古川琴音、ヴィヴィッドな感情の発露を収めた写真集『CHIPIE』発売決定！【コメントあり】

古川琴音写真集『CHIPIE』が、7月3日（木）に発売されることが決定した。

みずみずしい演技と確かな存在感が評価され、映像作品から舞台、さらにはCM出演まで幅広くオファーを受ける俳優・古川琴音。

同書の舞台は、古川が映画祭のために訪れたドイツ・フランクフルト。見知らぬ街で、見知らぬ人と触れ合い、揺れ動く古川の姿を切り取った。5日間もの間、朝から晩まで、スケジュールの合間や映画祭の裏側までもカメラが彼女を追うという“ドキュメント”に近い手法でシャッターを重ねていった同書は、まさに“古川琴音の内側”さえも鮮やかに写し出している。目の前で起こるさまざまな出来事や状況に、戸惑い、悲しみ、喜ぶ。そのヴィヴィッドな感情の発露がそのままページになっていることが、同書の最大の特徴に。

今回の写真集を作るにあたって古川は“主人公はすごくわかったような気がするが、結局何もわからない人というイメージにしたい”とコメント。なかなかメディアでは見ることのない彼女を見ることができるという点では読者はページをめくるごとに彼女に近づき、しかし、くるくると変わる彼女に翻弄されるようにまた遠ざかる。まさに彼女の想いを体感できる1冊になっている。

衣装についても、普通の写真集のように演出されたものを着ているわけではない。驚くほど並べられた量の服の中から、その時々の気分に応じて古川が“今はこれが着たい”と思ったものを着用。フリータイムで街にくり出す時にはレザーのショートパンツ、ホテルの部屋では光で美しく透けるピンクのシフォンドレス、夜の外出はブーツに派手なワンピースではしゃぎ、湖畔では自分と向き合う姿を収めた。

撮影は盟友ともいうべき写真家、松岡一哲。彼女がまだデビューしたばかりの頃に制作され、カルト的人気を誇る写真集『pegasus01　古川琴音×松岡一哲』から7年を経て再タッグとなった。撮影を終えた松岡は“やはりとても強い輝きを放っている方だな、と感じました。その仕草や眼差しは神秘的なままでした”と語った。

俳優としても、1人の女性としても、まだまだ未完成であるがゆえに大きな可能性を秘めた古川琴音の現在地をたっぷり詰め込んだ176ページ。フランクフルトの曇り空も、少しミステリアスな街の雰囲気と相まって、どこかファンタジーのような世界観が感じられる。まさに映画を見ているような1冊に。

古川琴音 コメント
このたび、2冊目の写真集『CHIPIE』が発売されることが決まり、とても嬉しく、また緊張しています。前作に引き続き、松岡一哲さんとの再タッグが叶い、今回も素敵な作品を作り上げることができました。

この写真集は、ドイツ・フランクフルトの映画祭に参加した際に撮影したものですが、私にとって初めての海外映画祭という貴重な機会を松岡さんに撮っていただき、個人的にも大切な1冊となりました。初めてづくしの、笑ったり泣いたりの忙しい日々でしたが、そんな私自身の“素顔”を大切に撮っていただきました。そしてフランクフルトの街並み、映画祭の熱気や興奮、舞台裏での緊張感をありのままに、一哲さんならではの視点で切り取っていただけたのではないかなと思います。

いつも応援してくださっているみなさんに感謝の気持ちを込めて、この作品をお届けいたします。私の新しい一面をぜひ感じていただければ嬉しいです。

プロフィール

古川琴音（ふるかわ ことね）
1996年10月25日生まれ、神奈川県出身。2018年にデビュー。

短編映画『春』（2018年）で第20回TAMA NEW WAVEベスト女優賞を受賞し、第71回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞した映画『偶然と想像』（2021年）の第1話で主演を務める。近年のおもな出演作に映画『みなに幸あれ』（2024年）、『言えない秘密』（2024年）、『海のはじまり』（2024年／CX）、大河ドラマ『どうする家康』（2023年／NHK）、舞台＜Touching the Void タッチング・ザ・ヴォイド ～虚空に触れて～＞（2024年）がある。声優に初挑戦した長編アニメーション映画『花緑青が明ける日に』が待機中。

松岡一哲（まつおか いってつ）
1978年岐阜県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。写真家として活動するかたわら、2008年6月よりテルメギャラリーを立ち上げ、運営。おもにファッション、広告などコマーシャルフィルムを中心に活躍する一方、日常の身辺を写真に収めながらも、等価な眼差しで世界を捉え撮影を続ける。おもな個展に＜やさしいだけ＞タカ・イシイギャラリーフォトグラフィー／フィルム（東京、2020年）、＜マリイ＞Bookmarc（東京、2018 年）、今秋に個展開催予定。