ときのそら[ライブレポート]初ワンマン大成功「ここで満足したくないし、ここでは終わりません!」

ときのそら[ライブレポート]初ワンマン大成功「ここで満足したくないし、ここでは終わりません!」

ときのそら[ライブレポート]初ワンマン大成功「ここで満足したくないし、ここでは終わりません!」

ときのそらが、2019年10月6日(日)にVeats Shibuyaで、3月27日にリリースしたデビューアルバム『Dreaming!』を引っさげて1stワンマンライブ<Dream!>を開催した。リリースから約半年以上温めたオリジナル楽曲から、今まで投稿してきたカバー曲などを織り交ぜたセットリストで、アンコール含め全21曲を披露。チケットが販売開始後ほどなくしてソールドアウト。その反響の大きさを受けてニコニコ生放送での独占放送が決定、さらには新曲披露や、ミニアルバムリリース発表など、さまざまなトピックが盛りだくさんとなった本公演の模様をお届けする。

取材・文・編集:森山ド・ロ
写真:ayo kajino

ときのそら 1stワンマンライブ<Dream! >

この日は昼公演で同じホロライブ所属のVTuberロボ子さん、夜空メル、さくらみこ、AZKiとともに<ホロライブ オン ステージ -でいどり~む->に出演。仲間や後輩たちの声援を受けながら初のワンマンライブへ臨んだ。<Dream!>開場後の18時過ぎには、電脳少女シロやミライアカリ、富士葵など、過去のライブイベントで共演したVTuberたちからのお祝いメッセージ動画が公開された。

改めて、この日のレポートに入る前にときのそらについて簡単に振り返っておこう。彼女は2017年にデビューしたホロライブ所属のVTuber。横浜アリーナでのライブを夢見ており、持ち前の高音ボイスを活かしたボカロ曲からロック調の激しめの曲までさまざまな楽曲を歌いこなす。さらに、TOKYO FMのラジオ番組『そらあおと!』でラジオパーソナリティに就任したり、テレビ東京で放送された『四月一日さん家の』でドラマ女優デビューを成し遂げるなど、常に挑戦を続けてきたVTuberだ。そんな健気で頑張り屋な彼女が、満を待しての1stワンマンライブを開催するということで、大勢のそらとも(ときのそらファン名称)やVTuberファンたちが渋谷に集結した。

ときのそら 1stワンマンライブ<Dream! >|2019年10月6日(日) Veats Shibuya
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ときのそら 1stワンマンライブ<Dream! >|2019年10月6日(日) Veats Shibuya

「Veats Shibuyaのみんな! 盛り上がっていくよ!」

開幕1曲目に披露した「ヒロイック・ヒロイン」では、アイドルとしてこの日を迎えたことを再認識させるかのような振る舞いで、オーディエンスの心をいきなり鷲掴みにした。続けて「ブレンドキャラバン」では、そらともとともにこれからライブを体現していこうという気持ちが全面に押し出されたパフォーマンスを展開。2曲続けて最高のスタートを切った。

この日は、ライブで初公開となった新衣装を身に纏ったときのそらに、怒涛の“可愛い”コールが響き渡っていた。それに対し彼女は、会場を埋め尽くす青いペンライトに感動しながら、うちわやタオル、Tシャツなど、グッズを身につけたそらともにリアクションする。この日、“ちゃんと見えてるよ!”と、彼女が何度も確認する場面が多かった。これはライブ後半で“みんなの顔が見たくて左右に動いちゃう!”と語っていた場面に通ずるのだが、この日のライブをしっかりと目に焼き付けながらライブを行おうとする彼女の想いが露呈した場面だった。

ときのそら 1stワンマンライブ<Dream! >|2019年10月6日(日) Veats Shibuya
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ときのそら 1stワンマンライブ<Dream! >|2019年10月6日(日) Veats Shibuya

1回目のMC終了後には、ボカロPコラボプロジェクト第1弾としてリリースした「未練レコード」と「Wandering Days」をアクト。特に「未練レコード」は、まだVTuberのオリジナル楽曲自体がそこまで頻繁に発表されている時期ではなかったため、当時、ボカロPが手がけたオリジナル楽曲として話題になった。筆者自身も、“VTuber×音楽”の可能性を感じ取った楽曲として記憶に新しい。

もともと40mPやシグナルPが好きだったという彼女は、“こんなすごい方たちにアルバム楽曲を作ってもらえるんだ!”とアルバム制作の段階で喜んだそうだ。発表された楽曲の中でも特に想い出深く当時のいろんなことを思い出してしまうと語っていた。

ときのそら 1stワンマンライブ<Dream! >|2019年10月6日(日) Veats Shibuya
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ときのそら 1stワンマンライブ<Dream! >|2019年10月6日(日) Veats Shibuya

「1stライブっていうのはこの瞬間しかありません!」

この言葉通り、ライブは今後も続いていったとしても、今日この日のライブは1回きりであって、今この瞬間の感動や目に見える光景を大事にしてほしいという想いがときのそらの言葉1つひとつから感じ取れた。VTuberとしてファンがたくさんついても、楽曲が増えても、1つひとつのライブはどれもすべて大事なものであって、まだVTuberも少なかった2017年から活動してきた彼女だからこそ“この瞬間を大事にしたい”という気持ちが強いんだと感じた。

そんな序盤からの熱いMCの後には、ときのそらのYouTube動画初のミリオン再生を記録したカバー曲「太陽系デスコ」を披露。ナユタン星人特有の中毒性、ときのそらの高音ボイスがマッチしたこの曲では、軽快な動きでパフォーマンスをしながら、ステージ上部のモニターにはMVが流れる演出で会場全体を盛り上げた。

ときのそら 1stワンマンライブ<Dream! >|2019年10月6日(日) Veats Shibuya
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ときのそら 1stワンマンライブ<Dream! >|2019年10月6日(日) Veats Shibuya

その後、過去開催イベント<TUBEOUT!>で初披露した「海より深い空の下」がスタート。スタンドマイクの前で揺れながらリズムを取る彼女の前には、青いサイリウムが神秘的な海のように広がっていた。観客が演出の一部になる光景はまさに絶景だった。

<TUBEOUT!>に出演した2018年12月は、アルバム制作やドラマ出演に加え、年末のライブなど多忙な時期で周りから心配の声が上がっていたが、ときのそら自身も“いっぱいいっぱいだった”と当時を振り返った。“でも、そんな時期があったからこそ今がある!”と前向きな言葉とともに、“そんな時期の私をそっと支えてくれた曲”と、「メトロナイト」「そんな雨の日には」を続けてパフォーマンス。会場を常に盛り上げた序盤とは打って変わって、後半は落ち着いた雰囲気が漂うスタートとなった。

その後のMC終わりには“落ち着いた雰囲気はおしまいにして、カッコよくてロックな2曲で!”と、この発言でおそらく会場の全員が思い浮かべたであろう「IMAGE Source」を歌唱。アルバム楽曲で新たな世界観を1番印象付けたロックナンバー、そしてハードな「アスノヨゾラ哨戒班」は誰も予想できなかっただろう。2018年11月に投稿された「アスノヨゾラ哨戒班」のカバーでは、高音を得意とする彼女の魅力が存分に発揮した。

少し落ち着いた雰囲気からロックナンバーへの切り替えで、アーティストとしてのときのそらのさまざまな表情を見ることができた。

ときのそら 1stワンマンライブ<Dream! >|2019年10月6日(日) Veats Shibuya
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ときのそら 1stワンマンライブ<Dream! >|2019年10月6日(日) Veats Shibuya

続いては、「オツキミリサイタル」から「冴えない自分にラブソングを」をプレイ。“自分の夢への思いが強くなった曲”と語り、過去開催された<ニコニコ超パーティ>でも歌唱したカバー曲「オツキミリサイタル」へ。アルバム楽曲である「冴えない自分にラブソングを」は、中毒性の高いダンスロックで、個人的にはアルバムを一通り聴いた中で1番耳に残った楽曲。イントロからサビまでとにかく曲全体がクセになってしまう。

そして、コール練習動画も投稿され予告されていた「ファンサ」をドロップ。会場ではコールの練習も行われ、アイドルのライブらしい展開が印象的だった。カバー曲ではあるものの、全体の一体感が見て取れた、みんなで作り上げた感が最大限に発揮されたパフォーマンスだった。

“私の大好きなみんなに私からエールを送りたいと思ってて”と、この日初出しの新曲「フレーフレーLOVE」を初パフォーマンス。初披露にも関わらずサビの“フレーフレーフレーフレー”の部分を、2番ではすでに全員が合唱している姿はさすがだった。

「フレーフレーLOVE」の作詞作曲を手がけた多田慎也つながりで、哀愁漂うポップチューン「コトバカゼ」へ。身体を大きく揺らしながら愛くるしいステップが印象的だ。「コトバカゼ」が終わると新曲「フレーフレーLOVE」の配信開始の発表が行われた。

ときのそら 1stワンマンライブ<Dream! >|2019年10月6日(日) Veats Shibuya
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ときのそら 1stワンマンライブ<Dream! >|2019年10月6日(日) Veats Shibuya

“気持ちだけで身体が動いている。でも気持ちが満タンだから動けています”と、初のワンマンライブをともに作り上げてきたスタッフやファンのみんなへの感謝の気持ちを述べた。この辺りから感謝の気持ちをくり返しくり返し伝える場面が多くなっていった。前日寝れなかったと昼公演で語っており、しかも初めてのワンマンライブ、精神的にも肉体的にもきついはずだ。それでも彼女が最高のポテンシャルでライブを続けられるのは、“感謝の気持ち”を再確認することで自身を奮い立たせているからだろう。

“つらい時も悲しい時もここまで頑張って来られました。その気持ちを全部ぶつけてみんなに向けて最後は、好きっていうね、好きっていう気持ちをね、全力でぶつけたいと思います!”と、泣きながらも必死に思いを伝えようとする彼女の姿に、激励の言葉が会場から飛び交っていた。そして本編最後の曲「好き、泣いちゃいそうだ」を披露。純粋でストレートな“好き”という気持ちが会場を包む。特に最後のサビ部分は圧巻だった。気持ちが満タンだからこそ伝えられる最大限の“好き”が、最後のフレーズ“好き、泣いちゃいそうだ”に込められていた。

ときのそら 1stワンマンライブ<Dream! >|2019年10月6日(日) Veats Shibuya
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ときのそら 1stワンマンライブ<Dream! >|2019年10月6日(日) Veats Shibuya

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