可愛いって言わないと呪う！［歌舞伎町 UP GATE↑↑2025ライブレポート］“可愛い！”の絶叫が響き渡った、ダイナミックでカオスなステージ

取材＆文：竹内伸一
撮影：河邉有実莉

「Overture'24」が流れ出した瞬間からフロアからは地鳴りがするほどの大コールが発生。あっけにとられているうちにメンバーがステージに登場し、「トーキョーダンスホール」からライブをスタートした。キャッチーなポップチューンながら、そのパフォーマンスはダイナミック。飛び跳ねながらフォーメーションを変え、ガンガンとターンを決めてみせる。水嬉るいはヒザをケガしているそうで、イスに座ってのパフォーマンスだったが、観客を煽るかのように笑顔を振りまきながらも上半身は力強く踊り、ライブを盛り上げていく。フロアでは熱狂的に踊るファンの姿も見受けられ、ライブのテンションは早くも最高潮となった。

絢愛かれんが“一緒に楽しんでいきましょう！”と声を上げて「magical♡kawaii」へ。やはり走り回るように賑やかなパフォーマンスをくり広げつつ、観客に“可愛いって言って！”“言ってくれないと　呪うぞ？”と“可愛い！”の声をせがむ。メンバーのお願いに応えて観客は大きな声を上げていた。その声を聴くと、彼女たちのパフォーマンスはヒートアップ。大きなジャンプを見せたかと思えば、ステージを走り回り激しく踊り、最後は絢愛がターンをしながらウインクを決めてみせた。

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「Summer Story」では、会場のクラップに乗って軽やかにダンス。星菜あむが満面の笑みで可愛らしく歌えば、翠茉りのはちょっと思わせぶりな表情でクールに歌う。一転、間奏では切れ味のあるダンスを披露し、観客からさらなる歓声を引き出した。

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星菜が改めて“声出して～!!”と絶叫して始まった「ぼく、軽率に恋。」は、すさまじいコールが会場に響き渡る中、メンバーはめまぐるしく躍動。中間部ではコールが歌詞に盛り込まれており、観客は強制的（？）に声を上げることとなったが、効果はてきめん、会場のテンションはさらに高まっていった。すると、6人のパフォーマンスもさらに熱気みなぎるものになり、水嬉が伸びやかに歌い上げると、落ちサビで心音ふみなが可愛らしい声を響かせ、舞白ゆきだまが“だから、ついてきて？”と絶叫し、さらなる熱狂を誘った。

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星菜と水嬉で“お腹ぺこぺこです”といったコミカルなやりとりを披露して始まった「中華食べたい」では、6人の動きはさらに賑やかで激しいものに。最後は中華料理名が書かれたボードが掲げられ、会場全員で料理名を大唱和。なんだかカオスな光景にも思えたが、みんな実に楽しそうである。

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ラストはアップテンポな「可愛いって言わないと呪う！」。心音が歌いながらステージ下手（しもて）から上手（かみて）へダッシュを見せるなど、6人は全力のパフォーマンスをくり広げていく。1人ずつ“可愛い！”のコールをせがんで、怒号のような“可愛い！”を引き出し、会場も一体となって激しく踊り狂ってフィニッシュ。

止まると呪われるのかと思ってしまうほど、終始ダイナミックに踊り続けた彼女たちのライブは、圧巻の一言。いや、圧巻では足りないほどのものだった。また、6人を煽るかのように“可愛い！”を叫び続けた観客も素晴らしいの一言。これだけ言えば呪われることはないだろう。ともかく、メンバーと観客が一体となってすさまじい熱量を放った圧巻（では足りないが）のライブだった。

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