【ライブレポート】寺嶋由芙、感謝と絆で結ばれたソロ活動5周年記念ライブ「5年後もその先もずっとよろしくね！」

この日のライブにおいて、スタートから披露した「サクラノート」「ぜんぜん」「contrast」「好きがはじまる」の4曲は、寺嶋由芙のソロ活動において、原点となった曲たちだ。ソロ活動をスタートさせた5年前を振り返り、“当時はまさかこんなに続くなんて思ってもいなかった”と感慨深く語る。

ここからは「走馬灯メドレー」と題し、これまでリリースしてきた曲たちを一気に披露していく。思わずドキッとしてしまうような情感たっぷりの落ちサビが印象的な「80デニールの恋」、ライブでは初披露の「さよならまでが恋愛です」、人気曲「初恋のシルエット」、客席でファンが輪を描いて一体となる「カンパニュラの憂鬱」などが盛り込まれた豪華メドレー。

MCでは、MVにも登場したトロピ隊の2人も登場し、大盛り上がり。「君にトロピタイナ」は、トロピ隊と寺嶋の3人で披露した。

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この日、寺嶋やトロピ隊以外にも大活躍した人がもう1人いた。それは、寺嶋由芙のオリジナルキャラクターとして、寺嶋のインフォメーションなども日々、ツイッターアカウントでお知らせしている“だいふく”だ。

「猫になりたい」では、耳やヒゲが付いて猫になったり、「終点、ワ・タ・シ」では、駅員風の帽子を被ったりなど、曲ごとに大変身。バックモニターに変身しただいふくが登場するたび、会場からは歓声や、そのユニークな姿に笑いが起こっていた。

“まだまだ行きますよ！”という掛け声とともに始まったのは、「走馬灯メドレーパート2」。アップテンポナンバー「オブラート・オブ・ラブ」で会場のボルテージは急上昇し、「いやはや ふぃ～りんぐ」「かまたんが来る」では、まるで歌のお姉さんのような寺嶋。「夏'n ON-DO」では、会場全体が盆踊り会場に大変身。観客がサークルを描きながら、それぞれ楽しそうに盆踊りを楽しんでいた。

その後のMCでは、アイドルとしてのモチベーションを語る寺嶋。続く「わたしになる」は、そんな寺嶋の気持ちがリンクしているような印象を受けた。

「わたしを旅行につれてって」「天使のテレパシー」「ふへへへへへへへ大作戦」と、寺嶋由芙を象徴する曲が続く。「きみが散る」では、バックモニターに頭にお花を乗せただいふくが登場。この曲は指先の表現がとても美しく、まるで雨が本当に降っているかのように、そこには存在しない何かや感情までをもすべて指先だけで表現している。

本編ラストを飾ったのは「好きがこぼれる」。一際大きな“ゆっふぃー”コールと会場が一体となった“ここにいるでしょ”の大合唱が起きた。