生駒里奈、舞台<西の魔女が死んだ>出演決定!【コメントあり】

生駒里奈、舞台<西の魔女が死んだ>出演決定!【コメントあり】

生駒里奈、舞台<西の魔女が死んだ>出演決定!【コメントあり】

前田美波里と生駒里奈が出演する舞台<リーディングドラマ 西の魔女が死んだ>が、2024年6月に上演されることが決定した。

『西の魔女が死んだ』(梨木香歩原作/新潮文庫刊)は、1994年の単行本発売から時代を超えて読み継がれている作品で、実写映画も公開されている。累計発行部数は260万部を超え、2022年には電子書籍の配信もスタート。

今回、舞台化が決定。

出演は、西の魔女に前田美波里、魔女の血を引く孫娘まいに生駒里奈。

コメント

前田美波里:
鎌倉生まれ、山あり海ありの素敵な場所に育った私は、自然に触れることが当たり前にナチュラルに生きてきました。だから“西の魔女”の役はやってみたいなーとすぐに思いました。

さらに、この歳になってミックスいうことを活かして表現ができるというのは、自分をもう1つ違った形でお見せできるという期待感もあります。

朗読劇なのでいつものように身体を使わず、想像して台詞だけで表現するので、想いを自然に伝えるためには自分の孫娘が出てくれればぴったりなのにと思ったりもしました(笑)。

“西の魔女”はとても丁寧な人だと思います。

私も祖父母に叱咤激励されながら温かく育てられましたので、子どもの頃を思い出して穏やかに演じようと思います。人間なんて自然の中では本当にちっぽけなものだよと自分が感じた想いをそのまま孫に向かって伝えたいです。演じていく中でまた新たに感じることも出てくると思いますし、まいの生駒さんと演出の笹部さんとの出会いもとても楽しみです。

生駒里奈:
今回まい役を務めさせていただきます、生駒里奈です。

この作品は、私が中学生の時、1度図書室から借りて朝読書の時間に読んだことがありました。

当時、そして今もですが、ファンタジーの世界に没頭するのが大好きで、小説も漫画も、とにかく現実にはない世界を描いたり、日常生活から離れている作品を読む子でしたので(笑)、初見で読んだ時に、“え!タイトルとだいぶ印象が違う!”という感想を持ちました。

そんな少し妄想にふけるのが好きな子が、まだまだですが役者として、この作品を台本に上がってから読ませていただき、原作も読みながら考えたことは、どのようにまいを演じるかと言う仕事の部分、そして“あぁ、こんなことを伝えていたんだな”という生駒自身の素直な感想で、大人になったからか、感じるものはさまざまですが心休まる時間になりました。

観劇してくださるみなさまに、いろんな感想を持っていただけるよう務めたいと思っております。

よろしくお願いいたします!!

笹部博司(台本・演出):
前田美波里という女(ひと)に大きな意志の力を感じる。あの若さ、美しさ、そして輝き。

『西の魔女が死んだ』の上演を考えた時、まず前田さんが思い浮かんだ。

1994年の発売から時代を超えて読み継がれている特別な作品である。

その特別をどう説明すればいいのか。一編の小説を超えた何かとでもいえばいいのだろうか。

その作品に出会うことによってその人の人生が変わる、『西の魔女が死んだ』には確かにそんな力がある。

本作は1人の少女と、そのおばあさんの物語である。少女の名前はまい。

おばあさんはまいに言う。

“サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きる方を選んだからといって、だれがシロクマを責めますか”

前田さんはまさにこの言葉の実践者であると思う。

まいを演じるのは、生駒里奈。

生駒さんも自分の居場所を探し求め、今の場所にたどり着いたのではないだろうか。

演劇とは、今起こっていること、ドキュメンタリーであると思っている。

前田さんと生駒さんの人生が重なり合う<西の魔女が死んだ>

特別な舞台になる、そんな予感がする。

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