【連載】寺嶋由芙「クイズは年齢も体力も関係なく楽しめるところが素敵」|『QUIZ JAPAN』制作・セブンデイズウォー(前編)

【連載】寺嶋由芙「クイズは年齢も体力も関係なく楽しめるところが素敵」|『QUIZ JAPAN』制作・セブンデイズウォー(前編)

【連載】寺嶋由芙「クイズは年齢も体力も関係なく楽しめるところが素敵」|『QUIZ JAPAN』制作・セブンデイズウォー(前編)

Pop’n’Roll のChief Idol Officer(CIO)寺嶋由芙が、アイドルに関係していたり、自身が興味のある企業を訪問する“アイドル社会科見学”連載企画「寺嶋由芙の推しごと訪問記」。第5回目の訪問先は、クイズカルチャーマガジン『QUIZ JAPAN』の編集をはじめ、クイズゲームの問題制作や日本初のクイズ専門店『クイズルームソーダライト』を運営する株式会社セブンデイズウォー。<TOKYO IDOL FESTIVAL>の「アイドルクイズ王決定戦」において、昨年、今年と2連覇を果たした“アイドルクイズ王”の寺嶋が、同社代表取締役社長/『QUIZ JAPAN』編集長の大門弘樹さんとクイズの魅力をたっぷりと語り合った。前編となる今回は、同社がどのような経緯で設立されたのか。また、クイズとアイドルの親和性について話を聞いた。

「寺嶋由芙の推しごと訪問記」第5回:株式会社セブンデイズウォー編(前編)

撮影:曽我美芽

僕らはクイズ番組のロスジェネ(大門)

大門:
寺嶋さんは、<TIF>で開催された「アイドルクイズ王決定戦」で2連覇されているんですよね。すごいですね!

寺嶋:
ありがとうございます! それで、今日はクイズのことをもっと教えていただきたいと思ってやってきました。まずは、大門さんがクイズに関わる会社を作られたきっかけを教えていただけますか?

大門:
もともと、大学時代にクイズ研究会に所属していまして、ゆくゆくはクイズに携わる仕事がしたいと思っていたんです。卒業後、最初は出版関係の会社で働いていたんですけど、仕事を続けるうちに、クイズの専門誌を立ち上げたいなと思ったんです。クイズ番組の出演者や、スタッフのような裏方にインタビューする、いわゆる“サブカル本”ですね。そんな思いを形にしたのが『QUIZ JAPAN』という雑誌なんです。2014年に創刊して、今月には11号が発売になります。クイズ番組は、DVD化されたり、問題集以外に関連書籍が作られたりすることが少ないんですね。一過性のものというか、リアルタイムで観た人のみが共有できるものなんですよ。創刊号では、私の世代にとって伝説になっている『第13回アメリカ横断ウルトラクイズ』での写真を表誌に使ったのですが、ちょうど私と同じ“ウルトラクイズ世代”……10代の頃に『ウルトラクイズ』を観たり、『全国高等学校クイズ選手権』に参加した世代に刺さったみたいで。私と同世代の、Tシャツブランドの社長さんは、書店で創刊号を見かけて、1度通り過ぎたんだけど、“あれは何だ!?”と引き返して手に取ったなんて言ってくれました(笑)。

寺嶋:
“俺たちの青春が本になっている!”っていう感じだったんでしょうね(笑)。

大門:
そうなんです。その社長さんとは、意気投合して、『ウルトラクイズ』のTシャツを作りました(笑)。そんな風に、雑誌をきっかけにいろいろな人とつながりができて、新しいムーヴメントが生まれてきたんです。クイズ番組のスタッフの方が、“手伝ってくれませんか”と声をかけてくれたり、ネットワークがだんだん広がっていきました。今放送されているフジテレビの『超逆境クイズバトル!! 99人の壁』も仲間のクイズ作家さんが大勢関わっていますね。

寺嶋:
クイズ作家の日高(大介)さんが構成をされていますよね。

大門:
はい。この番組でクイズ作家としてかかわっている矢野(了平)くんや日高くんも私と同世代で、小学生の頃から『ウルトラクイズ』が好きで、“いつかは番組に出てクイズ王になりたい!”って思っていたんですよ。でも、出演できる年齢になった頃には、大きな番組が全部なくなって、視聴者が出場できるクイズ番組が『パネルクイズアタック25」だけになっていて。それで解答者ではなく、問題を制作する裏方になった、そんな世代なんです。僕らは“クイズ番組のロスジェネ”って呼んでいます(笑)。そんな感じで、私たち“ロスジェネ”世代が今のクイズ番組には多く関わっていて、そして出演しているのが、私たちより1回りから2回り下の世代なんです。そんな風に、雑誌が1つのきっかけとなって、バトンがつながっていったんですよね。それで、徐々に“実際にクイズをやってみたい”という人も増えてきた。それなら、実際にクイズが体験できる場所を作って、クイズファンを増やす活動をしていこうと思って、2018年10月にクイズ専門店『クイズルームソーダライト』を開店したんです。そうしたら、やっぱり40代の方からの反響が大きくて。

寺嶋:
“ロスジェネ”世代の方にしたら、お店にくれば念願だった早押し機に触れられますもんね。

大門:
そうなんです。1番刺さったのは40代なんですけど、お店に来てくれるお客さんは、年齢層が幅広いんですよ。最近だと『99人の壁』を観てクイズが好きになった小学生や中学生が親子で来てくれることも増えました。先日は、初心者を対象としたスタータークラスで、大人の方に交じって、小学4年生の子が3位になりましたよ。

寺嶋:
すごい!

大門:
さらには、20年前に『パネルクイズ アタック25』に出演したという50~60代の方もいらっしゃいます。

寺嶋:
私もクイズをやってみてわかったんですけど、クイズは世代が関係ないですよね。『99人の壁』に出演した時に、隣りが小学6年生の子だったんです。その子は“長い生き物の名前”をめちゃくちゃメモしていて、それを見せてくれたんですよ。“こんな動物もいるんだよ”って教えてくれて、“でも、これはゴキブリだからゴールデンタイムには出題されない”なんて言っていて(笑)。

大門:
すごく研究していますね(笑)。

寺嶋:
すごかったんですよ。年齢は私と10コ以上違いますけど、年齢は関係なく同じ熱量で楽しめるんですよね。私は、<TIF>のクイズ大会で優勝したあとに、自分の主催でクイズ大会を開催したことがあったんですけど、その時は私より10以上も歳上の方が、すごく白熱してクイズを楽しんでいました。クイズは、年齢も体力もあまり関係なく楽しめるところが素敵です。

大門弘樹氏
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