百田夏菜子（ももいろクローバーZ）［インタビュー］初のスタイルブックで紡いだ等身大の魅力「見たことあるけど、見たことない私」

インタビュー：ポラリスプロ
撮影：河邉有実莉

とにかく新鮮なものを作りたいなって思っていました

ーーこの本の制作を初めて聞いた時はどう思いましたか？

百田：
まずスタイルブックって、どんな感じなんだろう？って思いました。作ったことがなくて想像がつかなくって。写真集も出したことなかったので。

ーーそうなんですか⁉︎

百田：
だから、こういう自分だけの本を作ることが、パッと想像できなかったんです。スタイルブックと写真集の違いもわかってなくて、スタイルブックのことをスタッフさんに聞いてみたら、自分のライフスタイルや普段使っているものをたくさん載せる本と教えてもらって。その時、私、自分のことを伝えるのは得意じゃないかもって思ったんですけど、こういう機会だからこそ、今までやってこなかったことができるんだったら挑戦してみたいなと。それにせっかくお話をいただいて断ってしまって、今後できる機会をまた引き寄せられるのかな？って思って……。なので、このタイミングで挑戦させてもらおうと思いました。

ーー私物を見せることに抵抗はなかったですか？

百田：
これまでもInstagramとかに私物を載せていましたが、今回はそういうレベルじゃなくて。スタイルブックなので、私物の量もかなりあって、私のクローゼットを本当に覗いてもらっているような感覚になると思うんです。多少の照れくささと、いつもよりもう1つドアを開けて奥の部屋を見てもらうような感じがして、キチンと綺麗になっているかな？　見せてもいいものなのかな？といった不安がありました。でも、本を作っている時はコーディネートを決めるのも、自分の洋服を引っ張り出すという作業もかなり楽しかったです。

ーー特にこだわった部分は？

百田：
とにかく新鮮なものを作りたいなって思っていました。私のことを知ってくださっている方にも新しい一面を見てほしいし、逆に馴染みのあるものも見てほしいし、その中間＝見たことありそうで、見たことないかもしれないところも見てもらえたらいいなと思って。その答えが見つかっていないまま撮影を始めたんですけど、メイクしていただいたり、衣装を着たり、カメラマンさんに撮ってもらったりしているうちに、切り取られる一瞬一瞬が自分でもすごく新鮮！って思えるカットがたくさんあったんです。その時に少し不安だったものが楽しみに変わっていって、早く見ていただきたいなっていう気持ちになっていきました。

ーーそれでは、苦労したことというと。

百田：
本当にすごく楽しく作らせてもらったので……でも私服をスタジオに持っていくのと、持って帰ってきたあとの片付けが1番苦労しました（笑）。アクセサリー、小物、バック、シューズなどをたくさん持っていったので、クローゼットから出す時はまだよかったんですけど、帰ってきてからがちょっと大変で。家で使おうと思ったものが、あれもない、これもないなみたいな状態になってしまって（笑）。そういうのがバタバタと1週間ぐらい続きました。

ーー特に気に入っている写真やページはどちらになりますか？

百田：
24ページ。多分このスタイルブックじゃなかったら使われなかった写真だと思うんです。自分のスタイルブックだからこそ、こういうカットを入れられるなって思って。こういう格好をしているのって、ファンの方はどこかで見たことがあるかもしれないけど、本で見るのは初めてなんじゃないかなと。こういう自分も“なんか変”で、お気に入りです（笑）。

ーー出来上がった本を見て、もっとこうしたかったなという部分はありましたか？

百田：
コスメやスキンケアはまだまだ紹介したいと思っているものがあるので、そういうのはまたどこかで紹介できたらいいですね。

ーー第2弾で？

百田：
そう！　第2弾があったら、載せたいものはいっぱいあります！

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