ARCANA PROJECT[ライブレポート]ワンマンツアー開幕!「一体感を感じて感動しました」

ARCANA PROJECT[ライブレポート]ワンマンツアー開幕!「一体感を感じて感動しました」

ARCANA PROJECT[ライブレポート]ワンマンツアー開幕!「一体感を感じて感動しました」

TVアニメ『SYNDUALITY Noir』の第1クールエンディング主題歌「ユリイカ」(6thシングル)、そして、3月13日(水)に同作の第2クールオープニング主題歌「アイレ」をリリースした5人組アニソンボーカルユニット・ARCANA PROJECTが、「アイレ」の歌詞の一節をタイトルにした<ARCANA PROJECT ONE-MAN LIVE TOUR 2024『迎えにゆくよ』>を開催。本記事では、ツアー初日となる3月15日(金)にVeats Shibuyaにて実施したライブのオフィシャルレポートをお届けする。

取材&文:塚越淳一
撮影:チェリーマン

会場が暗転し、オープニングSEが鳴り響くと観客がクラップを始める。曲に合わせて、熱気がどんどん上昇していく中、ステージに鮮やかな赤い衣装をまとったARCANA PROJECTが、姿を現す。イントロで、さらに盛り上がる観客たち。桜野羽咲、花宮ハナ、相田詩音、空野青空、天野ひかるの5人も、ソロパートを繋いでいきながら、サビで声を合わせていく。観客も負けじと大きな声を上げ、お互いの想いを確かめ合っていた。

途中のMCで空野が“私たちもみんなに愛をぶつけていく気でいるし、みんなからも愛をぶつけてほしい! 愛を交換できるワンマンツアーにしたいと思っているんです”と語っていたが、それが納得できるほど、最初から声出しソングが続く熱狂のセットリスト。ファンも楽しそうに声を出していたのが印象的だった。

5人のエモーショナルなパフォーマンスから、このライブに懸ける意気込みは十分に伝わってきた。前向きなパワーを感じる「とめどない潮騒に僕たちは何を歌うだろうか」では、5人のフォーメーションダンスと真っ直ぐな歌声が胸に響く。「アイレ」のカップリング曲で、豪華なジャズアレンジがカッコいい「ときめく夜は、わたしから」も初披露。この曲では、小さなフラッグを一緒に振っていく演出もあって、このツアーを象徴するような1曲となった。

アッパーなアニソンも強みだが、シティポップやダンスポップ、激しいロックなど、多彩な楽曲を持っているARCANA PROJECT。このライブでも、5人で一体感のあるダンスをしながら、さまざまな楽曲をくり出していく。特徴的に感じたのは、メンバーそれぞれのアプローチで歌を表現しているからか、歌声が個性的なところ。でもバラバラでなく絶妙なバランスで統一感もある。5つの声が重なっていくサビも、ユニゾンでブーストすることもあれば、コーラスを入れたり、ハモリを入れて厚みや奥行きを出したりもする。5人である強みを存分に使い、曲を表現していくのが素晴らしかった。そして、歌に熱を帯びていくと、観客も呼応して、ステージに大きな声を送ったり、クラップをしたりする。とてもよいファンとの関係が築かれているのを感じた。

また、どんなに曲が激しく、歌が感情的になろうとも、時折笑顔がこぼれたりしていたのも印象的で、歌うことの楽しさやライブの楽しさが、メロディに乗ってビシビシと伝わってきた。

圧巻のパフォーマンスを魅せたあとのMCでは、“<迎えに行くよ>というツアータイトルにできたのも、私たちの歌を聴きに来てくれるみんながいるからです。今回のツアーでは、いつもよりみんなを近くに感じられる曲をたくさん用意してきました!”と天野が伝え、メンバーの掛け声でコール&レスポンスを楽しむ。

ライブ終盤、彼女たちが届けた始まりの曲「ACE of WANDS」では、会場のみんなで声を出し、大きなクラップを起こし、熱い空間が出来上がる。さらに重低音が身体を貫くような激しいロックナンバーが次から次へと歌われていき、会場が一体となり、ライブのクライマックスを作り上げていく。

そして、互いに違うからこそ、わかり合いたいというメッセージが込められたTVアニメ『SYNDUALITY Noir』の第2クールオープニング主題歌「アイレ」を届ける。間奏で、拳を突き上げ、“(La la la la,la la la la)”と何度も声を合わせ、そこから一気にエモーショナルになり、最後は“「愛してる」 愛してる 愛してる”と、愛を伝えていく流れはとても美しく、感動的だった。

真っ直ぐで、ボーイッシュな雰囲気も増した天野の歌声、身体全体を使って感情的に歌う花宮、包み込むような優しさを感じる相田の歌、変幻自在でさまざまな声色を使い分ける空野、そして表現力豊かな歌でメンバーを支える桜野……5人の個性、輝きが合わさったARCANA PROJECTの奇跡を感じるライブだった。

大きなアンコールの声に応えてのステージも、人気曲を届けてファンを喜ばせる。“楽しすぎた。こんなに声を出すって思ってなかったでしょ? 一体感を感じて感動しました”と天野が言っていた通り、みんなが楽しめるライブだった。

最後に桜野が“ARCANA PROJECT、近い未来に、みなさんに嬉しいことをお知らせできるよう、いま準備中です。みんなに喜んでもらえるように、熱く燃えております! もっとツアーでパワーアップして、その素敵なお知らせを、胸を張ってみんなにできるようにしていきますので、残り3公演もよろしくお願いします。ARCANA PROJECTになれたからこそ、巡り会えた音楽や作品やみんな。これからも、みんなと素敵な未来を見つけていきたいと思います”と伝え、TVアニメ『SYNDUALITY Noir』からもう1曲「ユリイカ」を歌い、ツアー初日を締めくくった。

残りの公演も、みんなで気持ちを1つにし、愛を確かめ合うライブになるだろう。生の歌の迫力とライブの楽しさを、体感してほしい。

<ARCANA PROJECT ONE-MAN LIVE TOUR 2024『迎えにゆくよ』>Veats Shibuya(2024年3月15日)
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