透色ドロップ［ライブレポート］ファンと特別で幸せな空間を過ごした＜すきいろクリスマス＞

この日のために制作されたオープニングVTRが流れ、雪の妖精を思わせるクリスマス新衣装を着たメンバーが登場し「夜明けカンパネラ Xmas ver」からスタート。天川美空が“すきいろちゃんからアイラブユーを受け取ってください！”と呼びかけ、「ぐるぐるカタツムリ」「キュンと。」とキュートな曲でクリスマス気分を盛り上げていく。

今年加入した才川水綺は初めて迎える＜すきいろクリスマス＞に“加入する前から楽しみにしていたので、この衣装でみなさんにたくさん魔法をかけたいと思います！”と興奮気味。梅野心春は“ファンのみんなが見た目から気合い入っていて、ずっとニコニコしていて楽しいです。ここを選んでくれたからには最高の時間をお届けします”と感謝を伝えた。

＜すきいろクリスマス＞といえば、人気曲がクリスマスバージョンにアレンジされて普段のライブより一層特別な空間になるところが特徴。次のブロックではこの日初めて「教えてよHashtag」がクリスマスバージョンでお披露目された。イントロではジングルベルの目覚まし音やサンタの声まで豪華なアレンジに、ファンも全力の掛け声で盛り上げて熱気を高めていく。

サンタさんにお願いするなら何が欲しい？という質問には、“炊飯器。炊き立てのお米を食べられるように”（佐倉なぎ）、“いちごとデコポン”（瀬川奏音）、“家の近くにサウナが欲しい”（鎌房祐衣）など現実的な回答が多い中、“キャラが欲しい”（見並里穂）というお悩み相談のような展開に客席から笑いも。最終的にはそのままのキャラで落ち着き、“毛糸が欲しい”と可愛い願いに変わった。

次は透色ドロップが初めて送る冬の曲「雪のカケラ」を初披露。切なさを表現した曲の世界観が新衣装と溶け合い、「ユラリソラ Xmas ver.」「自分嫌いな日々にサヨナラを」と3曲続けて披露。繊細な情感で会場を魅了した。

「雪のカケラ」について“4年目にして誕生した冬ソングは歌ってて切ない気持ちになるけど素敵な歌”（瀬川）、“歌っていると情景が浮かぶところが天才だなと思った”（佐倉）と絶賛。今回で3着目になるクリスマスの新衣装の細かな特徴も共有しながら、ライブは後半へ。

メンバーもファンも終始リラックスしながら、パフォーマンスや掛け声は手を抜かないのが透色流。「君色クラゲ」から「ネバーランドじゃない Xmas ver.」までライブの人気曲5曲を歌唱。“来年も一緒に過ごそうね！”と約束して歌のプレゼントをファンに届けた。

“人生で1番心に残るクリスマスだったと思います！”（才川）、“これからも私たち7人頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします！”（見並）。

メンバーは心から感謝を伝え、特別で幸せな空間をともに過ごした＜すきいろクリスマス2023＞が終了。メンバーがステージを去った後、VTRで重大告知が流れ、2024年4月21日に品川ステラボールで単独公演＜花の便りの儚さ＞の開催を発表した。

2023年は新しい出会いから動員数を伸ばした単独公演や史上最大規模の全国ツアー、そして初CDリリースまで激動の1年を駆け抜けた透色ドロップ。勝負の年となる2024年の最初の大一番は、春の品川での単独公演となる。透色ドロップが追求する音楽とパフォーマンスの芸術作品をぜひ会場で一緒に堪能してほしい。