神宿［リハーサル密着レポート］幕張メッセワンマンに挑む5人の現在地「私たちの決意を示したい」＜神宿5周年記念ワンマンライブ 神が宿る場所～君が君らしくあればいいのさ～＞ゲネプロレポート

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【インタビュー後編】
作られている部分と情熱的な部分の両方を出していくべき

（ここで一ノ瀬みかがスタジオに戻って来る）

――みかさんは、幕張に向けて緊張感は高まっていますか？

一ノ瀬みか：
すでにしてます。リハ前から、むしろ2週間ぐらい前から。

――何が心配？

一ノ瀬みか：
幕張メッセに来られる方って、おそらく初めて神宿のライブに来る人が過半数を超えるのかなって思っていて、その中で私たちが伝えたいことがちゃんと伝えられるのかな？　ちゃんとパフォーマンスできるのかな？っていう心配はありますね。

――リハーサルの前にスタッフさんと話していて、YouTube活動を始めてから新しいファンの方が神宿の現場に来るようになったと聞きました。

一ノ瀬みか：
そうですね。しおみぃが入ってから初めてやったツアーが特典会で全国を回る＜大特典会ツアー＞だったんですけど、そこでもYouTubeの動画を観ましたって言ってくれる子がすごく増えました。

――女の子のファンも増えたんですよね。

一ノ瀬みか：
女の子、増えました。この前の＜クアトロ大制覇ツアー＞は、会場によっては半分ぐらい女性の時もあって。最近、男女比がかなり変わってきていると思います。幕張もおそらく女の子がたくさん来てくれるんじゃないでしょうか。

――話が変わりますけど、最近もベース弾いています？

一ノ瀬みか：
めちゃめちゃ弾いています。朝7時に起きて、30分弾くっていうのを日課にしてて。楽しいです（笑）。最近、初めてベースを教えてもらったんですよ。でも、やっぱり癖がついていると、直すのは難しいんだなって思いました。

――ギターも弾いています？

一ノ瀬みか：
ギターもだいぶ弾けるようになりました。譜面を見たら、パッと弾けるくらい。小指の力が弱かったので、指を鍛えられるハンドグリップでめちゃめちゃ練習しました。ギターも覚えて、曲作りがしたいんですよね。

――おおーいいですね。みかさんは、オーディオインターフェイスをパソコンに繋いで演奏しているぐらいですから、かなり本格的ですよね。

一ノ瀬みか：
やっぱ生音よりも、ちゃんとアンプやエフェクターに繋いで演奏した方が上達が早いんじゃないかなって思っています。最近、ローランドから無料の音楽制作ソフト（『Zenbeats』）が出たじゃないですか。あれは激アツですよね。YouTubeとかにちょっとずつポンってオリジナル曲を出そうかなって思っています（笑）。地味にー。

――それは楽しみです（笑）。最近、自分の中で熱いベーシストはいますか？

一ノ瀬みか：
わかざえもんさん！　マキシマム ザ ホルモン2号店の女の子ベーシストなんですけど、注目しています。あと、韻シストさんもベースがカッコいいなって思っています。

――グルーヴ感のあるベースが好みですよね。レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーも好きですよね？

一ノ瀬みか：
そう、この間＜サマソニ＞でレッチリ観たんですよ。もうフリーがヤバくて、常軌を逸していましたね。めちゃくちゃよかった。可愛いし。

――え、可愛い!?

一ノ瀬みか：
見た目が可愛い。＜サマソニ＞の前日にアメ横とか行っているんですよ。ヤバくないですか？（笑）　＜サマソニ＞では、SUPER BEAVERさんも観たんですけど、めちゃめちゃカッコよくて。MCも一言一言洗練されているし、楽器もウマいし。なんかバランスがすごくいいなって思いました。

――バンドから得られるものは多い？

一ノ瀬みか：
そうですね。アイドルって、いい意味で作られている部分がありますけど、私たちはその部分と、そうではないもっと情熱的な部分の両方を出していくべきだと思っていて。バンドさんはその情熱的な部分を出すのがすごくウマいから、観るとすごく勉強になります。

――神宿を見ていると、いい意味で大人にやらされている感が少ないっていう印象はあります。

一ノ瀬みか：
そうですか？　そう見えているなら嬉しいですね（笑）。

――しかし、あっという間に幕張ですね。

一ノ瀬みか：
ホントあっという間でした。時間をかければかけるほどクオリティの高いものはできるけど、この4ヵ月間でできることをやっていくっていう私たちの決意のもとに臨む幕張メッセなので、その決意はみんなに示していきたいし、どういう形でもみんなに楽しんでもらえるようにしたいと思っています。