沖口優奈＆尾野寺みさ［対談］関西人なのに人見知り⁉︎「日本の西側に生まれてしまっただけの人見知りなんです！（大声）」沖口優奈（マジカル・パンチライン）＆尾野寺みさ（Lily of the valley）＜LIVE SHOW CASE 2019 Autumn ＞出演者対談

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関西人“なのに”って関係ないから〜！（沖口）

――今回の対談のテーマは“関西人なのに人見知り”ですけど、関西出身だからすぐに友達を作れそうって思われてしまうこともありますか？

沖口：
もうめちゃくちゃ……。

尾野寺：
ありますよね！（笑）

沖口：
関西人“なのに”って関係ないから〜！（大声）

尾野寺：
ただ、日本の西側に生まれてしまっただけの人見知りなんです！（大声）

沖口：
特に何か芸があるわけでもないし。

尾野寺：
関西人だから、“こう関西弁でツッコんできなよ！”みたいな関東人の考えは……。

沖口：
悪いとこ悪いとこ！（笑）　関西人だから面白いことやってよっていうのは、意味わかんない振りですよ。私自身、東京に出てきてアイドルを始めた時には“関西人だから頑張らないと”って思っていましたけど。

尾野寺：
あ〜、“関西を背負って頑張らなきゃ！”みたいな。

沖口：
マジカル・パンチラインの唯一の関西人だから、よっしゃ頑張るぞっていう。最初、自分のキャッチフレーズを“マジパンのオチ担当”ってつけちゃったんですよ。

尾野寺：
カッコいい！

沖口：
ちゃんとオチをつけられたら、カッコいいですよね。でも、1個も落とせなかったんです（笑）。

尾野寺：
落とせなかったんですね！（笑）　それなのにオチ担当って言っちゃったんですね。

沖口：
言っちゃったもんだから、取り返しがつかなくなって、今は“面白くない関西人代表、マジパンのオチ担当”っていうちょっと保険をかけたキャッチフレーズになったんです。

尾野寺：
1回ちょっと保険かけといて（笑）。

沖口：
スタッフさんにも“オチ担当やめたいんです”って相談したこともあったんですけど、もう引き返せなくて（笑）。

尾野寺：
どうやっても無理だから、言葉を付け足した？（笑）

沖口：
面白くないよって伝えてから、オチ担当やらせていただいてますっていう（笑）。

尾野寺：
素晴らしい！

沖口：
尾野寺さんには、キャッチフレーズはあるんですか？

尾野寺：
ないんですよ！

沖口：
それが1番いいと思います。もしくは、2年ぐらい活動してからつけた方がいいと思いますね。

尾野寺：
自分の立場を理解してからってことですね（笑）。

沖口：
そうしないと、私みたいにただただ苦しめられるだけになっちゃう（笑）。“関西人だから”って言葉は重荷になってしまうこともあるんですよね。

尾野寺：
リリバリは関西人が私以外に4人いるんで、私が人見知りでもどうにかなっているんですよ。

沖口：
周りのメンバーが人見知りじゃないっていうのも、けっこう地獄ですね。＜TIF＞の楽屋とかって大部屋じゃないですか。あの空気は重たいなって。マジパンのメンバーって、ほかのアイドルさんにすごい話しかけに行ったり、写真撮ったりするんです。

尾野寺：
自分たちの机にいなかったりしますよね。

沖口：
そうそうそう！（大声）

尾野寺：
ほかのところに行っちゃって、“今どこにいんの？”って私が連絡を取って、集合させるみたいな。1番スタッフさんといるの私！みたいな。ほかのところには行かないので、ずっと自分の持ち場にいます（笑）。

沖口：
自分のテリトリーから離れない（笑）。静かにケータリングを食べたり、若干下向き気味で座ってるみたいな。

尾野寺：
待ち時間がしんどかったですね（笑）。

沖口：
本当にしんどい、アイドルの大部屋の待ち時間ほど苦しいものはない（笑）。

尾野寺：
私たちにとっては！

沖口：
そう、人見知りには！

尾野寺：
人見知りでなかったら、楽しい時間なのかもしれないですけどね。

――それは人見知りあるある？

沖口＆尾野寺：
人見知りあるある！

沖口：
Pop’n’Rollさんも含め、アイドル同士の対談をさせていただく時って、最初に大人のみなさんが名刺交換するじゃないですか。あの時間がつらい！

一同：
（爆笑）。

尾野寺：
そうそうそう！　アイドルだけ取り残されるんですよ！

沖口：
でも、相手と目も合わせられない（笑）。

尾野寺：
私も、それ言おうかめちゃ迷ってました！

沖口：
その瞬間って、意味もなく部屋の中を見渡してみたりして（笑）。

尾野寺：
“この椅子に座っていいのかな？”とか思ったり。

沖口：
無駄に衣装直したりとか！　“まだ終わらないのかな？名刺交換……”みたいな（笑）。この時間、早くすぎないかなって！

尾野寺：
名刺交換したあとに、アイドルそっちのけで楽しくしゃべっている時もありますよね（笑）。

沖口：
そう！　“あ、以前お会いしましたよね”とか盛り上がってる時がある（笑）。

尾野寺：
私たちもそういう会話をしたいんですけど、できないんですよね（笑）。

――そう思っているんですね。知らなかったです（笑）。

沖口：
人見知りに限って、そういう会話ができない間を気にするんですよ（笑）。相手に悪い思いをさせたくないから！

尾野寺：
どうするのが正解かな？って。

沖口：
ここでしゃべった方がいいのかな？とか思いつつ。

尾野寺：
そう！　でも、行動には移せない（笑）。ずっと頭の中で考えてる。

沖口：
ただただ気まずい！（笑）　本当にあるあるなんですよね。名刺交換の時間は地獄（笑）。

一同：
（爆笑）。

尾野寺：
大人のみなさんは覚えといてください！　アイドルは苦しい思いをしてるかもしれない（笑）。私も名刺持っていればよかったって思います。

――覚えておきます！（笑）　それでは最後に今後の予定を教えてください。

尾野寺：
2020年5月2日に神田明神ホールで4回目のワンマンライブを開催します。“Lily of the valley”は英語ですずらんって意味なのですが、ワンマン前日の5月1日がちょうど“すずらんの日”なんですよ。だから、気合いを入れて頑張ろうと思っています。

沖口：
マジカル・パンチラインは、12月22日に横浜赤レンガ倉庫でクリスマスライブ＜マジ☆クリ2019〜マジでハッピーなクリスマス！〜＞を開催します。サンタ衣装でライブをするのは今年最初で最後になりますし、クリスマススペシャルメドレーやクリスマスならではのカバー曲など、このライブだけの試みがたっぷり詰め込まれています。2020年に向けて一緒に盛り上がれたらと思っているので、ぜひよろしくお願いします。

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