高嶺のなでしこ［ニューイヤーだよ！六本木アイドルフェスティバル ライブレポート］観客の心を鮮やかに撃ち抜いた圧巻のステージ

取材＆文：ポラリスプロ

お馴染みの勇壮なSEが会場に鳴り響くと、ステージに登場した10人のメンバーが、凛とした佇まいで観客を一瞬にして引き込む。そして「美しく生きろ」へ。疾走感あふれるビートと魂のこもった力強いボーカルに、会場全体が圧倒される。《アイドルよ！》と歌われるサビでは、観客も声を張り上げて合唱。メンバーがくり広げる一糸乱れぬダンスが、ライブの冒頭から観客の心を鮮やかに撃ち抜いた。

続く「決戦スピリット」では、色とりどりのライトに包まれたメンバーたちが力強いステップで空気を震わせ、グループのエネルギッシュな魅力を存分に発揮。フロアで煌めくサイリウムの光と熱い歓声、そしてステージで輝く彼女たちの情熱が見事にシンクロし、会場の一体感をぐっと高めていく。その中で、籾山ひめりは独特の柔らかさと躍動感を併せ持つダンス、東山恵里沙は圧倒的な歌唱力で大きな存在感を解き放っていた。

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メンバー紹介後に披露したのは、「初恋のひと。」。青春の甘酸っぱさと切なさを歌うこの曲では、柔らかなライトに包まれたメンバー1人ひとりの表情に歌詞の感情が宿る。「ファンサ」では、笑顔を振りまき、手を伸ばすようなキュートなパフォーマンスで観客との距離を縮め、ステージとフロアを1つにした。

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ラストナンバーは、昨年12月にリリースした「I'M YOUR IDOL」。温かみのあるライトに照らされながら、10人は満面の笑みで堂々とパフォーマンス。松本ももなは、想いを込めた歌唱で楽曲に深みを与えた。

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最後のMCでは、“私たち高嶺のなでしこは、2025年2月14日に国立代々木競技場 第二体育館でワンマンライブを開催させていただきます。過去最大級の挑戦となります。この会場に遊びに来てくださっているみなさん、会いに来てくださると嬉しいです”と大舞台への意気込みを口にし、颯爽とステージを後にした。

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