©桜井美奈/小学館 ©2025 WOWOW/FCC

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山下美月、“夫を殺した”という壮絶な秘密を抱えているヒロイン役に! 連続ドラマ『殺した夫が帰ってきました』主演決定【コメントあり】

山下美月主演の連続ドラマW-30『殺した夫が帰ってきました』(WOWOW/全6話)が、7月より放送・配信をスタートすることを決定した。

DV夫を殺した妻。やっと手に入れた平凡な日常を過ごす中、殺したはずの夫が突然目の前に現れて......。同作は、そんなにわかには信じがたい出来事を機に、主人公と“殺した夫”の過去の罪と愛が交錯する衝撃のサスペンスミステリー。

原作は、2021年に小学館より刊行された桜井美奈の同名小説。桜井は第19回電撃小説大賞を受賞し作家デビュー後、『私が先生を殺した』『私、死体と結婚します』など、鮮烈なタイトルと練りに練られた作品性でたびたび話題を呼び、コミカライ ズされた著書『塀の中の美容室』(漫画:小日向まるこ/小学館 ビッグコミックススペシャル)が第24回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門にて優秀賞を受賞するなど勢いに乗る注目の気鋭作家。桜井の作品がドラマ化されるのは、同作が初となる。脚本は『イチケイのカラス』シリーズ、『ブルーモーメント』(フジテレビ系)など数々の話題作を手掛けてきた浜田秀哉と、『ライオンの隠れ家』(TBS系)などで注目を集める若手実力派の一戸慶乃が担当。監督は『オールドファッションカップケーキ』(フジテレビ系)や映画『東京遭難』(2023年)を筆頭にヒットメーカーとして知られる加藤綾佳が手掛ける。

そんな同作で主人公・鈴倉茉菜(すずくら・まな)を演じるのは、乃木坂46を昨年卒業後、俳優として途切れることなく超話題作に出演し続ける山下美月。WOWOW連続ドラマ初出演にして初主演、さらに初の連続ドラマ単独主演と“初”づくしの中、夫を殺し、その事実を隠しながら生きる女性というセンセーショナルな難役に挑む。

アパレル会社でデザイナーを志す茉菜は、入社して1年半、アシスタントとして真面目に努力を重ね、念願のデザイナーデビューも射程圏内におさめて希望に胸を躍らせる若手社員。しかしその裏で茉菜は、誰にも言えないある秘密を抱えていた。日常的に暴力をふるう夫をある出来事を機に殺害し、過去を隠して平穏な暮らしを手に入れていたのだ。そんな茉菜の目の前に突然、殺したはずの夫が記憶をなくした状態で現れ、あろうことか共同生活を送ることに……。夫はなぜ生きていたのか、そしてなぜ今茉菜の前に現れたのか。“殺した夫”とともに過ごすうち、かつて知ることのなかった夫の温かな一面に触れる茉菜。しかしその末に明らかとなるのは、誰もが予想だにしない、衝撃の真実だった。等身大の真っ直ぐなヒロインからアクの強い役まで、さまざまな役柄を演じてきた山下が、同作でかつてないほどの壮絶な過去を抱えたヒロイン・茉菜を全身全霊で演じ切る。

さらに、茉菜が“殺した夫”を演じるキャストは近日発表。茉菜、そして視聴者を大いに翻弄する重要なキャラクターを演じるスペシャルなキャストにも注目してもらいたい。

『殺した夫が帰ってきました』
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『殺した夫が帰ってきました』

鈴倉茉菜役 主演・山下美月 コメント

ーーWOWOWドラマ初出演で初主演、連続ドラマ初単独主演となります。オファーを受けた際のお気持ちをお聞かせください。

山下美月:
WOWOWのドラマ作品は、とても丁寧に作られている印象で、初出演することができて、とても嬉しかったです。頼りない主演だったと思いますが、自分の未熟さをスタッフのみなさまが映像を通して素敵に活かしてくださったと感じております。

ーー原作・ドラマの脚本を読んでの感想をお聞かせください。

山下美月:
原作を読ませていただいた時は、二転三転する展開に静かに感情を揺さぶられつつ、これを希望と呼ぶのか絶望と呼ぶのか?考え続けていました。ドラマは全6話で、より展開がわかりやすく進んでいくので、毎話登場人物たちの印象が変わっていくと思います。

ーー“夫を殺した”という壮絶な秘密を抱えているヒロイン・茉菜をどんな人物だととらえていますか。また、演じる上で心掛けたこと、難しかったこと、悩んだことなどがあれば教えてください。

山下美月:
“SOSを出せない人間”だと思っています。監督に現場やモノローグ収録でよく言われたのが、“感情をなるべく出さないでほしい”ということでした。茉菜はストーカーに襲われた時ですら、大きな声で助けを求めることができません。1度も泣き喚いたり、叫んで取り乱したりしないんです。ただ、生きているだけ。人生をつまらないと思っているわけではなく、自分のような人間が存在していてはいけないと信じているからです。幼い頃から常に諦め続けなければいけない道を歩んできたが故の、哀しさだと思います。

ーー過酷な撮影も多かったと思いますが、印象的な撮影時のエピソードを教えてください。

山下美月:
このまま息ができなくなってしまうのではないかと思うほど、寒さが厳しい日に泥の上に這いつくばっていた時は、意識が遠のいていくのがすごくリアルでした。最後の大事なシーンの時に、あまりに風が強くてほぼ声が聞こえない状態でやっていたのも、印象深いです。

ーー視聴者のみなさま、楽しみにされているファンのみなさまへメッセージをお願いします。

山下美月:
観てくださる方それぞれの受け取り方があると思います。茉菜の味方になってほしいというわけではなく、この作品を通して自分がこの世に存在しているという認識が、より濃くなるような作品になってほしいです。闇の中にある光をぜひこの作品から見つけていただけますと幸いです。

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