました。アップテンポなので野外フェスで絶対やりたいと思ったので、歌詞にも“野外フェスあるある”みたいなものを入れて。曲名はすごく悩んだんですけど、野外フェスとかだと後ろの方でテント張って座って観てる人たちがいるじゃないですか。そういう人たちがこの曲がかかった時に、立ち上がって観に来てくれる曲にしたいなって思って、「スタンドアップ」という曲名にしました。ずっとライブでやり続けていたんですけど、“2ndアルバムで音源化する勝負曲”になると思っていたんです。アルバムのタイトルをどうしようかな？って思った時に、“これからゴキ帝がさらなる進化をして、メンバーも変わって、もう1度立ち上がってさらに登っていくぞ”っていう意味を込めて、そのまま“スタンドアップ”をアルバムタイトルにしました。

――2018年12月〜2019年1月には＜ドワンゴジェイピーpresents 劇場版ゴキゲン帝国 LIVE TOUR 2018-2019 「老若男女イケメンヘラデブス全員スタンドアップ！ツアー」＞があります。今回のツアーの展望は？

白幡：
今回、ワンマンとしては初めて名古屋に行くのと、大阪と東京はフルでバンドセットになります。今までワンマンは東京と大阪のみで、名古屋の人が大阪と東京のどっちにも来てくれるから成立していた感じだったんですよ。でも、今回は名古屋でもワンマンがあるので、名古屋の人は地元だけに行くと思うから、東京、大阪、名古屋の3つで動員が分散するのかなって思っていて。もちろん、全通してくれるファンの方もいるとは思いますが、それだけでは埋まらないので、本当にファンの数を増やさないといけないと思っています。

――パフォーマンス面で新しく見せたいところはありますか？

白幡：
毎回、常に何かしら成長はしていると思うんですけど、今回のツアーはまだ正直どうなるかわかっていなくて。メンバーもそうだし、歌割りもそうだし。

――現在（2018年10月）はサポートを1名入れて4名体制ですよね。

白幡：
はい。でも本当は5人がよくて。やっぱり5人体制っていうのが綺麗だし、私、振り付けも考えたりしているので、フォーメーションとかも4人ってやりづらいんですよね。ゴキ帝みたいに色分けされてて、わかりやすいグループでセンターが取れてないのが嫌だなって思って。でも、今、新メンバーを入れようと思って動いていて、ワンマンまでには正式メンバーを入れたいですね。というか、絶対に入れます（笑）。今、新しく入ってほしいなって思っているメンバーもいるし、準備しているメンバーもいる。だから、今までのゴキ帝よりも絶対に進化します。音楽面でも進化してるし、今までで1番いいワンマンになるなって思っています。