堀内まり菜、関根優那、浅井七海、杏ジュリア［インタビュー］完全オリジナルストーリーのミュージカルで魅せる『ラブライブ！』の世界「楽しい青春の時間を一緒に過ごせたら」＜スクールアイドルミュージカル＞キャスト（堀内まり菜、関根優那、浅井七海、杏ジュリア）インタビュー

編集協力：井手朋子

全力で突き進むパワーやエネルギーが、結果キラキラ感として出ているんじゃないかな（浅井）

――2022年冬、2023年夏に続く3回目の上演となりますが、改めてそれぞれの役の紹介をお願いします。

堀内：
私の演じる椿ルリカちゃんは、椿咲花女子高校の理事長の娘で、どんなことにも真摯に打ち込む努力家。勉強を頑張る一方で密かに応援しているアイドルがいて、そのアイドルと出会うことによってどんどん前に突き進んでいくんですけど、好きなものに対するキラキラした気持ちや真っ直ぐな想いに溢れた女の子です。私ももともとアイドルが好きでこの世界に入ったので、ルリカちゃんの行動に共感できる部分がたくさんあって、突き進むパワーを大事に演じたいと思っています。

関根：
私が演じる滝沢アンズちゃんは、歌と踊りが大好きな滝桜女学院の理事長の娘。芸能コースアイドル部でセンターを務めているんですけど、いろいろな葛藤もあって。そこから話が進んでいくので、周りの方々からどう影響されて成長していくのかという部分を、みなさんにわかりやすく届けられたらと思っています。

浅井：
私はルリカちゃんと同じ椿咲花女子に通う、幼馴染の皇ユズハを演じています。やりたいことを表立って言わず、周りに合わせることが多いんですけど、内に秘めた想いはしっかりあるタイプです。作品の中でも感情の揺れ動きが大きい部分があるので、その辺りの細かい部分までユズハちゃんのよさを届けられるように頑張りたいなと思っています。

杏：
私が演じる北条ユキノちゃんは椿咲花女子高校の1年生で、いつも先輩方と一緒にくっついているんですけど、中でも特にルリカ先輩のことが大好きで、少しでも先輩の力になれたらいいなと思っている真っ直ぐな女の子。見た目はおっとりしているけれど、突っ走る時は不安定で変わった行動をしちゃうような可愛らしい子です。

――同作はラブライブ！シリーズのミュージカルですが、みなさん、もともとラブライブ！シリーズのゲームやアニメには触れていましたか？

杏：
小学6年生の時、周りに『スクフェス』（スマホゲーム『スクールアイドルフェスティバル』の略称）をやっている子が多くて、その影響で『スクフェス』を小6の時に始めました。今でもアプリを入れて自分のペースでやっています。

浅井：
私はけっこう最近ハマりまして。初演の1、2年ぐらい前に、テレビでROLANDさんが『ラブライブ！』のグッズを買いに行くという企画をやっていて、それを観た時に“ROLANDさんもハマる『ラブライブ！』ってなんだろう“ってすごく気になって。中学校の時に『ラブライブ！』が好きな男の子がいたので知ってはいたんですけど、私自身はそこからどっぷりハマってしまって、ゲームもやるしアニメも全部観るし、グッズも集めたり本当に大好きになりました。

堀内：
私は高校生の時にμ's（ミューズ）さんを観てハマり、東京ドームのファイナルライブにも行きました。自分もアイドル活動をしていたこともあり、目の前でμ'sさんのパフォーマンスを観て、同じ表現者として“夢を体現するってこういうことか！”と感じて。『ラブライブ！』の持つパワーってすごいと改めて思ったし、パフォーマンスもすごく勉強させていただきました。『ラブライブ！サンシャイン!!』のアニメの中で、（高海）千歌ちゃんが“輝くって楽しむこと”って言うセリフがとても刺さって、今でも“私も頑張ろう”って背中を押してもらってパワーの源になっています。

関根：
私も『ラブライブ！』のアニメは観ていて、ストーリーは知っているのに何回観ても号泣して（笑）。基本的にアニメをループして観ているんですけど、物語自体が感動するので、泣くために観て、癒されるために観てをくり返しています（笑）。推しは東條希ちゃん、矢澤にこちゃん、桜内梨子ちゃんで、『ラブライブ！スーパースター!!』でもクゥクゥちゃん（唐可可）が可愛くて大好きで。『スクフェス』で、私たちの＜スクールアイドルミュージカル＞の曲が配信されてからは、より嬉しい気分でみんなの声を聴きながらプレイしたり、そういう楽しみ方もできるようになりました。

――ミュージカルのオファーが来た時、すごく嬉しかったんじゃないですか？

堀内：
いや〜、本当に！　まずラブライブ！シリーズ初のミュージカルということをオーディションの案内で知った時に、“え！　すごい！”と思って、いちファンとして観に行きたいぐらいの気持ちだったので、まさか出る側として選んでいただけるなんて本当に光栄でした。でもキラキラしたあの世界を表現して伝えるのってすごく難しいことだと思っていて。初演の時はみんな手探りの状態から始めて、そこからどんどんアップデートしてあっという間に3回目になりました。

――そのキラキラ感ってどうやって出していますか？

浅井：
私はラブライブ！シリーズのアニメをめちゃくちゃ参考にしています。ミュージカルにも共通しているんですけど、やりたいという想い、気持ちが真っ直ぐに出ている作品なので、その気持ちを全力でぶつける。全力で突き進むパワーやエネルギーが、結果キラキラ感として出ているんじゃないかなって。やっぱり夢を持っている人って輝くじゃないですか。まさに＜スクールアイドルミュージカル＞もそうなんじゃないかなと思います。

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