鳴海唯［インタビュー］初めての写真集で包み隠さず見せたありのままの姿「後にも先にもこんなに笑ってはしゃいでる姿は見られないと思う」鳴海唯『1st写真集 Sugarless』インタビュー

編集協力：村田誠二

まさか自分の夢がこんなに早く実現できるとは

ーー写真集のオファーが来た時、率直にどう思いましたか？

鳴海：
写真集を出すことは、俳優の仕事を始めた頃からいつかはやりたいと思っていた目標の1つだったので声をかけていただいた時は、本当にびっくりして、“まさか自分が出せるのか？　出していいのか？”と思いつつも嬉しい気持ちでいっぱいでした。この仕事を始めて5年くらいですけど、まさか自分の夢がこんなに早く実現できるとはって、今でも夢心地です。

ーー8月17日（木）に発売となりますが、写真集が書店に並ぶなんて……。

鳴海：
まだ実感わかないですね。今日、出来上がった写真集も初めて見たんですよ（取材は8月上旬に実施）。

ーー写真集に写っているのは、全部鳴海さんですよ（笑）。

鳴海：
ハハハ！　そうですよね！　ホントにそうなんですけど、他人？みたいな気持ちもあって（笑）、写真集を出した実感なんてするのかな？って。でも、ファンの方に届いて初めて実感するのかな。こうやって鳴海唯として1つの作品を残したことって、今まで1回もなくて、ファンの方にとってもこういう機会は初めてになるので、そういう意味では、この写真集はファンの方への恩返しになるんじゃないかなって思いますね。

ーー今回カメラマンを務められた川島小鳥さんは、鳴海さんがずっと大好きな方だったそうですね。

鳴海：
そうなんです。だから今回は私からのラブコールで、私が“小鳥さんと一緒にやりたいです”ってお願いしました。もともと写真が大好きなので、カメラマンさんも大好きな方がたくさんいるんですけど、中でも大好き、かつ1度もお仕事をしたことがなかったのが小鳥さんだったんです。本当に1回でいいから、あの大好きな小鳥さんのユーモア溢れる世界観に入ってみたいし、私の1st写真集で一緒にできたら絶対にいいものになるなと思って、ダメもとで“川島小鳥さん、ご相談できないですか？”ってお願いして（笑）。わがままを言って叶えていただいて本当に感謝してます。

ーーOKが出た時は、もう……。

鳴海：
っしゃーーーーーー！！！　サイコーー！！！って感じでした（笑）。本当に大好きなので、夢みたいですね。

ーー撮影で初めて川島さんとお会いして、“川島小鳥さんってこうやって撮影していくんだ”って思ったことはありましたか？

鳴海：
やっぱり多くは語らずという方なんですけど、たまにポージングで“こうしてみて”って言ってくださると、“これ、小鳥さんっぽい！”っていう感動がありましたね。

ーー見たことあるやつ！みたいな。

鳴海：
そうそう。だけど、基本的には私がふざけている姿を、1歩引いて静かにカシャッっと撮ってくださいました（笑）。

ーー今回は、おちゃらけたカットがたくさんあって（笑）。

鳴海：
ホントにそうなんですよ。基本、ふざけてる人間なんで。

ーーおちゃらけている鳴海さんに川島さんの写真がぴったりだなと思いました。

鳴海：
あ～嬉しいです。ホントにそうなんですよ。私、“素でいていいよ”って言われると、ここまでちょけて（ふざけて）しまうんですよ（笑）。

ーーでも、笑顔がいっぱいで。

鳴海：
ここまでちょけていいって言われることもないし、こんなに笑ってる姿を世に出したことがないので、そういう意味では貴重な1冊になったと思います。

ーー鳴海さんには清純派のイメージを持っていたんですけど、こんなにちょけるんだって思って、そこは少し意外でした。

鳴海：
（小声で）イメージが壊れたらどうしよう（笑）。

ーー（笑）。でも、すごく親しみを感じました。

鳴海：
今、言ってくださったように、清純派みたいに言っていただくことが多いんですけど、実はこんな一面もありますっていう、自分の人となりが伝わるような写真集になっていたらいいなって思いますね。

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