なみだ色の消しごむ、Kanadevia Hall公演完売！4thワンマンで輝く未来を提示［ライブレポート］

「なみけし」が神田明神ホールで単独公演を行いデビューを飾ったのは、2023年7月。その翌月にはSpotify O-WESTで1stワンマンライブを開催し、一気に注目を集めた。2024年8月にはデビュー1周年公演をZepp Shinjukuで開催、2025年4月にはZepp Nagoyaで3rdワンマンライブを成功させ、通算4回目のワンマンライブとして立ったのが、このKanadevia Hallのステージだった。

開演前、場内スクリーンには、これまでの歩みを辿るMV映像が映し出され、『Overture』とともにライブは幕を開ける。
「みんなのおかげで今の私たちがいます」「今日という日を、私たち7人とみんなにとって一番の思い出にしましょう」というメンバーの言葉に続き、2階ステージに姿を現した7人は『アイズ』を披露。フロアを埋め尽くす声援とメンバーコールが、早くも会場の一体感を高めていった。

『恋になるまで』『ケセランパーティタイム』では、チャーミングでときめきに満ちた世界観を全開に。続くゲーム風映像から始まったブロックでは、『メインキャラクター』『イーアルカンフー』『サニーシャイン』と、熱量を一気に加速させ、眩しい輝きで会場を染め上げた。

冬曲ブロックでは、白いマフラーを身につけたメンバーが『いつまでも好きな人』を優しく歌唱。『ホワイトイノセンス』『トキメキ以上、恋未満。』と続き、淡くも真っ直ぐな“好き”の気持ちを届けていく。

ダンボール演出から始まる『アイラブユーを急いで！』では新衣装を初披露。さらに羽根を背負った姿で『わたし勝手なキューピット』『かわいくなって世界変えたい』を披露し、4人のメンバーが客席へ降りるなど、距離感の近いパフォーマンスで観客を魅了した。

終盤は、『星空はなみだ色』『ナイモノネダリ』『青春イマージュ』『夢幻スケッチブック』と、なみけしが歩んできた“青春”と“夢”を重ね合わせるような構成に。
メンバーの想いが語られたあと、本編ラストには『夢に続くストライド』が披露され、未来へと走り続ける決意を刻みつけた。

アンコールでは『夢色のヒカリ』からスタートし、新曲『お揃いの未来』を初披露。さらに『未来で待ってて』でライブを締めくくった。

MCでは、高松穂乃花と廣川かのんがこの日の想いを語り、会場は温かな拍手に包まれた。
なお、なみだ色の消しごむは、2026年冬に新メンバーの加入、そして新曲『お揃いの未来』を収録した2ndアルバムのリリースとインストアツアーの開催を発表。破竹の進撃は、さらに加速していく。


PHOTO：ポテヤマムラ（PoTEC inc.）
TEXT：長澤智典