
佐々木美玲が初めて挑む恋愛作品の難しさ【インタビュー前編】
佐々木美玲が初めて挑む恋愛作品の難しさ【インタビュー前編】ドラマ特区「あの夜、社長の子供を授かりました」
現在放送中のMBSドラマ特区「あの夜、社長の子供を授かりました」に出演中の佐々木美玲。“献身的なのに自己評価が低いヒロイン”という自身のイメージとは正反対の役柄を熱演中だ。恋愛作品も初めてということで、自らキュンとしながら演じているという。新たな“顔”を見せてくれそうな役柄について語ってくれた。
Photo/booro
Styling/栢木真弓
Hair&Make up/高野麻子
Text/佐久間裕子

――今作が初の恋愛作品ということですが、実際に撮影してみていかがでしたか? 例えば、キュンするように見せるのが大変だと思ったとか。
佐々木:そこは難しかったです。だからこそいろいろ練習して、それに近い感情に持っていくにはどうしたらいいんだろうと考えました。それとは逆に、タイトルはインパクトが強いけど、初々しい恋愛も描かれているので、ぎこちない空気感が流れている感じを表現するのも意外に難しいなって。リアルな感じにしたいけど、ゆっくりするとのっぺりし過ぎちゃうので、テンポ感も大切だなと思いました。
――佐々木さんが演じる花井栞里は、献身的なのに自己評価が低いヒロインです。どちらかというと明るくて元気なイメージの佐々木さんとは正反対の役柄なのでは?
佐々木:私はそういうイメージを持たれることが多いんですが、実は意外に栞里タイプで(笑)。だからすごく共感できました。
――意外にも!
佐々木:自分に自信がないところも実は私もそうなので、栞里の気持ちにすごく共感できました。私は自分のそういう部分については、あまり考えないようにしているんです。ネガティブになってしまうから。栞里は自信を失ってしまったときに、社長にあったかい言葉を掛けてもらって心が救われたのだと思います。栞里が自分に近いからこそ、気持ちがわかって演じやすい部分もありました。
――では、佐々木さんがポジティブになるために心がけていることはありますか?
佐々木:あまり自分のことを考えないようにしています。人からも「自分のこと、あまり話さないよね」って言われるんですけど、それが苦なわけじゃなく、その場を楽しく過ごせたらいいかなって思うタイプなので、あまり考え過ぎないようにしています。人にはプラスになることをいっぱい言うけど、自分のことはあまり考えないようにしているって、私を知っている人からも言われました。
――公式サイトで、ヒロインが少しずつ母になることを自覚し、成長する様にも注目してほしいと吉川鮎太監督がコメントされています。母になっていく栞里を演じる上で大切にしていることを教えてください。
佐々木:最初は何も知識がない状態から始まり、わからないことだらけだと思いました。今回も劇中、栞里が自分のことでいっぱいいっぱいになってしまって、お腹に子供がいることを忘れていたシーンがあるんです。そこはすごくリアルだなと思いました。でも母になるに連れて、日常の主役が自分ではなく子供になっていく。この子に幸せに生きて欲しいみたいな感情が芽生えて、子供のために強くなる。そうやって栞里はだんだん自分の意見を言えるようになっていくので、栞里を演じていて、自分の中にいる子供からもらえたものもたくさんあるんだろうなと感じました。
――実際は子供ができる前にクリアにしておくべき問題が、栞里には雪崩のように起きますよね。
佐々木:そうなんです。とにかく問題が起こり過ぎて。ずっと気持ちも顔も下向きになって大変でした(笑)。
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