来栖りん［イベントレポート］最新写真集で見せた新たな一面をアピール「“意外と黒もいけるんだぞ”というところを見てもらえたかな」

台湾を舞台に“ホームステイ”をテーマに撮影された同書は、アイドル卒業後、声優・アーティストの道を歩み始めた来栖が、学生時代へタイムスリップしたかのような1冊。発売の心境を聞かれると、“家族もすごく喜んでくれました。紙として手元に残せる形で出させていただけたことがすごく嬉しいい”と喜びをあらわにした。

『step by step』と名付けられたタイトルについては“以前はアイドル活動をさせていただいていたので、これから心機一転、新しい場所で頑張っていくということ”と説明。続けて“右も左もわからない状態からスタートして、一歩一歩ちゃんと踏みしめながら、いろんな方と力を合わせて進んでいきたいなという想いを込めました”と語った。

また、黒い衣装を着て頬杖をついたカットをお気に入りに挙げ、“普段の撮影だとパステルカラーのものやビビットなカラーの衣装が多く、黒の衣装を着せていただく機会はあまりないんです”とした上で、“この写真を好きだと言ってくださるファンの方が多かったこともあって、「意外と黒もいけるんだぞ」というところを見てもらえたかなと思います”とアピール。

表紙に選ばれた制服を着用したカットに関しては“去年リリースさせていただいたミニアルバムのリード曲「ハピ♡ラキ」のMVが制服で踊っているものなんですが、それを見たスタッフさんが「別のところでも着た方がいい」とゴリ押ししてくださった”と裏話を明かし、“制服を何歳まで着られるかはちょっとわかりませんが、タイムスリップをしたみたいな感覚になったので、すごく嬉しかった”と振り返った。

“写真集に点数を付けるなら？”という質問には、“100点です”と胸を張る。その理由を問われると“撮影のスタッフさんが普段からお世話になっているカメラマンさんやヘアメイクさんで、本当に素の楽しさがギュッと詰まった1冊になっているので”と説明した。

表紙カットが撮影された台湾の学校での想い出も語った来栖。“校庭のど真ん中で撮影をしていたので目立ったみたいで、校舎のいろんな窓から現地の生徒さんが出てきて手を振ってくださったのが楽しかったし、印象に残っています”と笑った。

今後の目標を聞かれると“声優の世界に入って1年ということで、いろんな方を近くで見て学ばせていただいたり、いろんな壁にぶつかったりしながら頑張らせていただいている”と話しつつ、“声の印象から年齢を下に感じられてしまうことが多い”と打ち明ける。“幼いキャラクターは表現しやすいんですが、自分と同じ年齢や少し上の年齢のキャラクターを演じる時には「ちょっと幼く感じる」と指摘されることがあるので、自分の中の引き出しをもっと増やしていきたい”と意気込んだ。

最後に“写真集をファンのみなさまにすごく喜んでいただけたことが嬉しいです。最近知ってくださった方には「来栖りんってこんな人です」ということを1冊で知っていただけるようなものになっているかなと思いますし、以前から応援してくださっていたファンの方には「変わってないな」「こういうところが大人になったね」と近しい目線で楽しんでいただけるような写真集です。私をもっと好きになっていただけるような1冊になっていたらいいなと思います”と呼びかけ、イベントを締めくくった。