ideal peco［ライブレポート］圧倒的な輝きと感謝の気持ちをたっぷり届けたデビュー1周年記念ワンマン

会場となったZepp Shinjuku(TOKYO)には平日にも関わらず大勢のファンが駆けつけ、早い時間から記念グッズなどを求めて長い列を作った。

開演10分前、パープル担当・綾瀬ねねとミントグリーン担当・早海美玖が場内アナウンスを務めると、開演を待ちきれないファンが2人の呼びかけに大きな声で応え、フロアは次第に熱気を帯びていった。

19:00前になると照明が突如暗転。LEDビジョンに1年前のメンバーたちの映像が映し出された。“1年後の自分へ”というテーマでそれぞれが1周年ライブ直前となる�未来の自分�へメッセージを送るという1年がかりの演出でライブ本編がスタート。メンバーカラー7色のギンガムチェックの衣装に身を包んだメンバーが登場すると、ファンから割れんばかりの大歓声が起こった。

1曲目は、デビューライブと同じく1stシングル「ハートハイジャック」。続けて「さまーりー ぷ」「ぽにあぐ!?」と今年の夏フェスをともに駆け抜けたサマーチューンを披露してフロアを沸かせた。

続くMCでは、ホワイト担当・菅谷夏子が“男子ー!?”“女子ー!?”と男女別にコールを掛けると、男性だけではなく女性からも大きなレスポンスがあり、これにはメンバーからも思わず“可愛いー！”という声が上がり、この1年で多くの女性ファンを獲得してきたことを示してみせた。

ここから中盤戦のメドレーコーナーに突入。メンバーの生誕祭のために書き下ろされたバースデー曲「花束とラブソング」、メンバーが3人／4人の2グループに分かれてメインボーカルを務める「アコガレリスト」「夢色レシピ」を歌唱。ラストは「ぺこもるふぉ〜ぜ！」をMV映像をバックにパフォーマンスしてメドレーコーナーを終えた。

ここでステージが暗転してメンバーが一旦退場。LEDビジョンにはメンバーのインタビュー映像が映し出された。それぞれが2年目へ向けての決意を語り終えると、この日のために制作したコネクト（繋ぎの音楽）に乗って新衣装に身を包んだメンバーがステージに再登場。新曲「キラメキセカイ」を初披露した。

直後のMCでは、スカイブルー担当・夏目綾が新曲について“私たちアイドルは�特別な存在なんだ�という想いが歌詞と振り付けに込められています！”と力説。続けざまに“今夜24:00に配信リリースします！”と発表すると、突然のリリース発表に歓喜の拍手が起こった。

続いてパープル担当・綾瀬ねねが“この新衣装とともに2年目も駆け抜けていきます！”と新品の衣装に負けないキラキラとして瞳で未来を見据えると、ここでメンバーを代表してブルー担当・吉橋亜理砂が挨拶。“ファン・運営チームをはじめ、支えてくださるすべての方に感謝したいです！”と1年分の感謝をスピーチに込めた。

会場全体がエモーショナルな雰囲気で包まれたまま楽曲に戻ると、強いメッセージが込められたミディアムバラード「Mqy be Sick」を熱唱。そしてレッド担当・近石日奈の“2年目も絶対！ついて来て！”のメッセージをきっかけに始まった代表曲「Hope To Live」を歌い上げるとフロアでは涙するファンが続出。大感動のまま本編が終了した。

メンバーがステージを降りるとすぐさまアンコールが発動。約3分間続いた熱烈なアンコールの中、ライブでの定番曲「パーティーは終わらないッ!!」のイントロとともにライブTシャツに付け襟姿のメンバーが元気よくステージに登場。いつもより�かなり長いイントロ�で観客の手拍子を煽ってから始まった渾身パフォーマンスにフロアのボルテージは最高潮に達した。

記念撮影タイムを挟んで、ピンク担当・白星あいりが“Zepp！　まだまだ声出していけるのかー！”と、いたずらっぽくフロアに問い掛けると、まだまだ盛り上がりたいファンから大歓声。その声に応えるように人気曲「君にRock you!!!」を歌い上げ、ラストはファンからの人気投票で1位を獲得した「100点の私で会いに行こう」でアンコールを締めくくった。

メンバーが深く一礼してステージを去ると、LEDビジョンには�“親愛なるぺこもあ（ideal pecoのファンの総称）の皆様へ�”の文字とともにメンバー1人ひとりからファンへ向けた手紙が映し出された。そして最後に来春に開催するグループ初の東名阪ツアーをサプライズ発表。ファンのどよめきと大歓声、そして大きな拍手に包まれながら約80分のライブが幕を閉じた。

デビューからの1年間で23曲の楽曲をリリース。新人グループながら＜TOKYO IDOL FESTIVAL＞や＜@ JAM EXPO＞など、主要夏フェスのすべてに出演するなど激動の初年度を終えたideal peco。2年目の快進撃に期待が高まるそんな1周年ライブとなった。