FRUITS ZIPPER、『映画おしりたんてい スター・アンド・ムーン』初日舞台挨拶で主題歌を含め4曲をパフォーマンス！

※月足天音は、体調不良のため欠席。

ミステリアスなBGMが流れる中、歓声と拍手に包まれながら、本作でタッグを組むおしりたんていとかいとうUの2人が客席後方から姿を見せると、上映後の場内は大興奮。ステージに上がったおしりたんていがクールに会場を見渡し、かいとうUがマントを振りかざすと“キャー!!”と黄色い声が場内のあちこちに響き渡り、舞台挨拶開始早々、会場のボルテージは急上昇した。

場内が暗転し、卑黄呼組（鎮西寿々歌、松本かれん、櫻井優衣、仲川瑠夏）の“映画おしりたんてい”、Rabi（月足天音：イベントは欠席、早瀬ノエル）の“スター・アンド・ムーン”、声しずか（真中まな）によるささやくような“初日舞台挨拶！”、そしてFRUITS ZIPPER全員での“はっじまるよ〜!!”の掛け声でイベントが元気にスタートした。

“『映画おしりたんてい』初日舞台挨拶にお越しのみなさま。こんにちは！　私たち……”と真中が切り出し、メンバー全員で“FRUITS ZIPPERです！”と挨拶。自己紹介パートでは、場内にメンバーカラーのペンライトが輝き、割れんばかりの声援と拍手で場内に揺れを感じるほど盛り上がった。

そして。FRUITS ZIPPERのミニライブがスタート。新曲ダンス生初披露となった1曲目「Kawaii って Magic」では、おしりたんてい、かいとうUも一緒に踊り、初日舞台挨拶のステージを盛り上げる。“これからも大切に歌っていきたいです！”と真中が宣言すると、“可愛い！”“頑張って！”“ダンス覚えるよ！”などとファンの声が飛び交っていた。

1曲目を披露後には、15秒間の動画撮影タイムが設けられ、“ふるっぱー（FRUITS ZIPPERのファンの総称）”は思わぬプレゼントに大喜び。おしりたんていは虫眼鏡を持ち、探偵らしいポーズを、かいとうUは会場に手を振り、バラを投げるような仕草を見せ、観客を沸かせる。15秒という短い時間ながら、FRUITS ZIPPERも可愛いポーズをバッチリと決め、“NEW KAWAII”を存分にアピールした。

おしりたんていとかいとうUは1曲目のみ、一緒にダンスをし、2曲目からはFRUITS ZIPPERのみのライブに。2曲目の「NEW KAWAII」は、会場とのコール＆レスポンスもバッチリで”KAWAII”を振り撒いた。“せーの！”の掛け声とともに、3曲目「フルーツバスケット」をタイトルコールすると、会場からは“何曲見せてくれるの!? "と驚きの声が飛び出す場面も。ミニライブは4曲目の「わたしの一番かわいいところ」を含め、合計4曲を披露する盛り沢山な内容となった。

ミニライブ終了後、芝田浩樹監督、谷上香子プロデューサーが登壇、続いてFRUITS ZIPPERが再登場。FRUITS ZIPPERは初の映画主題歌、初声優チャレンジ、そして初の舞台挨拶生中継と初尽くしになったことについて、真中は“ファンのみなさんの熱気と声援、ペンライトが嬉しいです！”とにっこり。舞台挨拶が初めてという松本は“いつもはテレビで観ていた舞台挨拶をやっているなんて……カッコいいって気持ちになっています”と上機嫌。

一足早く本作を鑑賞した鎮西は“心が温まりました。もしみなさんの心も温まっていたなら、家に帰って感想を呟いてください！”と呼びかける。“FRUITS ZIPPERをこのような場所に招いてくださってありがとうございます”と感謝を伝えた櫻井は“作品を観て大好きになりました。みなさんにも大好きになってほしいです！”と期待を込める。映画が大好きだという仲川は“私は初日に（観に）行く派だったのですが、作品に関わらせていただき、この場に立てるのが映画好きとしては嬉しさでいっぱいです！”と満足の様子。早瀬は“声を録った時、初めての経験で緊張しちゃいました”とアフレコを振り返り、“試行錯誤しながら頑張ったので、「あ、この子の声聞こえた！”みたいに思ってくれたら嬉しいなと思います”と楽しみ方をおすすめしていた。

イベント前日にデジタル配信がスタートしたばかりの主題歌ダンスを披露したことについて鎮西は“メンバーもみんな緊張していました”とドキドキが止まらなかったようだが、“ファンのみなさんの前なので心強かったです。「わたしの一番かわいいところ」の振り付けを担当してくれた槙田紗子さんが今回も担当してくれました。ちっちゃい子も大人も踊れて、老若男女楽しめます！　歌詞とリンクした振り付けが多いので、次のライブではふるっぱーのみんなと一緒に踊ってほしいです！”とお願いしていた。

映画の感想を訊かれた真中は、おしりたんていとかいとうUがタッグを組むところが見どころとしながらも、“個人的にはダンスをするシーンでおしりたんていのおしりが揺れているところがポイントでした！”とニコニコ。SNSでの反響も大きい新曲の新衣装は探偵テイスト。“いっぱいお気に入りポイントがある！”という仲川は“ジャケットというのが初めて。くびれのラインがポイントで、袖が広がっているところも好きです”とポイントを挙げ、“シャツを着ているように見えるけど、実はノースリーブ。ちょっと中はセクシーです”と嬉しそうに解説。真中は、帽子やリボンなどヘアアクセサリーをつけたことも今回の挑戦だったとし、頭から探偵テイストにしていったとも補足していた。

声優初挑戦ながら、収録はかなりスムーズに進行したという。アフレコ初日を振り返り“トロル先生が考えてくれたユニークなキャラクターをユーモラスに可愛く演じました。予想以上に可愛く仕上がって幸せな時間でした”と芝田監督。谷上プロデューサーは“みなさんとても忙しいはずなのに、事前にイメージを作って現場に臨んでくださいました。リテイクにも全力で向き合う真摯な姿が、作品を通して（観る人に）届いているんじゃないかなと思います”とFRUITS ZIPPERを絶賛。最後の挨拶で谷上プロデューサーは“原作と映画を一緒に出そうという奇跡のようなことを、大勢の力を結集し、いろいろな無理難題を乗り越えて今日を迎えることができました”としみじみ。発売中の原作にも触れ“原作と映画、ぜひ見くらべてみてください！”とコメント。

FRUITS ZIPPERを代表して真中が“映画の主題歌は初めて。老若男女楽しめる作品に声優として携わらせていただきありがとうございます！”と笑顔で感謝を伝え、見どころとして劇中に登場するアイドルを挙げ“アイドルとして向き合う真摯な姿、アイドルをやっているみなさんにも観てほしいです！”とおすすめ。芝田監督は“トロル先生、キャストのみなさん、そしてスタッフ。その知恵と技術の集大成のような作品に仕上がりました”と充実感をにじませ、“もし作品を観て面白いと思ったら、周りの方にすすめていただき、『おしりたんてい』を広めていただけたら幸せです！”と呼びかけ、イベントを締め括った。

フォトセッションでは、水色、赤、ピンク、オレンジ、緑、紫、黄色のペンライトを光らせ、会場をカラフルに演出。最後は初日のお祝いとして、“OSHIRIって”のMCの掛け声に、FRUITS ZIPPER、観客が声を揃えて“Magic!”と叫び、おしりたんていとかいとうUがガッツポーズをする中、キャノン砲が発射。金色のテープが場内をキラキラと輝かせると、会場からはこの日1番の拍手と歓声が湧き起こっていた。