![Hey!Mommy![ライブレポート]大舞台・豊洲PITに向けて、熱い想いを多彩なパフォーマンスに乗せて届けた3周年記念ライブ「みなさんについていきたいと思ってもらえるように頑張っていきます」](https://img.popnroll.tv/uploads/news_item/image/41580/large_HM_3rd_PnR_041-watermarked.jpg)
Hey!Mommy![ライブレポート]大舞台・豊洲PITに向けて、熱い想いを多彩なパフォーマンスに乗せて届けた3周年記念ライブ「みなさんについていきたいと思ってもらえるように頑張っていきます」
Hey!Mommy![ライブレポート]大舞台・豊洲PITに向けて、熱い想いを多彩なパフォーマンスに乗せて届けた3周年記念ライブ「みなさんについていきたいと思ってもらえるように頑張っていきます」<Hey!Mommy! 3rd Anniversary Live「Hey!Mommy!SUPER JET!! 〜とよすに超ぶーん〜」>ライブレポート
Hey!Mommy!が、11月28日(木)にSHIBUYA DIVEにて<Hey!Mommy! 3rd Anniversary Live「Hey!Mommy!SUPER JET!! 〜とよすに超ぶーん〜」>を開催した。
デビュー3周年を記念した同公演では、満員の会場の中で、メンバーが多彩で表情豊かなパフォーマンスを披露。また、グループのプロデューサーである槙田紗子が所属していたPASSPO☆のサウンドプロデューサー・阿久津健太郎が手がけた新曲「DIAMOND JET」も初披露し、PASSPO☆とHey!Mommy!のアイドルストーリーが引き継がれていくような強い想いが表れたステージを作り上げた。
本記事では、Hey!Mommy!の歴史の重要なポイントとなった同公演の模様をお伝えする。
<Hey!Mommy! 3rd Anniversary Live「Hey!Mommy!SUPER JET!! 〜とよすに超ぶーん〜」>SHIBUYA DIVE(2024年11月28日)
取材&文:竹内伸一
ソールドアウトとなったフロアは開演前からすし詰め状態。しかしながら、ママ友(Hey!Mommy!のファンの総称)たちは楽しげに談笑していたりと、何だか和やかな雰囲気……などと思っていたら、場内が暗転。会場から大きな拍手が巻き起こり、「OVERTURE」が流れ出すとともに“Hey!”の大コールが発生。会場のテンションが一気に高まったのが感じられた。
そんな中、にこやかにステージに登場したメンバーは、ポップ&キャッチーな「LOOK!!」から3周年記念ライブをスタート。6人はサイリウムが激しく打ち振られている会場のあちこちに視線を送りながら、楽しそうに歌い踊る。その立ち振る舞いからは余裕のようなものも感じられ、ライブの冒頭にして彼女たちの3年間の成長が見て取れた。終盤には延松舞佳が“4年目も見ててね!”と声を上げると、会場は大歓声で応えた。
原明日香の“最後まで楽しんでいきましょう!”の声とともに「HELLO!! Hey!! WORLD!!」へと突入すると、会場中が一斉に踊り出す。メンバーと一緒に手刀のような振り付けをくり返し、最後は“Oh-oh-oh”を大合唱して、早くも会場は抜群の一体感に。続く「7777777」では全員で“ちょっとダンス”を踊りまくる。ここでは今丘葉月が“これからも一緒にいようね!”と大絶叫。さらなる大歓声を引き出していた。


最初のMCで自己紹介を済ますと、“ソールドアウト、ありがとう!”(原明日香)、“感謝の気持ちを込めて精一杯頑張ります!”(今丘葉月)と改めてママ友に感謝を告げた。ここで「SUMI-HAJI」のタイトルコールがあると、“やった~!”という絶叫がフロアから上がる。このクールなダンスチューンで見せる切れ味鋭いダンスは、Hey!Mommy!の実力の高さを存分に示すもの……などということは、ママ友なら十分承知ということだろう。凛々しい表情で力強くも切なげに歌い、迫力満点のダンスを披露して会場を圧倒した。この曲は初期からのレパートリーだが、当初からこんなハイレベルの楽曲と取り組んでいたというのは、彼女たちの志の高さの表れといったところだろうか。
「恋するとちゅう」では一転、弾ける笑顔でキュートな歌声を響かせる。しかし、そのパフォーマンスは熱気あふれるダイナミックなもので、ここでも見応えのあるパフォーマンスをくり広げた。「CANDY POP」では場面ごとに表情をくるくると変えながらパフォーマンス。もちろんママ友も一緒になって踊りまくる。楽しくて仕方がない……会場はそんな幸福な雰囲気に包まれた。


ここメンバーは一旦退場、バックモニターに映像が流れ出す。映像の中で飛行機のパーサーという設定の秋元悠里が、“当ジェットのエンジンについて説明いたします”と語り出す。映像ではメンバーが自身を衝き動かすもの=エンジンについて語るという趣向のようだ。
今丘葉月が“オシャレなカフェ”、佐々木ひまわりが“寿司”、秋元悠里が“麻辣坦”、作島藍が“映画館”、原明日香が“みなとみらい”、延松舞佳が“猫と戯れること”を挙げ、さらに延松舞佳が“メンバーとくっつくこと”と語り出すと、彼女が原明日香に抱きつく映像に切り替わる。すると悲鳴にも似た歓声が会場から沸き上がった。そして映像にはプロデューサーの槙田紗子が登場。この日のライブで新曲を披露することをメンバーに告げ、その曲が、彼女が所属していたPASSPO☆のサウンドプロデューサーだった阿久津健太郎が手掛けたものであることが語られる。曰く“さらにエンジンを加速させたいという想いで「機長」(阿久津のこと)にお願いした”。そして“Hey!Mommy!のエンジンはママ友”だと締めくくられて映像が終了すると、メンバーがステージに再登場。その新曲「DIAMOND JET」の初披露へとつなげた。
爽快なギターサウンドが心地よいロックナンバーは、やはりPASSPO☆に通じる雰囲気。敬礼をくり返すような振り付けもPASSPO☆へのオマージュを感じさせるもので、PASSPO☆とHey!Mommy!のストーリーがリンクするような楽曲となっており、古くからのアイドルファンであれば、熱いものがこみ上げてきたのではないだろうか。ちなみにPop'n'Rollでは槙田と阿久津の対談を行なっており、そこでは楽曲に対する2人の思いが語られているので、ぜひ一読願いたい。
さて、「BOOOOOOON」「START RUSH!!」の2曲を大きなコールを巻き起こしながら熱く歌い上げると、MCで佐々木ひまわりが“新曲、どうでしたか?”と語りかける……のではなく、なぜか叫ぶように声を上げる。さまざまな想いが重なる新曲の初披露を終えて気持ちが高揚しているようだった。原明日香が“(阿久津に曲を作ってもらうことは)ママ友も私たちも念願だったよね”と話すと、ママ友も大いに同意といった雰囲気となった。
佐々木ひまわりが“ラストスパート、一緒にぶち上がっていくよ!”と絶叫してライブは終盤戦へ。「Voyage!」で激しくも切れ味鋭いダンスで見応えのある場面を作り出し、作島藍が“今日イチ声を出して!”と煽った「ビスケットケース」では、歌声を凌駕するほどの特大コールを引き出して、エンディングでは会場中がジャンプをくり返す。

今丘葉月が“気合い入れて頑張るから、ついてきて!”と叫んだ「MAGNET」は、アッパーなダンスビートに乗って観る者を圧倒するかのように激しくダンス。もちろん、ママ友も踊りまくる。その激しさはフロアが揺れるほどだった。さらに高速のダンスチューン「SUPER MOMMY GIRLS」へとつなぎ、6人の動きもさらに加速。ステージ狭しと激しく動き回り、勢い余ってその姿がステージ袖に消えてしまいそうになるほどだった。

狂騒的なナンバーを一気に続け、会場の雰囲気も最高潮といった感じになったところで一旦ブレイク。“もっと巨大なキラキラに近づけるように、4年目も頑張りますのでついてきてください!”(佐々木ひまわり)と改めてママ友へ語り掛けると、作島藍が“私たち、3年間回り続けてきた成果を発揮するけど、ついてこれますか?”と引き継ぎ、ラストの「SCP!」へなだれ込む。イントロから“オイ!オイ!”という絶叫が轟く中、6人はこれまで以上に楽しそうに歌い踊る。サビに差しかかると“回るよ~!”のかけ声とともに、6人が旋回。もちろん満杯のフロアでもスペースをやりくりしながらみんなで旋回をくり返す。その壮観な光景に煽られたか、メンバーもいつも以上に旋回し、なんだかふらふらになっているようにも見えたが、“ぐちゃぐちゃになっちゃったけど楽しいね!”(原明日香)の言葉どおり、最後はまたもや会場中が一体となって、とびきり楽しい場面を作り出して本編を締めくくった。

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