高嶺のなでしこ［ニューイヤーだよ！六本木アイドルフェスティバル ライブレポート］とびきりの可愛さを解き放った、多幸感あふれるステージ「もっともっと盛り上がって行きましょう！」

取材＆文：竹内伸一

フロアが暗転し、3拍子の「［overture］We are TAKANE NO NADESHIKO」が流れるとともに、手拍子が巻き起こる。一気に会場のテンションが高まると、高嶺のなでしこがステージに登場した。各メンバーの名前を呼ぶ声が飛び交う中、「美しく生きろ」へと突入し、“声出して行きましょう！”の煽りに乗せられて、ファンからは“オイ！オイ！”の大きなコールが発生。サイリウムも揺れ、9時間を超える＜ニューイヤーだよ！六本木アイドルフェスティバル＞の幕が切って落とされた。

2月にリリースを控えた記念すべきメジャーデビューシングルに収録されるという「美しく生きろ」には、前向きなメッセージが謳われており、彼女たちは、歌詞に込められた想いを真っ直ぐに歌い上げていく。

“ついてこい！”という熱い煽りに導かれた「決戦スピリット」では、歌詞の《Break Out》や《We are》を会場全体が大絶叫し、“高く！”“もっと！”と煽られながら、観客はメンバーとともにジャンプをくり返し、一緒になって手を振り上げる。早くも会場のテンションはマックスとも思える様相となった。

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10人が自己紹介し、東山恵里沙が“名前だけでも覚えて帰ってください！”と呼びかけ、涼海すうが“声が小さい！　もっともっと盛り上がって行きましょう！”と煽ると、次曲のフォーメーションに。すると、何が起こるのかを察した会場から“おお～！”という声が漏れる。それをきっかけにするかのようにキラーチューン「可愛くてごめん」がスタート。10人はタイトルどおり、可愛らし過ぎる笑顔を振りまきながら、楽しそうにパフォーマンスをくり広げる。“一緒に踊って！”の声とともに、観客も踊り出し、会場には大きな一体感が生まれた。

続く「ファンサ」でも会場中が踊り、“もっと！”“L・O・V・E”と大合唱。さらには、拳を振り上げて盛り上がると、ラストはメジャーデビューシングルに収録される「恋を知った世界」を投下。メンバーが歌い出すと会場からは悲鳴にも似た歓声が上がる。そんな声援を受けて、彼女たちもこれまで以上の熱唱で応える。10人の声が重なるとその歌声は力強いものとなり、会場もサイリウムを振り上げながらも、熱い歌声に聴き入っているという雰囲気となった。

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スカートをはためかせながら華麗に踊り、力強く拳を振り上げ、素敵な笑顔を振りまき、真っ直ぐに歌い上げる。10人がステージいっぱいに広がって魅せたパフォーマンスは実に見応えのあるものだった。メジャーデビューも控え、今年はさらなる飛躍を遂げそう……そんな期待を抱かせる充実のライブだった。

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