TEAM SHACHI［ライブレポート］「ラストライブハウスシリーズ」 開幕！盟友、浅野尚志とのタッグ で新曲初披露！

定刻になるとお馴染みの登場SE「OVERTURE〜ORCA〜」のギターソロが響き渡る。凛々しい表情のメンバーが登場すると、期待感高まるイントロとともにガラリと表情を変えてTEAM SHACHIにグループ名を改名後初めてリリースしたロックナンバー「DREAMER」でツアーを開幕させた。
その後も畳み掛けるように代表曲「抱きしめてアンセム」を投下し会場のボルテージは早くも高みへ辿り着くと、TEAM SHACHIのメンバー他己紹介楽曲「Hello,TEAM SHACHI」では会場一面がタオルをまわす場面も。

MCを挟み、自己紹介と今回のツアーは今までの楽曲を公演ごとに散りばめているなどコンセプトを伝えるとさっそく久しぶりの披露となる楽曲「ケモノノハナミチ」を披露。そして、秋本の「伏せ！」という掛け声で2013年にリリースしたメジャーデビュー曲「首都移転計画」を披露。耳心地のいいラップとライブハウスならではの重低音が心地よい空間を作り出す。

その後も、当時のレコーディング時のエピソードを盛り込みながら”歌”を届けた「明け星」など、活動キャリアとリリース楽曲の幅を感じさせ、おもちゃ箱のように様々なジャンルの楽曲が飛び出すワクワク感を生み出していく。

後半戦では、大黒が今ツアーの構成を作っている際に「本当にこの曲を柚姫はやりたかったの！」とセットリスト担当の坂本へ直訴していたことが判明したチームしゃちほこ期のライブナンバー「いけいけハリウッド」で幕開けすると勢いをそのままに「舞頂破」「眠れないナイNIGHT!」を続けて披露して梅田シャングリラに集まったタフ民（TEAM SHACHIのファンの呼称）4人が煽り立てていく。

TikTokアカウント「待ち合わせに、飽きもと。」での動画で1,200万回再生を突破中の、盛り上がることに特化したTEAMSHACHIを体現した「沸き曲」でメンバーもタフ民も熱気は最大値まで上がっていく。披露し終えると安堵したのか、メンバーがMCをし出したが実はもう一曲披露予定だったというハプニングも。ツアーならではのエピソードも生まれる中、改めて「よろしく人類」を披露。

ハプニングの名残からか、「よろしく人類」の最後の立ち位置を大胆に間違うなど、シャチのゆるい部分も見え隠れする多幸感に溢れる空気感の中で、新曲「翔け抜けてスターマイン」を初披露した。この曲は、チームしゃちほこ期から約13年間を一緒に歩んできたクリエイター浅野尚志と制作し、出だしのバラード調から一変、強烈なシンセメロで熱量をあげ、アイドルマナーやグループの要素もたくさん盛り込まれた"浅野尚志×TEAM SHACHI"の集大成とも言えるライブアンセム。初披露とは思えないほどタフ民を巻き込んだ圧巻のパフォーマンスで沸かすと、最後は「START」で公演を終えた。

TEAM SHACHIは、新曲「翔け抜けてスターマイン」が本日0時に配信リリースされた。#シャチハッピーラストイヤーを掲げ、私立恵比寿中学との2マンイベントの発表やラストEP発売、そして6枚組のアナログ盤の発売など、ここにきてさらにグループとして勢いが増している中、この夏以降各種イベント、フェスへの出演も続々と決まっているため今後の展開なども注目だ。

そして、9月21日 （日）には最後の東京でのワンマンライブ＜TEAM SHACHI最終SHOW〜アイドルロード〜：君のココロの伝説になりたい！＞を東京・立川ステージガーデンにて開催する。