![美味しい水玉[ライブレポート]強い輝きを放ちながら夢の扉を開いたデビューステージ](https://img.popnroll.tv/uploads/news_item/image/40920/large_oishii__mizutama_PnR_097%E5%85%A8-watermarked.jpg)
美味しい水玉[ライブレポート]強い輝きを放ちながら夢の扉を開いたデビューステージ
美味しい水玉[ライブレポート]強い輝きを放ちながら夢の扉を開いたデビューステージ<OISHII.inc Presents「美味しいイベント」-Family restaurant->レポート
美味しい曖昧が所属するOISHII.inc主催イベント<OISHII.inc Presents「美味しいイベント」-Family restaurant->が、10月8日(火)にSpotify O-Crestで開催された。
同イベントでは、美味しい曖昧の後輩グループとなる美味しい水玉がデビュー。雨玉ざらめ、唄沫あかり、汀ひなな、癸音つきね、瑞凪あおい、流々こまちこの6名は、強い想いを込めたパフォーマンスを全力で届けて、お披露目ライブにもかかわらず大きな熱狂を生み出した。また、先輩グループの美味しい曖昧も、彼女たちの記念すべきお披露目の舞台に華を添えるステージを展開した。
本記事では、美味しい水玉がアイドルとしての第一歩を刻んだ同公演のレポートをお届けする。
<OISHII.inc Presents「美味しいイベント」-Family restaurant->Spotify O-Crest(2024年10月8日)
取材&文:冬将軍
私たちもたくさん、愛を返します!
2024年10月8日(火)、『美味しい水玉』がデビューした。この日のライブ会場、Spotify O-Crestのある渋谷の街はあいにくの雨模様だったが、それもグループ名通り、“水玉”らしい祝福の趣があった。それほどまでにキラキラとしたデビューライブだった。
美味しい水玉のデビューライブ<OISHII.inc Presents「美味しいイベント」-Family restaurant->は先輩グループである、美味しい曖昧が華を添えるように2マン形式で開催された。

先行を務めたのは、美味しい曖昧だ。SEの軽快なビートに合わせたフロアからのクラップで出迎えられた4人がステージに横並びになると、小気味よいギターのカッティングを合図に「サプリメ」でステージが始まる。
幽花はるかのハスキー気味な声が歌い出しから切り込んでくる。休養中の彩負屋ねむりパートを補うように歌を紡いでいく4人。膝の治療から復帰したばかりの切兎うずめは着座でのパフォーマンスだが、ステージ上を躍動する3人に合わせていくように、下手位置から上半身をふんだんに使って、美味しい曖昧らしいカラフルな色彩と多幸が迸るグルーヴを作り上げていく。

“ここにかかってる! みんな、ジャンプしてーー!!”
中間部のゆったりとしたブレイクから、はるかがそう合図すると、フロアを埋め尽くしたオーディエンスが一斉に跳ねる。その様子を満足げに眺めながらパフォーマンスしていく4人。
“先輩として、いいところを見せたいので、みんなわかってますか? いい声出してね”
凡やよいがオーディエンスを扇動し、タイトなドラムのリズムに乗せて“オイオイオイオイオイ!”とコール&レスポンスを展開。そのままスラップベースとハネたリズムが心地いい「あまあま」へ。ファンキーなビートに乗った女性のわがままを体現した歌詞をリズミカルに歌い、キレのよいパフォーマンスで魅せていく。間奏のダンスパートでは、4人のその堂々たる動きにフロアから思わず歓声が上がった。

印象的なピアノと突飛なギターフレーズから流麗なメロディへと滑りゆく「綺麗事スコープ」、そしてラテン調のリズムが心地よい「ユーグレナはわかんない」では、キュートにキメたやよいの《そのままの君で“いいよ”》にメンバーからも思わず“可愛い”と笑顔がこぼれる。美味しい曖昧らしい、一筋縄でいかないフックが随所に鏤められた極上のポップスをダンサブルにかき鳴らしていった。
“美味しい水玉ちゃーん! デビューおめでとう!! 「美味しいイベント」まだまだ盛り上げていくので、みんなよろしく”
ジャジーなBGMのインターバルを経て、双詩科なのはの祝福メッセージからの後半戦。緩急の効いたリズムとテクニカルなバンドアンサンブルが鮮やかな「角砂糖とセイロン」、スウィングしたリズムが心地いい「ナブルナブルナブル」と、攻めのナンバーを鋭くもあでやかなパフォーマンスで魅せていく。

“いつもOISHII.incに所属する私たちをたくさん愛してくれてありがとう! 私たちもたくさん、愛を返します!”
時折昂揚し、椅子から立ち上がってパフォーマンスするうずめが、さらに身を乗り出してオーディエンスを煽る。そんな彼女のパワーに応えるよう、「ナチュラルアレルギー」のストレートなビートに合わせて“オイ!オイ!オイ!”とフロアから力いっぱいの拳が上がる。

“ラスト、まだまだみなさん盛り上がっていけますかー? 美味しい曖昧、ワンマンツアー始まります!”
妹のデビューを祝う、容赦なく攻めに攻めたセットリストの最後は「ステフリ!」、ノリノリのビートに合わせて、ステージの4人に合わせてフロアも一斉に思い切り跳んだ。

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