#2i2［ニューイヤーだよ！六本木アイドルフェスティバル ライブレポート］躍動感あふれるパフォーマンスを轟かせた煽りモード全開アクト「全員ブチかませ！」

取材＆文：竹内伸一

白を基調にメンバーカラーをあしらった衣装を身にまとった4人が、ステージにゆっくりと登場。SEがブレイクしたのを合図に激しいダンスをくり広げ、そして挨拶代わりにそれぞれがソロでパフォーマンスを披露。会場からメンバーの名前を呼ぶ声が上がると、十味が“一緒に楽しんでいきましょう！”と絶叫し、「Shutter speed」から#2i2のライブはスタートした。

アップテンポなロックナンバーに乗って、4人は広いステージを目一杯使い、激しいパフォーマンスを展開。その歌声も力強く迫力にあふれており、気合い十分といった印象だった。特に落ちサビで、天羽希純が美しい歌声を、森嶋あんりが情感を込めた熱唱を聴かせた後、4人の声が重なった場面は特筆もので、圧巻の迫力だった。

奥ゆいが“ブチ上がっていきましょう！”と叫び、そのまま「SCAR」へ。ファストなヘヴィチューンでガンガンと会場を焚きつけていく。奥は曲中でも、客席にマイクを向けて歌声を要求するなど、煽りモード全開。“全員ブチかませ！”の絶叫には、会場が激しいダンスで応えた。

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彼女たちはまだまだ止まらない。3曲目もアップテンポな「MONSTER LIVE!!!」を投下。右へ、左へとステージを移動しながら、ここでも激しく歌い踊る。あまりの激しさに、十味が髪に付けていたリボンが落ちてしまうほどだった。もちろん観客も一緒に歌い踊り、会場の一体感がさらに上昇。森嶋が“全員で！”と叫ぶと、“オイ！　オイ！”の大コールが巻き起った。

ラストも激しいロックチューン「せめて月のように」。森嶋がステージ前方で、客席へと乗り出すように前のめりで熱唱すれば、ほかのメンバーはステージを飛び跳ねるように駆け回り、クラップを煽りながら大熱演。ラストは4人で揃えての大絶唱に、これまで以上に激しいダンスを決めてライブを締めくくった。

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間髪入れずに激しいロックナンバーを続けたライブは、迫力があり見応え十分だった。4人も休むことなく広いステージを動き回り、躍動感のあるパフォーマンスを披露。また、1人が2階席を眺めると、ほかのメンバーは、ステージ前方へ、客席上手へ、下手へと4人がそれぞれ異なる方向に視線を送っていたのも印象的。そこには、4人で会場中を巻き込んでライブを盛り上げていきたいというような想いが透けて見え、#2i2のパフォーマンスに対する本気ぶりを物語るシーンだったように思う。

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