≠ME［ライブレポート］全国ツアー＆追加公演完走「もう、超超超最高でした〜！」

Overtureの映像では、追加公演で先に訪れていた沖縄公演からそのまま幕張に降り立ったような演出がなされ、鈴木が“幕張についたー！”と元気に叫ぶと、同ツアーのオープニングを飾ってきた「偶然シンフォニー」が鈴木のキュートなセリフでスタート。尾木が曲間のセリフを“同じ班だねー！”とアレンジし盛り上げていく。

続く「秘密インシデント」では、トロッコに乗ってファンへ手を振りながらセンターステージへ移動。菅波の“幕張！　行くぞー！”の声に会場が応えていく。「君はこの夏、恋をする」ではスクリーンに特大の花火が上がり、春から始まって夏を超えてきたツアーのエモーショナルさを感じさせた。

「このままでモーメンタリ」では、センターの蟹沢が半年以上に及ぶツアーを振り返るかのように“季節が変わっても私たちのそばにいてくれてありがとう！”とメッセージを送り、再びメインステージへ。「好きだ！！！」ではスクリーンを使ったルーレット遊びでツアーの想い出写真が映し出される演出も。“出欠確認”と称したメンバー紹介をリズムに乗せて行ない、制服風衣装から着替えたメンバーが登場するとユニットコーナー。「春の恋人」「Marcato」「デート前夜レクイエム」と、ツアー初日に初披露となった楽曲を格段にパワーアップさせ魅力を存分に発揮した。

再びメンバーがステージに揃うと、ホワイトの衣装を纏い雰囲気を一変させるダンストラック。昼公演では落合センターの「フロアキラー」、夜公演では永田センターの「ワタシアクセント」でスピードを上げていくと、「P.I.C.」「天使は何処へ」とダンスサウンドに合わせてすさまじいパワーに満ち溢れたパフォーマンスを浴びせた。

ツアーの想い出を振り返るVTRを挟み少しクールダウンしたあとは、グループカラーであるエメラルドグリーンの衣装に着替えたメンバーが登場。センターの川中子が“今日という1日がみなさんにとって素敵な日になりますように”と話すと椅子に座る特別アレンジで「君はスパークル」をしっとりと歌い上げた。レインボーカラーに照明が変わると、メンバーの絆を確かめ合う楽曲「虹が架かる瞬間」に目に涙を浮かべるファンの姿も。

河口の“幕張のみんな、もっともっと声出せますかー？”の煽りに、落合が“配信のみなさんも声、出せますかー？　会場のみなさんも、もう1回声出しますよー！”と続くと、本田の“みんなで熱々に盛り上がっていきましょう！”を合図に、同ツアー開催中にリリースとなった最新曲「夏が来たから」をパワフルに披露。

ステージをセンターに移し、「ごめん、マジで」を歌い出したセンターの永田が“ありがとう。この想いが届きますように”と丁寧に伝えると、四方に向きを変え、どこからでも楽しめるフォーメーションで感謝を表しているかのようにパフォーマンスした。

櫻井が“幕張メッセにお集まりのみなさん、声出せますか！　次の曲はみなさんの声がとっても大事になります！”とコールを煽ると、冨田が“全員もっと声出せ！　幕張そんなもんですか？　ついてこい！”と強気に煽り「最強のラブソング」がスタート。ステージ後方までトロッコで回遊し惜しみなくファンサービス。オオカミ耳を付けた“しおみる”（永田詩央里、本田珠由記）がスクリーンに映し出された「ヒロインとオオカミ」ではファンとコミュニケーションを取りながらトロッコでセンターステージへ。「す、好きじゃない！」でファンの声出しに火をつけると、尾木が“前から後ろまで全力で幕張揺らせー！”と勢いを加速させ、「はにかみショート」が続き会場と一体感を作り上げた。谷崎が“いつまでも修学旅行を思い出すのかなぁ？”とツアータイトルにちなんで問いかけた「初恋カムバック」ではお決まりとなった“ガチ恋口上”でファンとの絆を確かめ合った。蟹沢が“みんなラストのラストまで、盛り上がる準備できてますかー？　最後まで盛り上がっていきましょう！”と煽ると、冨田の曲紹介で「ラストチャンス、ラストダンス」を華やかに展開し本編が終了した。

別れを惜しむ会場からは“ノイミー！　ノイミー！”とコールが響き、急に明点したステージからひょっこり顔を出した鈴木の“ちゅーする？”を合図にアンコール1曲目となる「想わせぶりっこ」がスタート。ツアーTシャツに着替えたメンバーがグッズのサングラスを持って楽しげに歌い上げていく。続く「デートの後、22時」では曲間で落合が“みんなはノイミーのこと大好きー？”と問うと会場から“おー！”と怒号にも似た声が響き、冨田が“修学旅行楽しんでる〜？　みんなとの想い出一生忘れないよ！”と伝え、ツアー恒例となったご当地グッズを持ったメンバーがセルフィーカメラで映し出される演出で多幸感あふれる空間に。「≠ME」ではお決まりの“好きだー！”の掛け声でお互いの愛を確かめ合った。

最後に感想を聞かれた冨田は、“率直な気持ちを言うと、すっごい終わりたくない！　こんなに、今こういう気持ちになっているのって、どの公演もみなさんが一緒に楽しんで私たちとの時間を過ごしてくださったからだなってすごく思いますし、このツアーが始まって、みなさんがすごく盛り上がってくださったおかげで追加公演が決定して、この1年みなさんと一緒に駆け抜けてきた感じがすごく幸せだなって思いました。また来年の2月には周年コンサートも決まっていて、この先もまだまだみなさんと楽しいことがいっぱい待っているなって思ったら、もうこのグループ、世界で1番幸せなんじゃないかなって思います！　なので、これからも、みなさん、私たちについてきてくれますかー？　どこまでもどこまでもついてきてくれますかー？　今日は一緒に過ごしてくれてありがとうございました！”と話した。

蟹沢が“本当に終わりたくないんですけど、続いての曲が最後の曲となります。私たちもこの最後の楽曲をみんなとの想い出を振り返りながら噛み締めて歌いたいなと思いますし、ここにいるみなさんそして配信を観ていただいているみなさん全員と心を1つにしたいんですけど、準備はいいですかー？”と名残惜しそうに話し、「まほろばアスタリスク」で全楽曲を終えた。

続けて蟹沢が“改めて、本日は会場にお越しくださり、私たちと素敵な時間を過ごしてくださり、本当にありがとうございました！　≠ME修学旅行、最高の旅になりましたかー？　改めて4月から開催させていただいた全国ツアーは、私たちの凱旋地を回る、1stアルバム『Springtime In You』を引っ提げてのツアーだったんですけど、夏を超えて「夏が来たから」を発売させていただいた上で、さらにパワーアップした形でこうしてみなさんにお会いすることができて、本当に嬉しかったです。これからも私たちと一緒にみなさんが駆け抜けていきたいって思っていただけるように、≠MEは全員で頑張っていきたいなと思いますので、これからもよろしくお願いします！　そして、本日21:00から私たちの6周年コンサート＜≠ME 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT＞のチケットの販売がスタートします！　いよいよこの修学旅行を終えた先に待っている大きな大きな舞台なんですけど、ここにいてくださるみなさん全員と一緒にノイミーちゃんの6歳をお祝いしたいなと思うんですけど、みなさん、来てくれますかー？　また必ず、みんなに会える日を楽しみにしています。改めて、本日は本当にありがとうございました！”と話し、メンバーがステージ中央に揃い挨拶をすると公演が幕を閉じた。

終演アナウンスを始めた冨田が、名残惜しそうに“最後にみなさんの声聞かせていただいてもいいですか？”とノイミーコールを煽ると、会場が“ノイミー！　ノイミー！”と叫び、それを聴いて感極まった冨田がコソコソとスタッフに“もう1曲やってもいいですか？”と相談をし、了承を得る形で「ラストチャンス、ラストダンス」がスタート。

メンバー全員が会場と配信全員に届くよう大きく手を振り続け、楽曲が終わるとメンバーがステージを去り、最後に冨田が“みなさん、今日は本当にありがとうございました！　もう、超超超最高でした〜！　みんな大好きだよーまたね！”と消えるようにステージを降り、全公演が終幕した。

来年2月1日（土）には埼玉県・さいたまスーパーアリーナにて≠ME 6周年コンサート＜≠ME 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT＞の開催が決定しており、23日21:00よりFC最速先行（会員＋会員）チケット先行受付が開始。グループ最大規模となる会場で、また一段と成長を遂げる姿を見届けたい。