
(©YOANI/KING RECORDS)
≠ME、「モブノデレラ」MV公開! 10th両A面SGビジュアル解禁
≠MEが、4月30日(水)発売の10th両A面シングルのもう1つの表題曲「モブノデレラ」のMV、同作のジャケット写真&アーティスト写真を公開した。
聞き慣れない“モブノデレラ”というワードは、“物語の最後に報われるシンデレラとは違い、決して主人公にはなれないその他大勢の役名のない「モブ」として生きている私、そして誰もが持つ孤独感や絶望”を表している。
≠MEのプロデューサー、そしてすべての楽曲の作詞を手掛ける指原莉乃による造語であり、≠MEにとって表題曲としては初の悲しく切ない、そして美しいメロディのミディアムバラード曲となる(作曲:関口颯太・杉山勝彦/編曲:杉山勝彦)。
12時を指す時計の描写から始まるMV(監督:大野敏嗣(COLORS))の舞台は、童話『シンデレラ』のようだが、誰もがよく知る物語とは少し違う部分にスポットが当たる。
メンバーたちが演じる名もなき12人のモブノデレラたちが王子に見初められようと舞踏会でアピールするが、王子の目は突如現れたシンデレラのみに向けられている。見初められたシンデレラに対するモブノデレラたちの表情は、これまで≠MEがどの作品でも見せたことのない情念のこもった嫉妬の顔つきに。
想い破れたモブノデレラたちの“このドレスを着ていけばよかった”という後悔や、“なぜ、私は選ばれなかったの?”という自己嫌悪、怒りといった負の感情が画面が滲み出ており、Dメロの《きっとハッピーエンドは 誰かの不幸と気付いてしまう》、《何回も コンティニューしても 私だけ バッドエンドなんでしょう》という歌詞も印象的だ。
ダンスシーンでは、≠ME持ち前のキラキラ感がありながらも、手先までしなやかに線を描くような振り付け(振り付け:武田舞香)、そして一糸乱れぬフォーメーションダンスを見せている。
≠ME 10th 両A面シングル「モブノデレラ/神様の言うとーり!」
冨田菜々風(「モブノデレラ」センター)コメント
「モブノデレラ」という物語が忠実に再現されたMVになっています。
童話の『シンデレラ』の物語は、ヒロインのシンデレラにスポットライトが当たっていますが、その素敵な物語の影にはそれぞれいろいろな想いを抱えた人たちがいるということに気づかせていただきました。「モブノデレラ」にはどこか自分と重なる部分や、苦しさというものがあります。
このMVはとても悲しい物語ですが、悲しいだけではなく、どこか自分に寄り添ってくれているような感覚にもなりました。
いろいろな人生がある中で、この楽曲の中ではハッピーエンドではなかったとしても、きっと誰しもハッピーエンドにつながる物語に出会うはずです。
私は影と光は共存していると思います。この「モブノデレラ」を通して感じていただけたらと思います。
切なさや、嫉妬、感情的な部分が、繊細に散りばめられています。今までの≠MEのイメージを覆すような、見たことのないメンバーの表情をこの作品で観ることができると思います。物語、そしてメンバーの表情や感情、どちらも楽しんで観ていただけたら嬉しいです。
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