
【ONE AND ONLY Vol.13レポート】FES☆TIVE、Onephony、fishbowlら注目メンバーの多彩なステージに徹底フォーカス!
【ONE AND ONLY Vol.13レポート】FES☆TIVE、Onephony、fishbowlら注目メンバーの多彩なステージに徹底フォーカス!
<ONE AND ONLY Vol.13>が、4月12日(土)にharevutaiで開催された。
<ONE AND ONLY>は、“日々新しい存在が生まれて成長していくアイドルシーンを、楽曲、パフォーマンス、トーク、ファッション、ソーシャルなどさまざまな角度で切り取り、次世代の唯一無二、かげがえのない「ONE AND ONLY」を生み出すことを目指す”というコンセプトを掲げるアイドルイベント。
その第13弾となった今回は、FES☆TIVE、Onephony、fishbowl、CiON、美味しい曖昧、Toi Toi Toi、SCRAMBLE SMILEの7組のアイドルが出演。それぞれが多彩なパフォーマンスを披露し、会場に大きな熱狂を生み出した。
本記事では、各グループから1名をピックアップして、そのメンバーに焦点を当てたライブレポートをお届けする。
<ONE AND ONLY Vol.13>harevutai(2025年4月12日)
取材&文:竹内伸一
■SCRAMBLE SMILE(ピックアップアイドル:桜木果奈)
輝く笑顔と凛々しい姿のギャップで魅了

松田琉那が体調不良で欠席となり、急遽4人でのライブとなったSCRAMBLE SMILE。彼女の分まで頑張ろうと、4人は「今日から運命!」からはつらつとパフォーマンスをくり広げていく。桜木果奈も軽やかなターンを決め、キュートな歌声を披露。その表情は満面の笑みで、ライブを楽しんでいる様子が伝わってきた。かと思うと、ステージ下手(しもて)に走り出て観客にアピール。彼女はアイドルとしてデビューして半年あまりだが、こういったステージの振る舞いも身につけたようだ。
「ひとことでいうなら恋かもね」では、サビの“ハイ!”を元気よく決め、「AGE⇔DECHI」では後列からファンに手を振って会場を盛り上げていく。“盛り上がって行きましょう!”という彼女の煽りから始まった「SCRAMBLE SMILE」を笑顔で弾むように歌い踊ると、ラストのロックチューン「OVER THE SKY」では、真剣な表情で真っ直ぐに熱唱。最後は大サビの拳を振り上げる振りを力強く決めてみせた。
トレードマークとも思える笑顔とはつらつとしたパフォーマンスで会場を盛り上げ、最後は一転、凛々しい一面も見せ、ギャップでも魅了。彼女のさまざまな魅力が堪能できたライブだった。



SCRAMBLE SMILE<ONE AND ONLY Vol.13>
2025年4月12日(土)
harevutai
OPSE
今日から運命!
ひとことでいうなら恋かもね
AGE⇔DECHI
SCRAMBLE SMILE
OVER THE SKY
MC
■Toi Toi Toi(ピックアップアイドル:さくらもも)
可愛らしく妖艶なステージで観客の心をキャッチ

4月4日にデビューしたばかりのToi Toi Toiは、ハードなダンスチューン「Movin on」のイントロに乗って登場するや、いきなり流麗かつ切れのあるダンスで会場の視線を奪っていく。さくらもものパフォーマンスも、もちろんしなやかさとシャープさを併せ持つ見事なもの。加えて、微笑みを浮かべながら、隙あらば観客にウインクを送る。そんな完璧ともいえるステージングは、数多くのショーに出演してきたという彼女のキャリアを裏付けるものだった。
彼女のパフォーマンスはここから加速。「オトナヒロイン」では場面ごとに笑顔、困り顔、怒り顔など表情をくるくると変えながらもウインクを連発。「I LOVE ME」では冒頭で可愛らしい歌声を披露。さらにメンバーにキスするような仕草も魅せて、会場から大きな歓声を巻き起こした。最後の「涙のストーリーテラー」では、しなやかなダンスが次第に熱気を帯びていき、最後はダイナミックなパフォーマンスへと昇華していた。
完成度の高いパフォーマンスと、可愛らしさと妖艶さが同居するステージングは見応え十分。MCで“ももです!”と自己紹介すると、会場からは“うお~!!!”という絶叫が上がったことが、彼女の見事な振る舞いが観客の心をつかんで離さないことを雄弁に物語っていたように思う。



Toi Toi Toi<ONE AND ONLY Vol.13>
2025年4月12日(土)
harevutai
Movin on
MC
オトナヒロイン
I LOVE ME
涙のストーリーテラー
MC
■美味しい曖昧(ピックアップアイドル:双詩科なのは)
見応えたっぷりのハイレベルなパフォーマンス

この日の昼間、新体制のお披露目ライブを終えたばかりの美味しい曖昧は、数時間を経たこのステージが、新体制初の対バンライブとなった。笑顔で弾むようにステージに登場した双詩科なのはは、「サプリメ」からその笑顔とは裏腹に激しく踊り、思わせぶりに歌う。さらには踊りながらも客席にマイクを差し向けてコールを促す。しっかりと楽曲の世界観を表現しつつもライブを盛り上げていった。
“新体制になりました! よろしく!”と可愛らしく挨拶して始まった「角砂糖とセイロン」では、ほかのメンバーとコントラストを描くように可愛らしい歌声を披露。ダンスのみでパフォーマンスする「ダンスダンスダンス」は7人で動きをシンクロさせつつ、ソロパートでは切れ味鋭いダンスをくり出す。さらに激しく歌い踊った「ナブルナブルナブル」では“いちばんにして”の台詞をセクシーに、「さめないワナビー」では締めくくりの“おやすみ”を可愛らしく決めてみせる。という具合いに、曲ごとにしっかりと見せ場を作りつつも、ユニゾンとなるパートでは見事に動きを合わせていく。そんな彼女のパフォーマンスはハイレベルで見応えのあるものだった。
最後は新曲「パフェクト」をスピード感抜群にパフォーマンスし、最後にポーズを決めると“うお~!”という大歓声が巻き起こる中、満足そうな笑顔でステージを降りていった。



美味しい曖昧<ONE AND ONLY Vol.13>
2025年4月12日(土)
harevutai
SE(ggg)
サプリメ
角砂糖とセイロン
ダンスダンスダンス
ナブルナブルナブル
さめないワナビー
ステフリ!
パフェクト
END SE
■CiON(ピックアップアイドル:栞音)
狂騒を生み出した妖艶かつ力強い歌声

CiONは、「Now or Never」から妖艶なダンスと、伸びやかで繊細な歌声で観客を惹きつけていく。栞音は“オイ!オイ!”のコールが発生すると満足そうな笑みで浮かべ、「鼓動parade」では、もう1人のボーカル・愛佳と絶妙なハーモニーを聴かせて会場を沸かせる。
メジャーデビュー曲となる「しましょ」では、“一緒に踊って!”と振り付けをレクチャー。観客の飲み込みの早さに驚いた表情を浮かべながら“完璧です!”と称賛。果たして、彼女のセクシーな“しましょ”の一言から始まったこの曲を、会場が一体になって踊り、ライブのテンションがさらに高まっていった。スローナンバーの「曖昧libido」ではソウルフルな歌声でファンを酔わせる。最後は愛佳と絡み合うようなセクシーなパフォーマンスもくり出し、さらなる熱狂を生み出した。終盤はサザンオールターズのカバー「エロティカセブン」、「Sickkkkk」とにぎやかなナンバーを続けて、会場の狂騒を煽る。栞音はしゃがみこんで熱く歌い上げたと思えば、愛佳と声を合わせて力強い歌声を響かせた。
力強い愛佳と、繊細さも持つ栞音。2人の歌声はそれぞれに個性があり、その2つが見事なコントラストを織り成すさまは、本当に聴き応えがあった。また、栞音は全体を見渡しながらライブを掌握しているといった雰囲気。そんな堂々たる振る舞いも彼女の魅力で、縦横無尽に躍動する愛佳とここでも見事なコントラストを描いていたように思う。



CiON<ONE AND ONLY Vol.13>
2025年4月12日(土)
harevutai
SE
Now or Never
鼓動parade
しましょ
曖昧libido
エロティカセブン
Sickkkkk
MC
■fishbowl(ピックアップアイドル:大白桃子)
迫力のあるダンスで解き放った大きな存在感

静岡発のfishbowlは、クールなヒップホップナンバー「九天」のイントロに乗ってステージに登場。木村日音がクールにラップを決め、新間いずみがスモーキーかつグルーヴィなボーカルで見せ場を作る中、大白桃子は凛々しい表情を作りながらシャープかつ軽快なダンスで魅せる。「二兎」でその動きには激しさが加わったが、会場から大きなコールが起こると、嬉しそうに頬を緩め、笑顔でパフォーマンスを続けた。
「熱波」では、今度は会場へ視線を投げまくる。歌詞の“ね”に合わせてフロアを指さし、ステージの上手(かみて)から下手(しもて)へと移動しながらもレスを送り続けて、会場を沸かせた。プッチモニのカバー「ちょこっとLOVE」で賑やかにステージを駆け回ったあとは、その歌声でも魅了。「四季」で可愛らしい声を聴かせれば、「六感」ではキュートに歌いながら、ダンスはコミカルな動きも交えつつダイナミックに。その動きが熱気を帯びるに従って、その表情は笑顔が弾け、会場が楽しい雰囲気に染まっていった。
fishbowlのライブはメンバーそれぞれが自身の役割をしっかりとこなすことで、全体の調和が取れるといった印象。そんな中、大白は迫力のあるダンスで貢献。長い手足をダイナミックに動かしつつも、指先の動きはしなやかで思わず見入ってしまう素晴らしいパフォーマンスだった。



fishbowl<ONE AND ONLY Vol.13>
2025年4月12日(土)
harevutai
SE
九天
二兎
熱波
ちょこっとLOVE
四季
六感
■Onephony(ピックアップアイドル:夢乃澪)
気品のあるステージングで魅せたまばゆい輝き

白いベレー帽をかぶって登場した夢乃澪は、朗らかな笑顔で可愛らしくも清楚な雰囲気を醸し出す。そのパフォーマンスは小気味よくはつらつとしたもので、表情からライブを楽しんでいることが伝わってきた。
「そばにいたいな」では、腰に下げていた名前入りのタオルを振り回して盛り上がったが、その表情は本当に楽しそう。さらには会場に笑顔を振りまき、“あげるね!”の台詞を超可愛らしく決めると、これまで以上の笑顔に。「キューピット参上」でも“天使なんです”を可愛らしく決めて、間奏では“楽しんでいますか? 盛り上がっていくよ~!”と会場を煽り、またまた“そろそろ見飽きちゃいます”を超キュートにきめて会場を沸かせた。笑顔で魅了してきた夢乃だが、「ウォータープルーフガール」では歌声でも魅せる。落ちサビの前のソロパートを、感情を込めて歌い上げると、これまた笑顔が弾けた。
ラストの「Going my way」も拳を振り上げながら大熱唱。動きにも切れ味が増し迫力が加わったが、決して荒々しいものにはならず、品よくまとめていたのが印象的だった。そんな彼女の上品さが、グループにも気品をもたらしているようにも感じられ、改めて夢乃澪の存在感の大きさを確認させてくれたステージだった。



Onephony<ONE AND ONLY Vol.13>
2025年4月12日(土)
harevutai
相対論
そばにいたいな
MC
キューピット参上
ウォータープルーフガール
Going my way
MC
■FES☆TIVE(ピックアップアイドル:土光瑠璃子)
卒業間際に届けた想いあふれる熱演

4月21日に卒業を控える土光瑠璃子は、1曲目の「夏色とりどリボン」から満開の笑顔で歌い踊る。華麗にターンを決めつつも、ピースサインでウインクをふりまくなど冒頭から実に楽しそう。それは、アイドルとして残された時間を悔いなく過ごしたいという想いがあふれ出ているようにも思えた。アップテンポの「オトメ、ケセラセラ」では激しいダンスを披露。センターでガンガン踊る姿が凛々しくカッコいい。
「心拍白日夢」では、今度は緩急をつけた動きでライブにダイナミクスを生み出す。そして「色違いサンダル」では感情のこもった歌声を会場中に響かせる。ラストの「マジカルパレード」では、八木ひなたと顔を見合わせて何やら照れ笑いするという微笑ましいシーンもありながら、八木を殴るようなコミカルな振り付けも交えてにぎやかにパフォーマンス。途中、“オイ!オイ!”と声を上げて会場を焚きつけると、最後は“みんなで飛ぶぞ!”と大絶叫。会場中でジャンプをきめてライブを締めくくった。
可愛らしさ、激しさ、華麗さ、カッコよさ……アイドルとしての彼女が持つさまざまな魅力を散りばめたようなライブは、やはり見応え十分。アイドルとしての彼女の姿を一瞬たりとも見逃したくない。そんな思いにかられる圧巻のパフォーマンスだった。



FES☆TIVE<ONE AND ONLY Vol.13>
2025年4月12日(土)
harevutai
SE
夏色とりどリボン
オトメ、ケセラセラ
MC
心拍白昼夢
色違いサンダル
マジカルパレード
MC
<ONE AND ONLY Vol.14>

日時:2025年4月30日(水)開場17:30/開演18:30
会場:SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
出演:SWEET STEADY、yosugala、fav me、Onephony
チケット:前方優先エリア¥8,500 一般¥4,500 女性/学生¥3,500 当日¥5,000
<Popteen&Cuugal×ONE AND ONLY ポップキューフェス 2025>

日程:2025年6月21日(土)
会場:KT Zepp Yokohama
【アーティスト】
・つばきファクトリー
・いぎなり東北産
・iLiFE!
・JamsCollection
・夜光性アミューズ
・ドラマチックレコード
・fav me
・AsIs
【モデル/タレント】
・しなこ
・Mumeixxx
・梶原叶渚
・Popteenモデル:谷田ラナ、向井怜衣
・Cuugalモデル:あいみお、ここぴょん