透色ドロップ［ライブレポート］大きな成長とともに史上最大規模の秋ツアー完走！「もっともっと大きい会場でみなさんに会えることを楽しみにしています」

今年9月からスタートした＜透色の秋 全国ツアー2024＞は、初訪問を含めたグループ史上最大規模の全国10ヵ所で開催。ラストの11ヵ所目のZepp Shinjuku(TOKYO)には大勢のファンが色とりどりのペンライトを光らせてスタンバイ。ツアーの想い出を振り返るライブVTRからのOvertureでメンバーが登場し、”過去は振り返らずに前進すること”を歌った「僕らの轍」でライブがスタート、「りちりち」「桃郷事変」とクールなナンバーでオープニングを飾った。

瀬川奏音：
夢みたいな景色。一生目に焼きつけるためにいっぱい見ようと思います。

見並里穂：
後ろの方まで入っていただいて、感激でテンションが上がっています！

梅野心春：
今日は1番声出したぞ！という気持ちで、一緒に熱い熱いフロアを作り上げていきましょう！

興奮を抑え切れない様子はメンバーもファンも一緒で、お互いにみなぎる気持ちを歌唱とパフォーマンス、ペンライトの光と声援でぶつけていく。「自分らしさの見つけ方」のイントロで鎌房祐衣が“壁にぶつかった時、この曲を聴いてください！”と背中を押せば、「最愛」では佐倉なぎが“今日伝えたいことがあります！　みんなありがとうー！”と感謝し、「誰かのために」ではサビで一緒にこぶしを上げて、会場一体で大きな幸せを分かち合った。

ツアー期間中の想い出話では、各地のグルメや出身地に初凱旋できた喜びを振り返り、自身も初の熊本公演で凱旋した見並里穂から“私たち透色ドロップは、この秋透色史上最多となる11ヵ所を回らせていただき、いつも応援してくださっているみなさん、そして、このツアーを通して初めてライブに来てくれた方、そして今日この会場に足を運んでくださった方、配信を観てくださっている方、みなさんがいて今日透色ドロップの秋の全国ツアーのファイナルを迎えています。本当にいつもありがとうございます。そんなみなさんに感謝の気持ちを込めて次の曲聴いてください”と、透色ドロップを好きになってくれたすべての人に歌った「出会えた君へ」から「幸せなら目の前にあったんだ」を熱唱。そして、この夏を盛り上げた「だけど夏なんて嫌いで」「きっと夏のせいだ」で会場のテンションが爆発した。

ここでステージが暗転しダンサー4人が登場。オリジナルのBGMをバックに、滑らかでシャープなダンスでインターバルを華麗に演出してフロアの熱気をさらに高めた。新衣装に着替えたメンバーがステージに再登場すると、待望の新曲「Irregular」を初パフォーマンス。多彩な楽曲群にまた新たな印象を残し、「衝動」「アンサー」とメッセージ性の高い楽曲を繋げていく。新曲については、楽曲を初めて聴いた時“これ来たね〜！”と心の中でガッツポーズをしたこと、歌詞で自分と重なった部分を吐露したり、MV収録時の話題まで作品への満足度の高さを伝えていた。

あっという間にライブ終盤。「教えてよHashtag」「きみは六等星」「ネバーランドじゃない」と可愛さ全開の楽曲で攻めていく。曲中では“私たちの一瞬のきらめきを逃さないでください！”“今日は楽しい1日でしたかー？　私たちも楽しかったよー！”とメッセージを伝えると、フロアの熱度をさらに増し、本編ラストの「夜明けカンパネラ」では銀テープが舞って、ファンとともに2024年を駆け抜けてたどりついたZeppで最高の瞬間を迎えた。

メンバーは、

梅野：
今年は本当にみなさんの応援の積み重ねが透色を動かす力になってくれたのを身をもって感じました。結果が目に見えてわかるのは怖くて避けてきたけど、挑戦してやろうという気持ちになれました。

見並：
最後まで出演することができてほっとしています。これからもっと大きくなって、みなさんを連れていきたいなと思っています。

瀬川：
今日は本当に楽しかったです。3回目の秋のツアーは全部が楽しい想い出。ちょっとずつ夢が叶ってきて、その過程にいられることが嬉しくて、すごく確かな何かがあって、もっともっと大好きになりました！」

佐倉：
やっと透色はここまで来ることができたんだなと思います。日々の対バンに駆けつけてくれるファンの方、地道な努力を見続けてくれてる人がたくさんいるから、楽しくアイドルができているなと思います。

天川：
1ヵ所ごとに想い出があって、最高の秋ツアーになったなと思いました。透色ドロップ、まだまだこんなもんじゃないなと思うので、もっともっと大きい会場でみなさんに会えることを楽しみにしています。

鎌房：
透色ドロップがZeppに立つことを喜んでくれる人がこんなにたくさんいて、配信の向こうにもたくさんいて本当に嬉しいです。投げ出したくなることがあったけど、やめたいことはなくて、これからもそう思えるのはみんながいてくれるから。まだまだアイドル続けたいなと思います。

と、今回のツアーを経て、これまでの迷いや不安がグループの結束と今後の躍進への確信に変化したことを口にした。

メンバーがステージをあとにすると、スクリーンにはツアーのエンドロールが。これで終わりかと思ったその時、“そして季節は冬へ・・・”の文字とともに、クリスマス風のBGMとVJが映し出され気分は一気にホリデーシーズンへ。白クリスマス衣装を着たメンバーが再登場して“ちょっと早めのクリスマスプレゼントしまーす！”の案内でアンコールがスタートし「教えてよHashtag」「きみは六等星」「ネバーランドじゃない」「夜明けカンパネラ」の沸き曲をクリスマスバージョンで届けた。

最後に、12月に＜すきいろクリスマス＞の告知と初のファンコミュニティ『透色ドロップ サポーターシップ 2024』開設発表をして、グループとメンバーが何段階も成長した史上最大規模の秋ツアーが大きな余韻とともに幕を閉じた。