エビ中［ライブレポート］バンド＆オーケストラとともに極上のエンタメステージを魅せた新企画ライブ＜オケラディスコ＞

場内が暗転するとステージ上に設置されたブースにDJが登場。エビ中お馴染みのovertureをこのコンサートのためにリアレンジしたスペシャルバージョンでドロップ。レーザーライトが会場を巡り、6面のLEDが会場を彩り、観客のクラップを煽る。

ファミリーもそれに応えて会場にクラップ音が響くとメンバーが登場し、オーケストラの壮大な音楽で「ポンパラ ペコルナ パピヨッタ」がスタート。懐かしいナンバーの新たなアレンジにファミリーが圧倒されていると、「参枚目のタフガキ」「でかどんでん」をエネルギッシュに披露した。

自己紹介を挟み、桜木の“エビ中の楽曲が、このオケラディスコによってどんな風に変わっているのか、みなさん私たちと一緒に自由に楽しんでいきましょうー！”の合図で「歌え！踊れ！エビーダダ！」をアクト。オーケストラとバンドの融合により、いつもより華やかでパワフルにパフォーマンスすると、ミラーボールが煌びやかにメンバーのキレキレのダンスを照らしながら「中人DANCE MUSIC」へ。優雅な音色で「PLAYBACK」を届けると、力強いバンドと柔らかなオーケストラが溶け合い、最新曲「Summer Glitter」を歌唱。

仲村が“まだまだこの贅沢な環境でのパフォーマンスを楽しみたいと思います”と語り、6面のLEDが華やかに彩る中、「ジブンアップデート」「シンガロン・シンガソン」とアップテンポな曲でファミリーを魅了。オーケストラがメンバーの歌声の魅力を引き立てた「日進月歩」「宇宙は砂時計」を経て、「星の数え方」ではメンバーの透き通ったボーカルが会場に響き渡る。幻想的な空間の中で、メンバーは「まっすぐ」を伸びやかに歌い上げた。

星名が“この空間も2公演目にして私たちも慣れてきて、すごく居心地のいい空間になっていて、これがもう少しで終わってしまうと思うと、すごく寂しい気持ちになりますね”としみじみ語った。

中山が“ここからは、また盛り上がっていきましょう！”と気合を入れると、DJブースに安本が登場し、Daft Punkカバー曲「One More Time」へ。メンバーが曲に合わせて自由に踊り出すと、ファミリーもノリノリで身体を揺らし、会場はまさにエビ中ディスコ一色となった。

星名の指揮に合わせてオーケストラの演奏が始まると、エビ中の人気ナンバー「ハイタテキ！」をアッパーにパフォーマンス。そのまま「感情電車」「なないろ」とエモーショナルに披露し、感動的なフィナーレを飾った。

安本が“オケラディスコ、今日で本当に終わってしまうんですが、私たちも初めてのチャレンジで、ちゅうおんとはまた違うライブにしたいなということで、始まったこの企画ですが、みなさん何となく踊って楽しめましたか？　踊りが好きな（桜木）心菜は存分に踊れましたか？”という問いに、桜木は“いやもう～、一生分踊りました！”と自信満々に答えると、会場は笑い声で包まれた。

星名が“これからもエビ中はどんどん新しいことに挑戦していきます！　これからもエビ中の応援よろしくお願いします！”と挑戦を続けていくことを誓って、初めての＜オケラディスコ2023＞を締めくくった。

また、ライブ直後には公式Xにて『エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえんin 山中湖2023』の映像商品を、2023年12月20日（水）に発売することをメンバーコメント動画とともに発表。2013年夏、“遠足”をテーマにした野外コンサートとしてスタートし、エビ中の夏の恒例行事としてすっかり定着した＜ファミえん＞。2023年は、10人体制で2日間にわたって初開催。映像商品には、1日目は夕方から夜にかけて、2日目は昼間と、両日異なるシチュエーションで実施された同公演の模様を2日間ともに収録。詳細は特設サイトにて。