テラテラ［ライブレポート］多彩な輝きを解き放った4周年記念ライブ

テラテラは、2024年年末に新メンバー3名が加入したタイミングで、グループ名をテラス×テラスから改名。2025年から心機一転を果たして、グループ活動に邁進している。

4周年記念ライブの会場は、聖地として名を馳せる代官山UNiTとなり、平日にも関わらずスタンディング席には、多くの観客が詰めかけた。“よし、今日も楽しむぞ！”と意気込んでいるファンが点在するなど、ワクワクドキドキの様相だ。

同公演から新たに用意されたOvertureが流れ出すと、メンバーが1人ずつステージに登場。各々が個性的なダンスパフォーマンスを披露していきながら、開演のベルを鳴らしていく。割れんばかりの拍手が沸き起こる中、オープニングは「シグナル」をパフォーマンス。2曲目には、“君が好き”というパートで、クラップが起こる「僕に恋しちゃいなよ」、3曲目は新メンバー・ねぎためなの歌唱からスタートするバラード「StarDust」を披露。磨き上げた歌唱力で、楽曲の世界観を表現していきながら、改名前のグループ名を模した冠曲「テラス×テラス」を立て続けに届けて、平日の鬱屈した空気感を破っていた。

続けて、メンバーが挨拶へ。

ねぎためな：
最高に楽しい想い出を作りましょう！

黒田かほ：
4周年、いっぱい幸せになりましょう！

池本しおり：
1番楽しんで帰ってください

藤田梨々花：
最高の想い出にしようね！

吉田芽梨奈：
今日は5歳になったということで、最強のテラテラを見せたいと思います！

田中玲衣奈：
世界で1番熱いテラテラの日にしましょう

梅原麻緒：
たくさんの声を聞かせてください！

ライブのMC役を務めている吉田芽梨奈が“今日楽しんでますか？　新衣装どうですか”と発言すると、“可愛いー！”という声援の大合唱が発せられていく。梅原麻緒が、“次の楽曲は新曲です！”と告げて会場を沸かせた。

12月～2月の各月に開催した定期公演内の催しとして実施していた『テラテラ　第1回センター争奪！　ガチンコ炎の3番勝負』で1位になった梅原麻緒は、新曲「MAKE A MiRACLE」のセンターを務めることが事前に発表されており、今回初めて観客の前でパフォーマンス。新曲の制作は、乃木坂46「おひとりさま天国」といった数多くのプロデュースを手掛けているAkira Sunsetが担当。テラテラのために“盛れる”アイドルナンバーを作り上げた。なお、日本テレビ『夜バゲット』の4月度エンディングテーマにも採用されている。

「MAKE A MiRACL」が流れ出すと、センター・梅原麻緒に向けてスポットライトが照らされる。《盛れて盛れて私盛れてる。色気色気ががほら盛れてる》という、梅原麻緒のソロパートからスタートするダンスナンバーで、メイクを通じて可愛いくなる女の子の気持ちを、テラテラが代弁していく歌詞が印象的だ。新曲にも関わらず観客からのコールが聞こえくるほどに大盛り上がりで、SNSでマネしなくなるダンスパフォーマンスも見事。スクリーンには、MVが初公開され、同公演のハイライトシーンの1つとなった。

新曲を披露したあとは、「君に恋してサンセット」で恋する女の子を気持ちを表現。撮影可能となった「ヒロイン」では、観客がスマホを片手に、舞台上のヒロインたちに向けてシャッターを切っていた。80年代のディスコナンバーを彷彿とさせる、ノリノリなイントロで始まる「ためらいガール」でフロアを揺らすと、池本しおりが“沖縄に行けますか！”と煽りながら夏曲「ハイサイロック」へ。定番のタオル回しで観客のテンションを上げた。

青春の爽やかな風の香りがしてくるデビュー曲「明日の天気は、素敵晴れー」を新メンバーとともに息ぴったりに歌い上げ、甘酸っぱい恋のエピソードが綴られる「恋のレモネード」をキュートに歌唱。高揚感のある「サンライズ」よりラストパートへ。ラストは「シラユキ」。メンバーは、腹に力を込めたオーディエンスからの“言いたいことがあるんだよ！　世界で1番愛している”というラブコールを受けながら、本編を締めくくった。

メンバーがステージをあとにすると、“みなさん、4周年ライブ最高でしたよね（イエーイ）。今勢いがあります。これからもっと大きいステージで見たいですよね（イエーイ）。アンコール行きます（フー）！　アンコール、アンコール～”と歓声が発生。それに応えるように、メンバーカラーの推しTシャツに着替えたメンバーが再登場。「キラメキストーリー」で、アンコールがスタートする。

歌い終えると、モニターで新情報を告知。メンバーたちも知らないという情報は、6月28日（土）にSpotify O-WESTにて開催するワンマンライブ。さらに、4月以降の定期公演もアナウンス。定期公演の目玉企画として、ワンランク上の特効演出（銀テープ、co2噴出）をかけたチャレンジ企画『特効欲しけりゃ自分達で掴み取れ。目指せ全員成功！　特攻チャレンジ！』も明かされた。吉田芽梨奈は“O-WEST、嬉しい（涙）”、藤田梨々花は“会場がデカいから無理と言われていたから嬉しい”と喜びを嚙みしめた。

歓喜の状況から一転、サプライズでスクリーンに怪しい映像が流れてくる。“私は、テラテラ仮面だ。新体制になってから、絆を深められているのか。ここで課題をこなしてもらいます”という声とともに、過酷なチャレンジ企画『同じ釜の飯をくって絆を深めろ！　テラテラ荘』を発表。こちらは、メンバーが一定期間一緒に住み、6月のワンマンライブに向けて告知生配信をしていくというもの。池本しおりが“楽しそう～”と話す一方、梅原麻緒は“みんなで泊まるの？”、田中玲衣奈は“終電とかどうするの？”と戸惑うメンバーの姿も見られた。

衝撃発表がありながらも、新曲「MAKE A MiRACLE」を再びパフォーマンス。撮影可能曲ということもあり、観客たちは神カットを撮影するために手を挙げながらも、パフォーマンスを楽しんでいた。メンバーも自身が盛れるように、全力のパフォーマンスを届けた。

最後の楽曲として用意されていたのは、「恋してシンデレラ」。終始コールが止まず、サイリウムの光は、まるで太陽のようだった。そして、晴れ晴れな4周年ライブが、大成功の内に終了した。

最後に藤田梨々花が、“結成は4周年だけど、新体制のフレッシュなテラテラは4ヵ月目です。今年はめちゃめちゃ活躍していきたいし、メインステージの舞台に立ちたい！”と今後の飛躍を誓い、メンバー全員で“ありがとうございました！”と挨拶。

終演後にメンバーに感想を聞くと、“6月28日（土）のSpotify O-WESTのライブは完売させて、大きく成功させます！”と次の大舞台の成功も約束してくれた。

＜ワンマンライブ＞
日程：2025年6月28日（土）（昼帯）
会場：Spotify O-WEST
詳細は後日発表

＜定期公演＞
2025年4月14日（月）恵比寿 CreAto
2025年5月15日（水）恵比寿 CreAto
2025年6月16日（月）恵比寿 CreAto
7月23日（水）SHIBUYA VIDENT
2025年8月19日（月）SHIBUYA VIDENT
※定期公演内で行なう新企画『特効欲しけりゃあ自分達で掴み取れ。目指せ全員成功！　特攻チャレンジ』は、4月14日の定期公演よりスタート