柏木由紀［ライブレポート］ソロ公演で魅せつけた大人の世界観「やりたいことを全部詰め込みました」

柏木由紀が、10月31日と11月1日に中野サンプラザにてソロコンサート＜寝ても覚めてもゆきりんワールド ～夢中にさせちゃうぞっ♡～ in Tokyo＞を開催した。

今年頭に開催した初のZeppツアーが大成功を収め、約8ヵ月ぶりのソロコンサートを東京と上海（11月9日）で敢行した柏木。上海公演は、昨年から連続で5回目の開催となり、重慶、台北、香港を合わせると8回目の海外公演となる。

中野サンプラザ公演では、電飾に彩られた煌びやかなお城風ステージでバンドの生演奏に乗せて全23曲を歌唱。会場に詰めかけたたくさんのファンを“ゆきりんワールド”へと導いた。

ステージに登場した柏木は、美しいメロディが印象的なAKB48の楽曲「11月のアンクレット」から、「フライングゲット」「Everyday,カチューシャ」とアップリフティングな曲を立て続けに投下。会場は序盤からエネルギーMAXな盛り上がりを見せた。

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MCでは、“2012年に初めてソロライブを開催した場所、ここ中野サンプラザで約7年振りにコンサートができて嬉しいですし、本日は、大人のアイドル像をコンセプトに今の私を見ていただけたらと思います。初めての方も、Aメロで、ゆきりん！と声を出していただけたら大丈夫です！　みんなで盛り上がっていきましょう！”と、満員の会場に呼びかけた。

赤のタータンチェック系スカートから淡いピンクのスカート衣装にチェンジした柏木は2ndシングル「Birthday wedding」に収録の「でもねずっと」を透明感のある美しい歌声で聞かせ、フレンチ・キス「あまのじゃく」からAKB48 TeamB公演曲「好き好き好き」への恋愛3部作を披露。

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クールなエレクトロダンス曲となるAKB48「Teacher Teacher」ではポップアップでステージに登場し、セクシーでキュートな脚線美で魅惑的な世界観を表現。AKB48の柏木ユニット曲「クサイモノだらけ」では、スタンドマイクを使用しながら甘く艶やかな歌声でオーディエンスを魅了。「僕たちは戦わない」では、躍動感と力強さを秘めたダンスと歌で盛り上げた。

バンドメンバーによる演奏から水色のロングドレスに衣装をチェンジし、柏木ソロシングルメドレーブロックへ。「ショートケーキ」から花飾りの可愛いブランコに立ち乗り、「Birthday wedding」から最新曲「そっけない君」までを届け、いつまでも聴いていたい温かみのある歌声を響かせた。

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前日とは異なる歌唱コーナーでは、フレンチ・キス「Rainy day」を透明感のあるしっとりとした歌声で届けると、フロアに広がる美しいペンライトの光を前に、彼女自身が作詞した「あなたと私」と、感動のバラード「火山灰」をパフォーマンス。

“後半戦、まだまだ声出して行けますか！”と煽った柏木は、AKB48「君と虹と太陽と」を元気にアクト。熱いコールを浴びながらAKB48の最新曲「サステナブル」を歌い上げ、そのままの勢いで「最初のメール」「＃好きなんだ」で一気にクライマックスへ。本編のラストを飾ったのは、AKB48の「遠距離ポスター」。生き生きと清々しく歌い、オーディエンス1人ひとりの顔を見ながら手を振り、弾けるような笑顔でステージを後にした。

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アンコールでは、ステージにポップアップで登場した柏木。AKB48チームB劇場公演曲「オネストマン」をフロアに真っ直ぐに届けて会場内を大きく沸かせ、「ジェラシーパンチ」では”ゆきりんだるまペンライト”で会場中をブルーに染め上げた。

バンドメンバーを紹介すると、“初めてのソロコンサートをやらせていただいた中野サンプラザで約7年ぶりにコンサートをやらせていただきました！　今回は「わたしが思う大人のアイドル」をテーマに、等身大の柏木由紀をお届けしたつもりです！　ダンスナンバーを取り入れたり、高いブランコに立ったり座ったり……やりたいことを全部詰め込みました。MCでは、ホールとは思えないくらいの距離感でダイレクトにファンのみなさんからの声が聴こえて、つい長くしゃべり過ぎてしまいました……（笑）。これからもAKB48とソロ活動を両立していって、たくさんの方に歌を聴いていただけたら嬉しいです”と想いを伝え、ラストにフレンチ・キス「ある秋の日のこと」を元気に歌い上げた。

マイクを通さずに“みんな愛してるよ！”と力いっぱい叫んで、ソロコンサートは幕を下ろした。

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