【Pop'n'Roll限定企画】ゆるめるモ！、9/9 Zepp Shinjukuでのツアーファイナルに“居場所がない人”5組10名をご招待！［プロデューサー・田家大知インタビューあり］

どんな人でも生きてるだけで輝いてるじゃないですか。めっちゃすごいなあと

ーーそんな中、10周年を迎えた年に、通算5枚目で現体制になっては初のフルアルバム『GOLDEN YOU』が出ました。またこれまでとは違った、新しいサウンドや曲調に挑戦されてますね。

田家：
挑戦するって苦しいことですが、やはり常に挑戦をしていかないといけないと思っているので。ずっと同じことをするのではなく、時代にもチューニングしていかないといけないと思ってます。

ーー『GOLDEN YOU』というタイトルはどこから？

田家：
いろいろな要素が組み合わさって辿り着いたのですが、10周年だし金色はめでたいなとか、キラキラしたサウンドが多いとか、そんなところからですね。で、プリンスのアルバム『The Gold Experience』に結びつき、サウンドもファンキーなものが多かったので、これしかないぞと。たまたま発売日の6月7日もプリンスの誕生日で、すごい縁だなと（笑）。

ーー文法的には“GOLDEN YOU”って珍しいですよね。英語圏の人の感覚だと“You're golden”となりそうですが。

田家：
その珍しさは意識しました。“GOLDEN YOU”という使い方は検索しても出てこなかったし、よりGOLDENがYOUにかかって“金色の君！”って感じも出るかなと。あと、なんか“ゴールデンユー”って単純に響きがよくないですか（笑）。

ーーゴールデン感はありますね（笑）。アルバムを通じてのメッセージにはどういう想いがありましたか？

田家：
そのままですね。君はいつでもそのままで金色だという。本当にこれは心の底から強烈に思うのですが、どんな人でも生きてるだけでキラキラピカピカに輝いてるじゃないですか。めっちゃすごいなあと。他人にはわからない困難を日々乗り越えたり、それぞれの唯一無二の個性があって、それはほかの誰にも絶対に真似できないし、出せない。みんながみんな歴史上の人物で、自伝も書けるし、興味深いドラマが詰まっていて歌や映画にもできるし。でも、それってなかなか自分じゃ気づかないというか、自覚できないし、それならゆるめるモ！が伝えなくてはいけないんじゃないかなと。君は絶対に金色だ。誰がなんと言おうと輝いているんだよと。そんな想いをギュギュギュッとこれでもかと金色のゴールデンパインの濃縮果汁にして詰め込んでます。

ーー確かに濃いです（笑）。17曲ですもんね。

田家：
はい、ちょっと詰め込みすぎかもしれませんが、そこは気合いを感じていただければ（笑）。

ーー感じました（笑）。寄り添うメッセージの乱れ打ちという感じで、元気が出ますよね。

田家：
ありがとうございます（笑）。特に刺さった曲はありましたか？

ーー「弱者大宴会」がグッときましたね。自分が弱者だなと感じることが多いもので。

田家：
グッときますよね。聴いていただき嬉しいです。