YuNi×江嶋綾恵梨［インタビュー］次元を超えた絆が紡ぐ孤独と葛藤の人生讃歌「違う道ではあるけど、芯の部分はお互い似ていると思う」「新たな一面も楽しんで聴いていただけたら」YuNi×江嶋綾恵梨インタビュー

撮影：河邉有実莉
編集協力：竹内伸一

好きな曲調が完全一致だったよね（江嶋）

――まずはおふたりの馴れ初めを教えていただけますか？

YuNi：
私が『オールナイトニッポンi』というラジオ番組をやらせていただいていた時に、ゲストで出てもらって（2021年10月）。そこから仲よくなりました。

江嶋：
その日に連絡先を交換したんだっけ？

YuNi：
そう。もう1週間以内くらいでご飯に誘ってくれて（笑）。ラジオの本番が始まる前から、仲よかったよね？

江嶋：
なんでだろうね。“その時に何を話しましたか？”って聞かれても覚えていない（笑）。

YuNi：
他愛もない話しかしていないんですけど、一気に仲よくなって。

江嶋：
それでそのまま楽しく放送もやって。企画なんかもたくさんあって楽しかったんですよ。それで放送中にもどんどん仲よくなって、もう終わったら“ご飯行こう！”みたいな（笑）。

YuNi：
その後、私がYouTubeで配信していた時期があったんですけど、そこにも2～3回くらい出てもらって、一緒にゲームをやったり。プライベートでは、2ヵ月に1回くらいのペースで一緒に温泉に行ってます（笑）。

――一緒に温泉に行くっていうのは、相当仲がいいですね。

YuNi：
別々に行ったのに、温泉でたまたま会ったこともあったよね（笑）。

江嶋：
そうそう。でも、ホントたまたま。

YuNi：
たまたまよく行く温泉が一緒だった（笑）。

――いきなり親密な関係になったおふたりが、今回一緒に作品を作ることになったのはどういう経緯だったのでしょうか？

江嶋：
ファンの人からはずっと“もう歌はやらないの？”って言われていたんです。でも自分としては、アイドル活動終了を境に区切りをつけていたから、“いや、歌はもうやらないんだよね”って答えていたんです。でも、自分の周りにも音楽をやっている人がたくさんいて、そういう人たちと話をしたりとか、YuNiちゃんと温泉でそんな話をしたこともあって（笑）。そうしているうちに1年経って、もう1回歌をやってみようかなって思うようになったんです。それで、最初にYuNiちゃんに相談して、“YouTubeとかで一緒にカバーとかできたらいいな”って話をふわっとしたんです。

YuNi：
私が「歌ってみた」を投稿しているので、“一緒に「歌ってみた」をやらない？”って声をかけてくれたんです。それで“もちろんだよ！”って。事務所に“えじちゃんと一緒に「歌ってみた」をやりたい”って話をしたら、“じゃあ、オリジナルソングを2人で作っちゃえば？”って言われて、すぐに“オリジナルソングを作っていいって言ってもらえた”って連絡しました（笑）。

江嶋：
“えっ!?”って驚きました（笑）。

YuNi：
そこからトントントンって感じで決まっていきましたね。

――楽曲の方向性は、最初からイメージがあったんですか？

YuNi：
そのタイミングで、お互いどういう曲が好きかみたいな話をしたんです。ストリングスを使っていてマイナーキーの曲調が好きっていう話で意見が一致したんですよ。

江嶋：
“だよね！”って、完全一致だったよね（笑）。

YuNi：
それで曲調はその方向でいこうってことになって、すぐに決まりました。ストリングス系でマイナーキーを得意とする作曲家はSakuさんだってことで、“こういう作曲家さんがいるんだけど？”って提案したら、“すごくいい！”ってことで、すぐにSakuさんに声をかけさせてもらいました。

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