#ババババンビ［ニューイヤーだよ！六本木アイドルフェスティバル ライブレポート］満開の笑顔の花を咲かせた至福のステージ「一緒にドキドキしちゃいましょう！」

取材＆文：竹内伸一

#ババババンビのライブは、SEがメンバーの名前を1人ずつコールし、それぞれが観客にアピールするお馴染みのオープニングで幕を開けた……のだが、“千星真穂”のコールがあっても、ステージにその姿は見えず。この日は体調不良により、千星は急遽欠席となったようで、6人でのライブとなった。

しかし、不安を吹き飛ばすかのように宇咲が“2025年もバンビと一緒に最高に楽しんでいきましょう！”と元気いっぱいに挨拶し、1曲目の「ハナビガタリ」ではつらつとしたパフォーマンスをくり広げていく。一ノ瀬こひなも満面の笑みでファンにアピールをくり返し、落ちサビでは岸みゆが甘い歌声を響かせて、しっかりと見せ場を作り、会場を沸かせ、一気に自分たちのペースに引き込んでいった。

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2曲目はアップテンポなダンスチューン「星形」。今度はクールな表情に変わり、切れ味鋭いダンスをくり広げていく。近藤沙瑛子と神南りなが感情を込めて熱唱すると、宇咲と小鳥遊るいがさらにエモーショナルに歌い上げるといった具合いに、6人の熱い歌声も印象的で、終盤は2つのパートに分かれて競うように歌い、会場の熱狂を加速させていった。

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MCで小鳥遊が千星の欠席を改めて報告。“6人でもライブを楽しんでやりたいと思います！”と宣言して「やりなおしデート」へとなだれ込む。ポップなサウンドに乗ってキュートに踊りながら、可愛らしい歌声を聴かせる。小鳥遊や宇咲が“もう1回”のセリフを可愛らしさ全開で決めると、会場からはまたもや大きな歓声が上がった。

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可愛らしさのアピールでは、ほかのメンバーも負けてはいない。「chu-chu-love」では、岸はステージ下手の最前に陣取ってファンに視線を送れば、一ノ瀬が3階席に向けてキス顔を送りつつ“私は君が大好きだよ？”の台詞をとびきりの笑顔で披露。最後は神南が“私のこと、本当に好き？”をちょっと切なげな表情でささやくと、会場からはさらに大きな歓声が上がり、会場中のファンをノックアウトした。

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“一緒にドキドキしちゃいましょう！”と岸が声を上げてラストの「BPM180」へ。これまで以上に可愛らしくはつらつとパフォーマンスをくり広げると、会場からは大コールが発生。彼女たちの動きを加速させ、歌声には迫力が増していく。最後は近藤が伸びやかな歌声を響かせて見事に締めくくってみせた。

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明るく元気よくはつらつとパフォーマンスする姿は、アイドルの原点といえるもの。さらに、笑顔で視線を送り、可愛らしさを振りまき、観客を楽しませていく術も見事で、アイドルのライブの醍醐味を体現しているかのようだった。ある意味、アイドルライブの理想形とも思える心から楽しめる25分だった。