my fav［ライブレポート］夢に向けての新たな一歩を踏み出した1周年記念ライブ

開演前のアナウンスは、西村瑠香と古松華が担当。2人が“みなさん、盛り上がる準備はできていますかー？”と呼びかけると大きな歓声が上がり、すでに会場は一体感に満ちている。グループカラーの水色のペンライトが揺れる中で「Overture」が流れ、ステージに古松が1人現れたかと思うと、明るくなった客席には川又あん奈、黒瀬梨花、園田一花、田中美帆、西村の姿が。驚きと喜びにあふれたファンの目の前で、6人はデビューシングルの「未完成スターライト」を爽やかに歌唱した。

「I LOVE YOUをキミに」では、ステージに飾られた水色や黄色のバルーンを手にしながらパフォーマンス。集まったファンたちに“I LOVE YOU”を届けると、同じく2ndシングルの収録曲「透明色のミライ」「夢が夢じゃなくなる時」へと繋げていった。

ここで、黒瀬、田中、西村が1度ステージを後にし、川又、古松、園田でのMCへ。園田は“緊張している”と明かしながらも、“来てくれてありがとうございます！”と、集まったファンに改めて感謝の気持ちを口にした。川又も“一緒にお祝いすることができてとても嬉しいです！”と顔をほころばせ、古松は“すでに4曲が早かった”と興奮した様子で振り返る。同公演には、ファンミーティングや定期公演のMCを務めるなど、グループとゆかりのあるハマカーン、久保孝真（三拍子）、バイク川崎バイクの“公式お兄ちゃん（仮）”たちからのメッセージも寄せられており、それぞれ愛のこもったお祝いの言葉が紹介されると、3人は笑顔を見せた。

続いては、ユニット曲やカバー曲を披露するブロックへ。まずは、制服風の衣装に着替えた黒瀬、田中、西村が「ひこうき雲と青い空」を明るく歌い上げると、川又と古松は「No Way」で椅子を使ったパフォーマンスとキレキレのダンスでファンを魅了。続いて、園田と田中が傘を差しながら「100秒と6文字でおしえて」をキュートに届け、楽曲ごとに異なる雰囲気でファンを楽しませた。

AKB48のカバーである「君のことが好きだから」では、メンバーが再び客席に向かい、ファンにカラーボールをプレゼントしながらコミュニケーションを取っていく。そこからステージに集結した6人は、STU48のカバー曲「夢をガラス瓶の中に」を生き生きとパフォーマンスした。

1年を振り返るインタビュー映像を経て、ライブ後半戦は3rdシングル収録曲「キミ僕」「It’s New World」からスタート。「虹色LIFE」では、メンバーもペンライトを片手にカラフルに盛り上げた。続く「From my future」では、メンバーそれぞれがファンへの感謝の想いを綴った団扇を掲げてパフォーマンス。最後に6人が横一列に並んで団扇を裏返すと、6枚を繋げて“夢を叶えよう”という文字が浮かび上がった。

そして、その想いを表現するかのように、6人体制での始まりの曲「間違ってない yes！future！！」へ。《絶対に夢をつかむ手を離さない》という未来へのポジティブなメッセージを告げて、本編を締めくくった。

ファンからの熱い“my favコール”が会場に響く中、スクリーンにはリリース曲を辿る映像が流れ始める。最新の6thシングルまで行きついたところで1度映像が途切れると、続けて新曲のリリースを告げる文字が。歓声が沸き起こる中でステージに再登場した6人は、その7thシングルである「一生アイドル宣言」を初披露した。

楽曲タイトルに相応しく、アイドルらしさたっぷりのパフォーマンスでファンを魅了すると、きゅるりんってしてみてのカバー曲「きゅるりんしてみて」でもキュートな笑顔を見せていく。撮影OKとなった「しろくろぱんだ」で会場を盛り上げると、ステージには1周年をお祝いするケーキが登場。嬉しいサプライズに大喜びする6人は、最後にファンと記念撮影を行なってライブを温かくフィニッシュさせた。

記念すべきグループ1周年をファンと一緒に祝ったmy fav。改名や体制変更も経て、この1年力強く歩んできた6人が、全員揃って口にする目標は“武道館に立つこと”。夢見るステージへ向かって、彼女たちは2年目も力を合わせて歩み続けていくのだろう。その先で、大きな夢を叶えた6人の姿を見ることが楽しみだ。

【今後の活動予定】
・2024年12月28日（土）＜アイドルアラモードプチVol.94～年末SP～＞@横浜ランドマークホール
・2025年1月5日（日）＜my fav 定期公演 vol.17＞@DDD青山クロスシアター
・2025年1月25日（土）＜MARQUEE祭mini Vol.235＞@Spotify O-nest