生田絵梨花［イベントレポート］監督からのサプライズに感激「家宝にします！」ディズニー映画『ウィッシュ』公開記念舞台挨拶

映画『ウィッシュ』は、これまでディズニーが描き続けてきた“願い”というテーマを真正面から描く一作。

生田が演じたのはディズニーの新ヒロインで、願い星に選ばれた少女・アーシャ。願いが叶う魔法の王国・ロサスに暮らす彼女は、100歳になる祖父の願いが叶うことを願っていたが、すべての“願い”は魔法を操るマグニフィコ王に支配されているという衝撃の真実を知り、みんなの願いを取り戻したいと立ち上がる。

先日ついに日本公開を迎え、早くもアーシャが巻き起こす奇跡が感動を呼んでいることについて、生田は“いよいよ幕が開いて、たくさんの方から感想をいただけたり、街中から『ウィッシュ』の音楽が聞こえたりするので、みなさんに届いているんだなという実感が湧きました。私も初日に映画館で鑑賞したのですが、同じ空間にいた子どもが「願いの玉」を観て喜んでいたり、高校生のお友達同士で「楽しかったね」と話しているのを聞いて、世代を超えてたくさんの方に楽しんでいただけて本当に嬉しいです！”と喜び、アーシャの良き理解者であり、国民思いのロサス王国の王妃・アマヤ王妃役を務めた檀れいも“公開前から「楽しみ」という声をたくさんいただいていましたが、実際にご覧いただいた方からも「楽曲が素晴らしかった」「立ち上がって拍手したくなった」という嬉しい言葉をたくさんいただきました。みなさんが「もう1回観たい」と言ってくださって、それが何よりも嬉しいです！”と笑顔でコメント。この日集まった観客の中にもすでに6回鑑賞した人もいると知り、驚きながらも喜びの表情を浮かべた。

そんな同作に登場するのが、『白雪姫』に登場する“7人のこびと”からインスピレーションを受けているというアーシャの7人の友達「ティーンズ」。実力派声優陣が声を務めていることでも話題のキャラクターたちだが、その声を担当した大平あひる、蒼井翔太、青野紗穂、落合福嗣、宮里駿、竹達彩奈が、今回、同作のイベントに初登場。

数々の作品を声で彩ってきた彼らにとっても、ディズニー100周年記念作への出演は特別だったそうで、アーシャの大親友でメガネがトレードマークのリーダー的ポジション、ダリア役の大平は“小さいころから映画『白雪姫』が大好きで、特に7人のこびとが白雪姫に歌を歌ってあげるシーンは何度もくり返し観てきました。このキャラクターを演じさせていただくと決まって本当に光栄でしたし、しっかりと7人のこびとから引き継いで、役を全うしようと思いました！　ダリアは、7人のこびとの「先生」をモチーフにしたキャラクターで、こびとたちの中でもみんなを率いる存在なので、今回はダリア役として、ティーンズをまとめあげられるように意識して演じました！”、現実主義で少し皮肉屋なところがあり気難しい顔をしがちなガーボ役の蒼井は“ガーボ君は、ティーンズの中でも感情の激しい子。初めは可愛らしい子だなと思っていたのですが、ちょこちょこ気難しい顔をしたりもします。でも、とてもいい子なので、みなさんにも可愛いなと思って見ていただけたら嬉しいです！”、明るい性格でいつもご機嫌なムードメーカー、ハル役の青野は“（出演が決まって）嬉しかったです！　そして今回演じたティーンズが、7人のこびとの英語名の頭文字を取った役名になっていると聞いて、「なるほど～！　とっても熱いぞ！」と思いました。ハルはムードメーカーなので、テンションを上げて演じました！”、いつも眠そうで、あくびをしているサイモン役の落合は“出演が決まった時、長女に「出世したね！」と言われたので、その言葉が嬉しかったです！（笑）　サイモンは、1人だけ大人で、この中で1人だけ「願い」を王様に差し出しているというキャラクターなのですが、とても心が繊細で、作品を通して心が動いていく役どころなんです。1つひとつのシーン大事にしようと思って演じました”、いつもとぼけた様子で、時折みんながびっくりするような行動を取る、頬が赤く大きな耳がトレードマークのダリオ役の宮里は“最初は「おとぼけってどういうことだろう」とよくわからなかったのですが、収録に挑んでみて、ダリオは突拍子がないこともするけれど、ティーンズの中でとても愛されているキャラクターだと感じました。そんなダリオを演じることができて嬉しかったです！”、シャイだけど、陰でみんなを見守っているバジーマ役の竹達は“普段気の強いキャラクターを演じさせていただく機会が多いので、オーディションの話をいただいた時は驚きました。決まったと聞いた時には本当に嬉しかったです！　バジーマは照れ屋で内気だというイメージはあるのですが、実は表情がとても豊かなキャラクターなんです。いろんな感情を大事に演じられるよう頑張りました！”と、それぞれが喜びを口にした。

そんな同作で特に注目なのが、珠玉のミュージカルナンバー。同作の楽曲はどれも音楽配信サービスの再生数上位を占めているが、中でも“泣いた”という声が大きく、お気に入りの曲NO.1に選ぶ人が多く見られるのが、アーシャ・アマヤ王妃・ティーンズたちが歌う劇中歌「真実を掲げ」。これは、ロサス王国に隠された衝撃の真実を1人知り、みんなの願いを取り戻そうと固く決意したアーシャが、仲間たちにその想いを訴えかけ、ともに立ち上がろうと鼓舞する、新たな一歩を踏み出す人の背中を押すような力強いミュージカルナンバーだ。早くも話題になっている同楽曲の収録を振り返り、“全体を通して1番難しいと悩んだ曲でした。王国の真実を知ってみんなに対して立ち上がろうと引っ張っていくシーンなので、目の前の人にしっかりと伝えよう、届けようと強く思って歌いました”（生田）、“普段歌を歌う時は、柔らかく優しい声で歌うことが多いのですが、この曲はアマヤ王妃の心を表に出すために地声で強く歌いたかったので、私の中ではとてもチャレンジでした。でもアマヤというキャラクターを絶対成功させたいという強い想いで歌いました”（檀）、“アーシャとダリアが2人で歌う部分で、（アーシャ役の生田と）音色やフェイクが揃いすぎないようなバランスを意識して、少し音色を変えて収録に挑みました。アーシャとダリアの息のピッタリさ、2人が一緒に勇気を持って立ち向かっていくという強い気持ちが伝わるシーンになっていると思います”（大平）、“「やってやるぞ！」と自分自身に言い聞かせながら、そして高まる鼓動をなんとか押さえながら現場に向かったのですが、音楽が鳴った瞬間から、どんどん鼓動が大きくなっていくような感覚を味わいながら歌っていたら、気がつくとガーボと同じ動きをしていました！（笑）　小柄な少年というガーボの役どころに合わせ、いつものビブラートは封印して、精一杯演じました”（蒼井）、“ハルになりきって、アーシャを鼓舞できるよう頑張って歌いました！”（青野）、“実は楽譜が読めないのですが、自分なりに練習して現場に向かいました。特に自身満々で歌えたのはコーラス。掛け声は自身があるので、ぜひ注目していただけたら嬉しいです”（宮里）、“ミュージカル楽曲は実は初挑戦で、すごく難しかったのですが、聴き馴染みのある声が入っていたので、安心して収録に挑めました！　バジーマは内気で照れ屋だけどクルクルと表情が変わるキャラクターで、腕を上げて力強く歌うシーンもあるんです。そのバランスを意識しながら歌いました”（竹達）と、それぞれに気合が入った収録の舞台裏を明かした。それを聞いた落合も“歌の入り方が本当に好き。セリフから歌に変わっていくのですが、折り重なって力強さがどんどんプラスになっていく。とにかくよい歌なので、早く聴いてほしいです！”と感銘を受けた様子だった。

白熱したトークがくり広げられたあと、彼らを驚かすサプライズとして、同作を手掛けたクリス・バック監督とファウン・ヴィーラスンソーン監督から日本版声優陣に向けて、スペシャルメッセージが到着。“同作に息を吹き込んでくれた才能あふれるすべての日本版キャストに感謝します。みなさんの命を与えたキャラクターは日本のファンに愛されるでしょう。エリカ、あなたに会って、あなたの歌う「ウィッシュ～この願い～」を聴くことができたことは本当に素晴らしい経験でした。あなたはアーシャそのものです。そして（日本版声優の）みなさんはスターです。この作品の一部になってくれてありがとう！”と熱いコメントが送られ、ファウン監督からは直筆のアーシャのイラストがプレゼントされた。これには生田も、“本当に可愛い！　名前付きでこんなに素敵なイラストをもらえて嬉しいです！　家宝にします！”と感激の様子。会場は一層盛り上がりを見せた。

最後に生田は改めて“何度観ても新たな発見がある作品なので、私ももう1度映画を観に行きたいです。思い出しながら楽しんでいただけたら。家族でも、1人でも、カップルでも楽しめる映画『ウィッシュ』で、ぜひこの冬休みを楽しんでいただけたら嬉しいです！”とメッセージを送り、観客たちと全員で“ウィッシュ　大ヒット！”という掛け声で映画の大ヒットを祝福。

会場内が一体感に包まれる中、イベントは終了した。

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