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アンジュルム、福原遥ら、多彩なパフォーマンスで“飲酒運転撲滅”への想いを強く発信!<LIVE SDD 2024>開催
アンジュルム、福原遥ら、多彩なパフォーマンスで“飲酒運転撲滅”への想いを強く発信!<LIVE SDD 2024>開催
<LIVE SDD 2024>が、3月9日(土)に大阪城ホールで開催された。
同イベントは、FM大阪が“あなたには何ができますか?飲酒運転をなくすために。”をコンセプトに、飲酒運転撲滅を目指し活動している『STOP! DRUNK DRIVING PROJECT』=『SDD PROJECT』の、1年ごとの活動の集大成となるライブとなる。
本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
超特急
3度目の出演の超特急。“僕たち超特急です。音楽を楽しんでいきましょう!”の掛け声から、1曲目「Burn!」をスタート。トップバッターから会場は最高の盛り上がりに。
SDDでは恒例の、手でバッテンを作る振り付けの“バッテンダンス”を来場者と一緒に踊り、“飲酒運転ダメ”のメッセージをダンスでも表現。
2曲目「Kiss Me Baby」、3曲目「My Buddy」と続けながら、さらに“STOP! DRUNK DRIVING!”の掛け声と振り付けも入れてのアレンジで、印象に残るパフォーマンスを見せた。
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オープニングトーク 大塚由美・赤松悠実
今年から、声出しOKのコンサートとなった LIVE SDD。楽しんでほしいとともに、大阪府の飲酒運転事故は、昨年と横ばいという発表から、今年も改めて飲酒運転撲滅の想いを発信していきましょうという呼びかけがあった。
超特急へのインタビュー
先輩も一杯いらっしゃる中、トップバッターということで、まずは会場をあたためることを考えました。FM大阪で毎週金曜日ラジオ番組も担当していて、ライブのMCでは伝えきれないメンバー同士の会話をたくさんお届けできる場がラジオです。10代のメンバーもいますが、子どもから憧れてもらえるグループに、というコメントもあった。
nobodyknows+
LIVE SDDには初参加、大ベテランの力強い“STOP! DRUNK DRIVING!”の掛け声から、1曲目「Hero’s Come Back!」がスタート。飲酒運転撲滅の意識を植え付けるためのパフォーマンスとして「ココロオドル」も大いに盛り上がった。
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nobodyknows+へのインタビュー
みんなの意識がちょっと変わったら、明日から飲酒運転減らせる、と感じたとメッセージ。
福原遥
LIVE SDDに初参加。歌手と女優の二刀流、福原遥の1曲目は「道標」。堂々と歌い切ったあと、“大阪めっちゃ好きやねん!”と言いながら手を振り、ドラマ撮影のため大阪に1年ほど住んでいた福原は、“大阪に帰ってきたな”と感じながらのコンサートになったそう。また、運転が好きで、お休みがあったらドライブに行くという。
1人ひとりが“飲酒運転しない”と改めて思うことが大事だと話し、“気をつけましょうね、みなさん”と来場者に声をかけ、朝ドラ『舞い上がれ』の時に感じたことを歌にした「大丈夫」を歌唱した。
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OWV
初登場となったOWVの1曲目は「BREMEN」。自己紹介から、SDDコールを観客とやりとり。
所属事務所や関西出身のメンバーがいることから、大阪でのライブも多いというOWV。笑いも交えながらのMCとなった。
コール&レスポンスの勢いに乗って、「What You aitin’ For」をパフォーマンスした。
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片寄涼太
1人でステージに登場。ピアノ弾き語りによる「運命」を歌唱。
ソロでステージに登場するのは今日が初めての片寄。地元でもある大阪で初のソロイベントに出られた嬉しさを語った。飲酒運転は“運命”という言葉だけでは片づけられない。
忘れられない人を思い出す1曲として、「サクライロ」を紹介、しっとりと歌い上げた。
最後は最新曲「Dance the life away」を歌って締めた。
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アンジュルム
SDDには、2年ぶりの登場となるアンジュルム。
「RED LINE」「マナーモード」「46億年LOVE」とアップテンポナンバーを立て続けにパフォーマンスし、会場をさらに盛り上げた。
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アンジュルムへのインタビュー
2年前は、来場者数制限もあり、声出しもなかったので、今回は大変盛り上がってパフォーマンスできたとのこと。
お酒を飲んだら車を絶対運転しない、その気持ちを強く持って、傷つく人が1人でも減るよう、気をつけていきましょう!と熱いコメントを届けた。
書道パフォーマンスをする元アンジュルムの書家(教授)竹内朱莉の作品についても言及。今までとは別の形で、一緒にステージに上がれることの嬉しさを語った。
書道コンクール 優秀作品の発表
全国から集まった<書道コンクール>へのメッセージ。“飲酒運転撲滅”のための、書道の優秀作品を書いた5人の子どもたちと、それぞれのエリアのFMラジオ局のDJが登壇。子どもから大人へしっかりとした強い言葉が送られた。
ざきのすけ。
LIVE SDDに初登場のざきのすけ。
1曲目「彼は誰どき」のあとに、MCで“22歳になって、運転免許を2年前に取りました。飲酒運転をしないと心に誓っています。飲酒運転はどれだけ危険なことかということをみなさん知ってほしい。今日は音楽と一緒に、飲酒運転撲滅の意識を植え付けましょう”と訴えかけた。
2曲目「未完成」も、初登場とは思えない堂々としたステージであった。
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片寄涼太へのインタビュー
大阪府八尾市の出身である片寄。“そうは見えないと言われるが、大阪らしく、おせっかいで、このプロジェ クトが広がっていると思います。これからも広げていきましょう”と熱いメッセージを口にした。
福原遥へのインタビュー
大阪のみなさんは温かい!と感じるとのこと。“改めて1人ひとり気をつけていけば、もっとよくなる、と私自身も思うので、一緒に1つになって広められたらと思う”と述べた。
SND〜アンジュルム上國料萌衣による朗読、演奏シンフォニックオーケストラ
オーケストラの演奏に乗せて、最優秀作品「まだ大丈夫は、少し休もうのサイン」をモチーフにした、朗読劇をアンジュルム上國料萌衣が務めた。後半は、涙ながらに、しっかりとその想いを伝えた。
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OWVへのインタビュー
赤がイメージカラーで、珍しい360度ステージも堪能したと語った。
ざきのすけ。へのインタビュー
緊張したが、頑張れたとのこと。また、小説、映画、ゲームなど多趣味で、いろんな方向からインスピレーションを受けて曲作りをしているという。子どもたちの書道を見て、“飲酒運転撲滅しなきゃな”“この子どもたちが大人になった時に飲酒運転ゼロにしなければ”と思ったとコメント。
TRF
プロジェクトリーダーとしてSDDが始まった年から毎回出演しているTRF。“今日会場で感じたことを、みんなに伝えていってください”とイントロで言いながら、「CRAZY GONNA CRAZY」を披露。流れに乗って「EZ DO DANCE」「survival dAnce ~no no cry more~」と、会場が一体となってさらに盛り上がる。LIVE SDD恒例の楽曲たちを立て続けにパフォーマンスした。
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TRFへのインタビュー
“先月のデビュー30周年の武道館は、楽しくて、すごくハッピーで、明るい将来が待っている感じがした、宝物のライブになりました。SDDのライブは特別なライブ、最高です””とコメント。
音楽奨学金授与式
交通遺児等育成基金に属する子どもが音楽の道を志す場合に、返済の必要がない、100%給付型の奨学金。SDDの活動で集めた募金で、2017年に給付をスタート。
社会人として音楽の道に進む人もいて、今年4月からは、3名が奨学制度を活用する。
プロジェクトリーダー、STARDUST REVUEの根本要と、TRFのDJ KOOからも、学生への激励メッセージがあった。今年の奨学生は、清水咲良。SDD音楽小学生決定通知書を根本が授与した。
STARDUST REVUE
ステージ上での、アドリブの発声練習から始まる、根本の声。来場者に着席を促し、バラードの「木蘭の涙〜accoustic〜」から、落ち着いてスタート。
SDDプロジェクト開始当初からプロジェクトリーダーを務め、自らのコンサートでも飲酒運転撲滅を発信するSTARDUST REVUEは、根本が“出演者の中でも1番高齢”と自虐的に笑いを取りながらも、飲酒運転撲滅の想いを込めて2曲目「はっきりしようぜ」を紹介、アンジュルムも登場してのコラボ歌唱となった。
3曲目は、ステージ上のSTARDUST REVUEとアンジュルム、会場を巻き込んでのSDDプロジェクトでは17年間お馴染みの「愛の歌」を大合唱。
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DJ笑い飯・哲夫と令和喜多みな実・河野
360度客席をぐるっと見渡しながらのトーク。お笑いライブではないトーク展開のため、とまどいながらも、ステージ上で出し入れされるドラムやキーボードのセット転換を解説しながらしっかり笑いの渦を巻き起こし、大阪芸人らしい時間を醸し出した。
生放送中のFM大阪『LIVE SDD STUDIO 2024』の特設ブースの様子が会場内に放送
TRFをゲストに迎えている、DJ鈴木しょう治と中島静香の姿も。
番組内でのインタビューで、TRFは“上の席まで楽しんでいるのを感じられたのでよかったです。あっという間でした。デビュー30年間のうち、半分以上の17年間をプロジェクトリーダーを務めている。「自分に限って大丈夫」という想いが飲酒運転がなくならない理由になっているのでは”とコメント。
DJ・赤松悠実と笑い飯・哲夫
FM大阪のワイド番組『赤 maru』でも紹介している栃木県那須町で『SDD NASU』プロジェクトが立ち上がること、そして<LIVE SDD NASU 2024>を開催することを発表。
SOPHIA
今年で結成30周年のSOPHIA。“笑顔になってくれますように”という想いを込めてリリースしたデビューシングル「ヒマワリ」を1曲目として披露。
デビュー以来長年応援してくれているファンを、愛情を持ってステージ上からいじる様子も。大阪のファンの金銭感覚も笑いを交えていじりながら、安定のMCとパフォーマンスで会場を盛り上げた。
2曲目は、大阪という街のことも少し話した流れで「街」をパフォーマンス。曲中にメンバー紹介もし、最後は、昨年10月にリリースしたシングル「あなたが毎日直面している世界の憂鬱」で締めた。
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SOPHIA松岡 トークパート
バンドとしてだけではなく、ラジオDJとしてもFM大阪のラジオ番組を担当する松岡充は、ステージ上で1人話す時間を持ち、SOPHIAとFM大阪の長い歴史、付き合いについて改めて話した。若いころから“まばたきしたら負け”という世界で戦ってきた松岡。“この人とはつながりたい”という人からは可愛がってもらえているとのこと。“縁は大切にしたい”という想いから、“デビュー当時からお世話になったFM大阪にも恩返しはしたいと考えていた。そんな中、昨年のLIVE SDDに誘ってもらった。改めて、飲酒運転でもらわなくてもいい不幸をもらってしまう人を、1人でも減らそうというSDDという活動に参加した”という。改めて、各省庁、企業、FM大阪含む各企業に、来場者からへの盛大な拍手を誘導した。“西九条の小さいライブハウスでデビューを目指して活動していた若い頃、関西で同じ夢を目指して頑張っていた1つ上の先輩が、デビューして、日本を代表するボーカリストになってくれました。それが、西川貴教さんです”と、松岡と会場が一緒になって、関西らしく笑いも交えて、西川貴教を呼び込んだ。
西川貴教
4年ぶりの登場。1曲目「FREEDOM」から、迫力のボーカルを披露。
間髪入れず2曲目の「Bright Burning」で、さらに勢いに乗ってパフォーマンス。
MCでは、“LIVE SDDには4年前に出演して、その後、コロナ禍になってしまった。近年では、戦争が起きたり、悲しい事態も増えている。身近な人のことを大切にしようとすれば、世界中の人の幸せにつながる”と語った。
そして、ライブで演奏するのは初という「Believer」を、会場に来てくれた人への“お土産”として届けた。
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西川貴教へのインタビュー
楽しむ瞬間としてのお酒と、大事な人を守ることは線引きをするのが大切とのこと。身体のために肝臓はプロテインで、お酒は飲まないという西川。力強いメッセージを残した。
エンディングと書道グランドパフォーマンス 出演者全員登場しての「Heal the World」の合唱
オーケストラの演奏と、TRFの流れるようなダンスと一緒に、子どもたち、森大衛、竹内朱莉のライブ書道パフォーマンスにより、今年の“飲酒運転撲滅へのメッセージ”が記された。
その後、<LIVE SDD 2024>出演者全員が登壇して「Heal the World」を大合唱。黄色いハート型のSDDメッセンジャーカードを手に持つ出演者と一緒に、ステージ後方には、白いシャツで揃った“SDDクワイヤー”も登場。声のハーモニーで、会場全体で“飲酒運転を撲滅しよう!”という想いを強く発信した。