
アプガ 渡辺未詩、プロレスのベルトを初戴冠「このプロレスに出会える運命になって本当によかった」
アプガ 渡辺未、プロレスのベルトを初戴冠「このプロレスに出会える運命になって本当によかった」
ワタクシたちはこんなところで終わっているようじゃダメなわけ
沙希様:
なあに? ワタクシたちから言うことはなくってよ。
――今日の敗因は?
沙希様:
はあ? 言うことはなくってと言っているわけ。操さん! あなたお試愛中に何を考えていたわけ? 操さん……操さん! 操さん!(項垂れる操の髪を掴むと、薔薇で殴打)操さん、気を確かになさい。ワタクシたちはこんなところで終わっているようじゃダメなわけ。操さんの覚悟とケジメをこれからも見せてちょうだい。しっかりしなさい! 以上よ。

諦めないでよかったなって思います!
リカ:
これが、私たち2人で獲ったベルトです。いっつもベルトに近くても、いっつも離れていってしまって遠かったベルトをやっと手に入れることができました。でも、これは未詩がいてくれたから、2人だから、白昼夢だから獲れたベルトだと思っています。ちょっと腰に巻いてみていいですか? 腰に巻いたことなかったらさ(苦笑)。東京女子初のベルトだからさ(腰にベルトを巻く)。ありがとう、今日は。
未詩:
ありがとうございました。
リカ:
ピンチを救ってくれなかったら、今日の勝利はなかったから。1個気掛かりなのは、操が今の姿になってから負けなしだったんですよ。無敗で。でも今日、私に初めて負けて今何を思っているのかっていうのがすごい気掛かりで。でも私が言うのも何ですけど、操には意味のある希望の負けだと思ってもらいたいので、これからハイパーミサヲに戻る手助けはいくらでもしたいと思っています、私は。話せる? 素直に言いな。
未詩:
(涙ながらに)ずっと美しくないみたいなことを言っていたんですけど、でもやっぱり負けるたびに悔しいし、挫けそうにもなったんですけど。でも、やっぱり……諦めないでよかったなって思います!
リカ:
証明されたんだよ!
未詩:
ずっと証明したかったことが、これで証明できたと思うので、この証明をもっと大きなものにできるように、このベルトをリカさんと一緒に頑張っていきたいなと思います!
リカ:
成長していこう! 一緒に。
――プロレスを知らないで入った世界でベルトを巻いた気持ちは?
未詩:
やっぱりこの両国国技館の大会に出る中で、本戦で1番(プロレスラー)歴が浅くてこんなに大切な試合を組ませていただいているのは、たぶん私が1番下なんじゃないかなって思っていて。でもそれでもその歴に関係なく、精一杯頑張りたいと思ったので、それができてよかったなと思います。
リカ:
気持ちが届いたんだよ。
未詩:
アイドルで今まで落ちたものもあるんですけど、もしそれに受かっていたらこんなに素敵な人生にならなかったのは、本当にこのプロレスに出会える運命になって本当によかったなと思っていて。本当にアプガプロレスになれて、東京女子プロレスになれてよかったので……。本当に大好きになった東京女子プロレスのベルトを大切にしていきたいなって思います!

- 2