南みゆか（O₂）［インタビュー］幼少期から溢れた表舞台への熱意「小さい頃から前に出ることが好き。お遊戯会で主役ばっかりやっていました」南みゆか（O₂）パーソナルインタビュー1

編集協力：竹内伸一
撮影：河邉有実莉
ヘアメイク：清水深優
スタイリング：馳尾潤子（Jstyles）
衣装協力：WEGO

『桃太郎』は桃太郎役でした、女の子なのに（笑）。

――幼少期は、どんな子どもでしたか？

南：
保育園の頃は、毎日のように“行きたくない”って泣き叫んでいました。お母さんは仕事が早かったので、おばあちゃんに保育園まで送っていってもらっていたんです。そのおばあちゃんの家まではお母さんが送っていってくれるんですよ。

――おばあちゃんの家を経由して保育園に通っていたんですか？

南：
そうです。お母さんが好き過ぎて、いや、保育園が嫌だったのかな（笑）。どっちだったのかは覚えていないですけど、毎朝、泣いていました。お母さんの車を追いかけたりしていたらしいです。お母さん、めっちゃ困ったって、今でも言われます。おばあちゃんにも言われますね（笑）。年長になっても、まだ泣いていたみたいで。

――年長くらいになると、保育園にも慣れてくるので、ちょっと珍しいかもしれないですね。

南：
小学1年生になるまで泣いていたみたいです。自分でも覚えているくらいですから、よっぽどだったと思います。お母さんの車を、100mくらいは追いかけてましたから、泣きながら（笑）。

――けっこう寂しがり屋だったんですね。

南：
そうだと思います。今も、家の中で1人でいることって、あんまりないです。自分の部屋よりも、リビングにいることが多いですね。ずっとお父さんとお母さんと話しています。

――南さんくらいの年齢だと、1人の時間を大事にしたい年頃だと思うんですけど、これも珍しいですね。

南：
ずっとリビングに居座ってます（笑）。日付が変わる直前までずっといますから。

――自分の部屋は寝るだけ？

南：
ホント、寝るためだけの部屋です（笑）。

――みんなと一緒にいるのが好きなんですか？

南：
そうかもしれないですね。家族でお話しするのが好きなんです。今日はこんなことがあったよって。

――素敵な家族ですね。ご出身は三重県ですか？

南：
そうです。津市です。

――津はどんな町ですか？

南：
みんなが思っているよりも都会です。“県庁所在地なのに何もない”って言われるんですけど、わりと大きなイオンモールもありますし、いろいろありますよ（笑）。みんなが思っている以上に栄えていて、いい町です。

――生活には困らないぞと。

南：
困らないですよ、全然。津だけで十分暮らせます！

――保育園の頃は、どんなことにハマっていましたか？

南：
『プリキュア』とかかな。私の小さい頃は『ハートキャッチプリキュア！』でした。お遊戯会とかで、『ハートキャッチプリキュア！』をやりました。ピンクの真ん中の子でした。私、お遊戯会はだいたい真ん中の子を演じたがるんですよ（笑）。『桃太郎』もやったんですけど、桃太郎役でした、女の子なのに（笑）。

――その頃から、今に通じる表舞台に立ちたいといった気持ちが強かったんですかね？

南：
それ、絶対あったと思います！　主役とかめっちゃやりたがっていましたから。当時から前に出ることが好きだったんだと思います。主役ばっかりやっていました（笑）。“やりたい！”“誰にもやらせない！”みたいな感じだったと思います。

――本人がやりたいと言っても、なかなか選んでもらえるものでもないですよね。それでも、軒並み主役だったということは、当時から光るものがあったんでしょうね。

南：
人気者だったのかもしれないです（笑）。

――（笑）。人前に出ることに対して、緊張もしなかった？

南：
これがしないんですよ（笑）。