Hey!Mommy!［＠ JAM EXPO 2024ライブレポート］実力の高さとすごみを20分に凝縮した圧巻のステージHey!Mommy!＜＠JAM EXPO 2024＞ライブレポート

取材＆文：竹内伸一

OVERTUREに合わせて会場から“Hey！”という大きなコールが巻き起こり6人を迎えると、メンバーは横一列に並び、“Hey!Mommy!”の声とともに大きくジャンプ。続いて“せーの！”のかけ声から“ハイ！ハイ！”の大コール……登場からの数秒で、メンバーも観客も盛り上がる準備は万端といった雰囲気に。一気に期待が高まるオープニングでHey!Mommy!のライブが幕を開けた。

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もちろん、雰囲気だけではなく実際に「HELLO!! Hey!! WORLD!!」から大盛り上がり。6人がチョップをくり返すようなお馴染みのコミカルな振り付けをくり出せば、会場もサイリウムを打ち振って応え、原明日香がソロで派手なダンスをキメれば、大歓声がそれを讃えるといった具合いに、メンバーと会場が煽り合うかのようにテンションを高めていく。

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続く「CANDY POP]では、冒頭から“ハイ！ハイ！”のコールが発生。6人はそれに鼓舞されるかのようにポップなサウンドに合わせて可愛らしく弾むようにパフォーマンスをくり広げる。延松舞佳のソロパートでも大きなコールが沸き上がり、会場のテンションをさらに上昇。そして今丘葉月が“踊るよ～！”と叫び、サビでは大ダンス大会を誘発する一方で、メンバーが真顔を作るシーンでは、作島藍が超笑顔から一転、驚くほど見事に表情を消して会場の喝采をさらった。間奏では、今度は秋元悠里がソロの飛び跳ねるようなダンスを披露して大歓声を巻き起こすと、大サビでは佐々木ひまわりの“せーの！”の声とともに会場はこれまで以上に大きな動きで踊りまくる。もちろん、メンバーの動きもさらに激しいものになっていた。

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前半2曲もアップテンポで運動量の多い楽曲だったが、彼女たちの本領発揮はここから。4つ打ちの高速ナンバー「SUPER MOMMY GIRLS」ではさらに激しく踊りまくり、熱く歌い上げる。サビの《HANDS UP！》の歌詞に合わせて拳を力強く振り上げると、会場も“ハイ！ハイ！”の声を上げてサイリウムを激しく突き上げた。

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ラストも高速かつ重低音のビートが身体を衝き動かす「もちぷる」。これまで以上の激しさで歌い踊り、サビでは身体を揺らしながらのジャンプをこれでもかとくり返す。会場も一緒にジャンプ＆コールで応えて盛り上がりは最高潮に達した。

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最後に6人がポーズをキメると“うぉ～っ！”というような絶叫にも似た歓声が上がる。その声の迫力が、このライブがいかに充実したものかを十二分に物語っていたように思う。終始全力のパフォーマンスで魅せた彼女たち。リミッターを外したかのような激しさだったが、決して荒々しいものにはならず、その動きには美しさと切れ味があり、笑顔も忘れない。Hey!Mommy!の実力の高さとすごみを20分に凝縮したライブだったように思う。

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