Shibu3 project[ライブレポート]卒業生5人が感謝と涙のステージで有終の美「たくさんの想い出をありがとうございました」

Shibu3 project[ライブレポート]卒業生5人が感謝と涙のステージで有終の美「たくさんの想い出をありがとうございました」

Shibu3 project[ライブレポート]卒業生5人が感謝と涙のステージで有終の美「たくさんの想い出をありがとうございました」

Shibu3 projectが、3月20日(木・祝)に横浜1000CLUBにて<「MY SMILE STORY 令和6年度シブサン卒業式」supported by UP-T>を開催した。

同グループは、プラチナムプロダクションに所属する高校3年生までのメンバーで結成された大型ガールズグループ。この日、2025年春で高校を卒業する5名(吉田羽花、武原莉亜、斉藤絢香、菜花、小林那波)がグループからの門出を迎えた。

本記事では、卒業生5人の新たな旅立ちを祝い、感動を呼んだ同公演の模様をお伝えする。

Shibu3 project<「MY SMILE STORY 令和6年度シブサン卒業式」supported by UP-T>横浜1000CLUB(2025年3月20日)

取材&文:赤木一之
撮影:HARUCHICA

卒業を迎えるリーダーの吉田羽花、武原莉亜、斉藤絢香、菜花、小林那波の5人の門出を祝うべく、Shibu3 project(以下、シブサン)の衣装を着用し、Mommy3! project(マミサン!プロジェクト)としてオープニングアクトに出演したHey!Mommy!。セーラー服タイプの衣装姿だからか、自己紹介も心なしか学生のようなハキハキとした口調で初々しく可愛らしい。シブサンの春ソング「PANONON」、希望に溢れるロックナンバー「ROLL CAKE」をカバーし、卒業生と現役生にエールを送った。

Shibu3 project<「MY SMILE STORY 令和6年度シブサン卒業式」supported by UP-T>横浜1000CLUB(2025年3月20日)
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Shibu3 project<「MY SMILE STORY 令和6年度シブサン卒業式」supported by UP-T>横浜1000CLUB(2025年3月20日)

SEとクラップに合わせ、ステージに並ぶシブサンメンバー。卒業生5人はチェック柄のフリフリ衣装、現役生14人は制服タイプの衣装を着用。ポップな恋愛ソング「LOVE ME LOVE YOU」で始まり、ファンもガチ恋口上で熱い気持ちを届ける。続く、「いつでもここは僕らの場所だから」はカラッと楽しい曲で元気をもらえる。

自己紹介を挟み、アップテンポなロックチューン「PPP」「ただのラブソングじゃないからね」でテンションを上げていき、スペーシーな楽曲「ネプネプなDAYS」で明るい未来への一歩を踏み出す。

暗転し、笑い声が入ったイントロが流れると、OGのねぎためな、星野愛美、豊田ルナ、戸田梨杏、三好佑季、大早希弥海、吉田佳音が歴代衣装を着て登場。令和5年度の卒業ソング「THE LAST SONG!」、令和4年度の卒業ソング「KEEP MY KNOTS」を歌い、ファンとメンバーとの再会を果たした。

Shibu3 project<「MY SMILE STORY 令和6年度シブサン卒業式」supported by UP-T>横浜1000CLUB(2025年3月20日)
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Shibu3 project<「MY SMILE STORY 令和6年度シブサン卒業式」supported by UP-T>横浜1000CLUB(2025年3月20日)

OGと入れ替わり、卒業生5人がステージへ。別れと出会いの春。ここで、新入生を呼び込み、それぞれ自己紹介。新高校2年生・美味しいラーメンが作れる瀬戸りおん、新中学2年生・100メートル15秒台の今浦みずき、新小学5年生・特技がバスケのソウザ香璃、新小学5年生・特技が大食い早食いの迫莉音奈が、緊張しながらもしっかりと趣味や特技をアピールした。

Shibu3 project<「MY SMILE STORY 令和6年度シブサン卒業式」supported by UP-T>横浜1000CLUB(2025年3月20日)
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Shibu3 project<「MY SMILE STORY 令和6年度シブサン卒業式」supported by UP-T>横浜1000CLUB(2025年3月20日)

卒業生5人でキュートな楽曲「オー!ヤミー! 」「GARU GARU PARTY」を披露した後は、メンバー全員で公演タイトルになっている新曲「MY SMILE STORY」をドロップ。弾む気持ちと切なさが交差する青春ソング。このメンバーでは最初で最後のパフォーマンス。ファンも一緒に手を挙げ、一体感を作り上げた。

Shibu3 project<「MY SMILE STORY 令和6年度シブサン卒業式」supported by UP-T>横浜1000CLUB(2025年3月20日)
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Shibu3 project<「MY SMILE STORY 令和6年度シブサン卒業式」supported by UP-T>横浜1000CLUB(2025年3月20日)

新しい物語に向けて、夢が広がる前向きソング「ハピラキゲッチュ」「PANONON」を歌い、4つ打ち軽快ソング「We Are Jumping」へ。輝くサイリウム。会場もノリノリになっていく。

この流れで、先輩グループ・PASSPO☆の代表曲「マテリアルGirl」をカバー。ロックサウンドに乗せ、身長171センチの高身長ガール・藤原実羽が上手に煽りまくる。熱気上昇。サイリウムの光が上へ、前へ、綺麗に輝いていく。客席にサインボールを投げ込み、ロック繋ぎで「NO NEW YORKER」へ。銀テープ発射でクライマックスが近づく。

Shibu3 project<「MY SMILE STORY 令和6年度シブサン卒業式」supported by UP-T>横浜1000CLUB(2025年3月20日)
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Shibu3 project<「MY SMILE STORY 令和6年度シブサン卒業式」supported by UP-T>横浜1000CLUB(2025年3月20日)

本編が終了し、5人の成長を追ったVTRが流れると、アンコールパートへ。全員でバラード曲「渋谷の桜が咲く頃に」を歌い、卒業への想いを噛み締める。

卒業生の挨拶は、ファン、メンバー、スタッフ、家族への感謝の言葉と涙が溢れるシーンとなった。抜粋してお届けする。

小林那波:
そして、誰よりも応援してくれたお母さん。見てるかな? 実は、高校2年生の夏、お母さんは天国へ旅立ちました。お母さんはいつもファンの方を大切にね、と言っていて、その言葉を胸に今まで頑張ることができました。ありがとう。もう1人で東京の電車も乗れるし、1人でライブのヘアセットもできるようになったよ。

菜花:
加入当初、ダンスが苦手な私は泣きながら自主練をしていたことを今でも覚えています。どんなに練習を重ねてもライブでよいパフォーマンスができず何度も辞めたいと思うこともありました。それでもステージから見るファンの方の笑顔、メンバー、スタッフさん、どんなに夜遅く帰ってきても、お帰りとお出迎えをして私の1番でいてくれた家族。たくさんの方々のおかげで私はこのステージに立てています。

斉藤絢香:
先生の厳しい指導は正直つらいことが多くて、みんなと一緒に頑張れるか不安で自信をなくしていました。そんな時に、お母さんから、先生が怒って厳しい指導をしてくれるってことは期待してくれてるってことなんだよって教えてくれました。その時から、先生の指導に感謝の気持ちを持つようになり、レッスンの大切さを改めて知ることができました。さおり先生、私は、さおり先生のおかげでここまで成長できました。

武原莉亜:
学校とシブサンの両立はすごく難しくて、このまま続けるかたくさん悩んだ時期もありました。それでもここまで続けられたのは、親の応援があったり、優しいメンバーがいたからだと思います。中学2年生から始めたシブサンですが、約5年間が本当にあっという間で卒業ということが今でも信じられません。今まで素敵な景色を見せてくれたファンの皆さんには感謝してもしきれません。みんな、大好き!

吉田羽花:
1つ前の代から副リーダーを任せていただけて、今年はリーダーという大事な役割を任せていただけたこと、すごく嬉しかったです。でも、正直リーダーとしての役割をちゃんと担えているか不安でいっぱいでした。最初の2ヵ月は喧嘩ばかりしていたけど、それだけみんなシブサンへの気持ちが大きいんだなと思って、リーダーとしてすごく嬉しかったです。ファンのみんなも、改めてたくさんの想い出をありがとうございました。

Shibu3 project<「MY SMILE STORY 令和6年度シブサン卒業式」supported by UP-T>横浜1000CLUB(2025年3月20日)
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Shibu3 project<「MY SMILE STORY 令和6年度シブサン卒業式」supported by UP-T>横浜1000CLUB(2025年3月20日)

会場は感動に包まれ、現役生からサプライズで花束をプレゼント。喜びのあまり、吉田の提案で5人は花束を持ったままロックナンバー「DONʼT LOOK BACK!!!」をパフォーマンス。顔を見合わせながら、《笑いあって 少しずつちょっと 強くなれた気がする》を歌うメンバーたち。先ほどの挨拶とリンクして、メロディとともに感情を揺さぶられる。ラストは、「HAPPY TIME」。温かい表情と歌声で、文字通り、幸せな時間が流れた。

5人の新たな門出に幸あれ。

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吉田羽花 コメント

吉田羽花<「MY SMILE STORY 令和6年度シブサン卒業式」supported by UP-T>横浜1000CLUB(2025年3月20日)
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吉田羽花<「MY SMILE STORY 令和6年度シブサン卒業式」supported by UP-T>横浜1000CLUB(2025年3月20日)

ーー卒業式を終えて率直な感想を教えてください。
吉田:
楽しかったというのが1番大きかったです。メンバーが多いのにこんなにもシブサンへの気持ちを強く思ってくれているおかげで素敵なステージができたと思うので、本当に特別感のあるライブでした。これからのシブサンも温かく見守ってほしいです。

ーーシブサンはどんな存在でしたか?
吉田:
成長できる場所だと思っています。私は、MCなどでしゃべるのが下手クソだったんですけど、この4年間でMCも煽りもパフォーマンスも全部シブサンのおかげでできるようになったので、すごくありがたかったですし、楽しい青春を送れました。

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