加藤夕夏、横野すみれ、有井ちえ、女子高生の熱い青春&ワイン醸造への情熱を描く舞台<ワインガールズ>開幕!

加藤夕夏、横野すみれ、有井ちえ、女子高生の熱い青春&ワイン醸造への情熱を描く舞台<ワインガールズ>開幕!

加藤夕夏、横野すみれ、有井ちえ、女子高生の熱い青春&ワイン醸造への情熱を描く舞台<ワインガールズ>開幕!

舞台<ワインガールズ>が、4月26日(金)に東京・シアター1010で初日を迎え、初日公演を前にマスコミ向けにゲネプロを公開。その後、加藤夕夏、横野すみれ、有井ちえ、上西恵、辰巳琢郎(“琢”は点の入る旧字体が正式表記)が囲み取材に応じた。

舞台<ワインガールズ>

鎌倉から母親の実家がある塩尻に引っ越してきたばかりの北村いちるを演じる加藤夕夏は“ゲネプロを終えて少し安心しました。でも、演出の菅野臣太朗さんは「人間だから毎回違っていいんだよ」とおっしゃってくださってくださるので、ゲネプロはゲネプロでのいちるの感情を表現できたけど、本番が始まったらどんどん変わっていくと思うので、これからまだまだ上がっていけるんじゃないかなって思います。もっといちるの感情を解き放っていけたらと思っています”と、少しホッとした表情を見せた。

学年イチの優等生・百瀬結生子を演じる横野すみれは“長ゼリフが多くてめちゃくちゃ緊張してたんですけど、稽古場でやった通りにやろうと思いました。みんなの空気にいい感じになれてよかったです。まだ緊張してますけど、本番も全力で頑張ります”と、緊張感がありつつも気合十分。

そして、テニスに青春のすべてをかけて打ち込んできたが、レストランを経営する父親の病気をきっかけにワイン造りに関わるようになった奥沢美麓を演じる有井ちえは“すごく早替えが多いんですけど、ゲネプロではウマくできたので、本番もスムーズにできるように頑張ります。あとは、舞台なのでその場その場で生まれるものを大事にしていきたいなと思います”と意気込んだ。

上西恵は、3人の“ワインガールズ”をサポートする教師・倉林舞を演じる。“ついに初日を迎えるという安心感と緊張感があるんですけど、あとは自分とみんなと、今日までやってきたことを信じてやるだけだと思うので、<ワインガールズ>の素晴らしさをしっかりとお届けしたいです”と初日を迎える心境を語り、“シアター1010には生徒役で立たせてもらったことがあるんですけど、今回初めて先生役を演じさせてもらうので時の流れを感じます(笑)。しっかり生徒たちを支えられる先生を頑張りたいと思います”と、“先生”としての心構えも伝えた。

そして、ワインガールズの3人が通う高校の校長・米原真一郎を演じるのが辰巳琢郎。“名前を覚えるのが苦手で、ゲネプロでもやらかしてしまいました。とにかく、名前を間違えないようにしたいと思います(笑)。あとは、見終わったあと、みなさんがワインを飲みながらこのお芝居のことをお話ししていただけるような、そんな芝居をしていきたいと思います”と、ゲネプロでの失敗談を交えつつ、来場者にメッセージを届けた。

加藤は稽古期間中、物語の舞台になっている長野の塩尻市を訪れたという。“日本ワインがすごく好きで、ラベルでしか見たことのなかった長野のワイナリーの看板が、駅を出た瞬間に見ることができました。地図を見たらそのワイナリーとぶどう畑があって、その状況に自分がいることにすごく興奮しましたね。ワインガールズのモデルになってる高校にも行かせていただいて、生徒の方とも話ができたので、「ぶどう造りどうですか?」って聞いたら、「目が離せないし、ぶどうの出来が成績にも関わるので、そこは厳しいし大変だけど、自分の子どものように育ててます」って答えてくれたんです。私もそういう気持ちでワインガールズを演じようと思えたので、行ってよかったなって思いました”と、得るものが多かったと語った。

見どころを聞かれた横野は“私もまだワインについて勉強中ですけど、このワインの歴史を知ることができました。知らない方もいらっしゃると思うので、この作品を観ていただいて、ワインを飲む時に、「あんな歴史があったんだな」って感じてもらいたいです”と、ワインについて深く知れることを挙げた。

稽古場での雰囲気については有井が“ワインが好きな人が多いので、ワインについて話すことが多かったです。この舞台、キャストが半分くらい関西人なんです。お稽古場でもずっと関西弁が飛び交っていて地元感のある和気あいあいとした雰囲気でした(笑)”と、リラックスした雰囲気で稽古に臨めたと答えた。ちなみに、登壇した5人は全員関西出身。

今作は、シアター1010がある東京・北千住のワイン店8店舗とのタイアップ企画を実施しており、上西は協力店を訪れたという。“古民家をカフェにした落ち着いたお店とかレトロな雰囲気の目でも楽しめるお店だったり、そういうお店でワインが飲めるのはいいなって思いました。それと、どのお店のお料理も美味しくて、ワインにピッタリなんです。<ワインガールズ>を観たあとに、ワインの歴史を感じながら、ぜひ飲んでもらえたらより美味しく感じるんじゃないかなって思います”と、感想を伝えた。

最後は、加藤が代表して“<ワインガールズ>は、恋だったり友情だったり家族愛だったり、熱い青春がたっぷり詰め込まれた作品ですけど、青春物語だけじゃなくて、先祖から受け継いできたものや、自分の大切なもののために、自分の命をかけるというメッセージ性の強い舞台です。観たあとに、普段の自分の生きてる世界がちょっと愛おしく感じてもらえたらいいなって思います。私も日本ワインが大好きなので、観に来てくれたみなさんに日本ワインの魅力を感じてもらって、飲んでもらえたら嬉しいです。みなさんと劇場で会えるのを楽しみにしています”というメッセージで締め括った。

舞台<ワインガールズ>は、5月2日(木)まで東京・シアター1010で上演中。

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