
【ONE AND ONLY Vol.11レポート】カレアイ、#2i2、ベンジャス!ら注目メンバーの多彩なパフォーマンスに徹底フォーカス!
【ONE AND ONLY Vol.11レポート】カレアイ、#2i2、ベンジャス!ら注目メンバーの多彩なパフォーマンスに徹底フォーカス!
<ONE AND ONLY Vol.11>が、3月20日(水・祝)に飛行船シアターで開催された。
<ONE AND ONLY>は、“日々新しい存在が生まれて成長していくアイドルシーンを、楽曲、パフォーマンス、トーク、ファッション、ソーシャルなどさまざまな角度で切り取り、次世代の唯一無二、かげがえのない「ONE AND ONLY」を生み出すことを目指す”というコンセプトを掲げるアイドルイベント。
その第11弾となったこの日には、21組のアイドルが出演。それぞれが多彩なパフォーマンスを披露し、会場に大きな熱狂を生み出した。
本記事では、可憐なアイボリー、#2i2、Ma'Scar'Piece、ベンジャス!、RiNCENT♯、シャルロットから1名をピックアップして、そのメンバーに焦点を当てたライブレポートをお届けする。
<ONE AND ONLY Vol.11>飛行船シアター(2025年3月20日)
取材&文:竹内伸一
■シャルロット(ピックアップアイドル:一ノ瀬瑠菜)
想いをひたむきに届けた全力ステージ

舞台袖から円陣のかけ声が聴こえるとSEが流れ出し、クラップが巻き起こる中、この日のトップバッター、シャルロットがステージに現れた。揃いの赤い衣装に黒いロングブーツという出で立ちがステージでよく映える。そんな衣装に身を包んだ一ノ瀬瑠菜は、髪に大きな髪飾りをつけており、それがまたひと際目を引いた。もちろん目を引くのはそれだけではなく、彼女のパフォーマンスも。メンバー紹介を盛り込んだ「We are シャルロット」では、ステージを駆け回りながら楽しい雰囲気を作り出し、「8月のリライズ」ではキュートな歌声を響かせ、サビのジャンプも可愛らしくキメてみせた。
途中のMCでは“円陣の声が会場にも漏れ聞こえた”という話になり、“ヤバい……(笑)”とメンバー全員で大盛り上がり。一ノ瀬も楽しくてたまらないといった表情で、その様子は、グループの和気藹々とした雰囲気を伝えてくれた。
後半は、はつらつとダンスをくり広げつつ、クールな表情で切なく歌う場面もあり、前半とはまた違う一面を披露。彼女のパフォーマンスは笑顔を振りまきながらも、時折、真剣な眼差しになり、一生懸命に歌い踊るといった印象。そこからは最高のライブを届けたいというようなひたむきな想いが感じられるものだった。



シャルロット<ONE AND ONLY Vol.11>
2025年3月20日(水・祝)
飛行船シアター
SE
We are シャルロット
8月のリライズ
MC
シャル・ウィ・ダンス?
天使は私じゃだめですか?
MC
■RiNCENT♯(ピックアップアイドル:琴吹ゆず)
すべての瞬間にベストを尽くす清々しきパフォーマンス

昨年、ダチョウのモノマネでバスり、一躍時の人となったRiNCENT♯の琴吹ゆず。しかし、当然ながらステージではそんなコミカルな一面は控え目に、しっかりとしたパフォーマンスを披露してくれた。
SEのメンバー紹介で名前をコールされると、ステージのセンターに歩み出て満面の笑みを振りまき、「シャララ」では賑やかなサウンドに乗って楽しそうに歌い踊る。かと思えば、「ガチ恋シンドローム」では拳を突き上げて凛々しいポーズをキメ、さらにはフロアにマイクを差し向けコールを煽る。すかさず会場から声が上がると、満足そうな表情を浮かべた。
「Kiss Me Baby〜恋焦がれ〜」では、メンバーが一体となって激しいパフォーマンスをくり広げる。琴吹もほかのメンバーと動きをしっかりとシンクロさせて見応えのあるシーンを作り出す。最後は全員でポーズをキメると、再び満足そうな表情になっていた。ラストの「君じゃなきゃダメなの」では、今度はしなやかなダンスで魅了。さらに落ちサビでは感情のこもった歌声を響かせ、最後は“大好きだよ”の台詞を絶叫。会場から大きな歓声を呼び起こした。しっかりと踊り、しっかりと歌う……そんな彼女のパフォーマンスは、その瞬間にすべきことにベストを尽くすといった強い想いが感じられる清々しいものだった。



RiNCENT♯<ONE AND ONLY Vol.11>
2025年3月20日(水・祝)
飛行船シアター
SE
シャララ
ガチ恋シンドローム
Kiss Me Baby〜恋焦がれ〜
MC
君じゃなきゃダメなの
MC
■ベンジャス!(ピックアップアイドル:日高里緒)
会場全体に轟いた熱き歌声

ベンジャス!の日高里緒は、変幻する歌声で観る者を惹きつけた。クールな佇まいながら、しっかりと感情を込めて歌った「細胞」に始まり、メタリックな高速チューン「BREAK!!!」では、激しく歌い、“踊れ~!”と猛々しく煽り、サビでは見事なロングトーンを披露。「駄駄駄青春歌」は観客に訴えかけるように熱唱し、会場から大きな拍手を巻き起こした。
白眉はラストの「僕は君で出来てる」。静かな歌い出しで美しく伸びやかな歌声を会場中に響かせると、曲が進むにつれて、その歌声に力感が増し、感情があふれ出るような熱唱に。最後は高梨螢とセンターで寄り添うように大迫力の絶唱を轟かせてライブを締めくくった。
もちろん歌だけではなく、彼女のパフォーマンスも見事なもので、激しい曲が並んだ中盤では、曲調に合わせてダイナミックなダンスをくり広げて会場の視線を集めた。特に「駄駄駄青春歌」のビートダウン風のパートでは、ほかのメンバーとともに激しいヘッドバンギングをくり出しながら拳を振り上げる。大迫力のパフォーマンスで、会場を大いに沸かせた。そんなインパクトのあるダンスに変幻する歌声が融合した彼女のステージングは、その魅力を存分にアピールするものだったように思う。



ベンジャス!<ONE AND ONLY Vol.11>
2025年3月20日(水・祝)
飛行船シアター
SE
細胞
BREAK!!!
駄駄駄青春歌
僕は君で出来てる
MC
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